2014.07.18

米国のFAAはウクライナ上空を飛行しないように通告していたが、マレーシア機は無視して飛行

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 ウクライナ東部、ドネツクの近くでマレーシア航空のMH 17が撃墜されたようだが、なぜウクライナの上空を飛行していたのかという疑問を投げかけている人もいる。言うまでもなくウクライナでは戦闘が続いているわけで、危険な場所。アメリカのFAA(連邦航空局)は同国の飛行関係者に対し、この空域での飛行禁止を通告しているようだ。

 マレーシア航空機もそうした事情を知っていただろうが、ひとつの可能性として、飛行高度が3万3000フィート(約1万メートル)と高いため、大丈夫だと判断していたということが考えられる。キエフ側と戦っている住民側の戦闘集団が保有している携帯用の防空システムは5000フィートから1万フィート(1500から3000メートル)が限界だからだ。そこでブーク防空システムが使われたという説が出てくるのだが、そうなると16日にドネツクの周辺へこれを配備したキエフ側が怪しいと言うことになる。

 ちなみに、9K37ブークは高度1万5000から2万2000メートル以内の航空機を追跡できる。9K33オサーは有効射高が最大で5000メートルのようで、今回のケースでは排除してよさそうだ。

 1988年7月に米海軍のイージス艦「ビンセンス」がイラン航空655便をミサイルで撃墜した事件を思い出した人もいるようだ。この時、655便は通常の航路を飛行していた。この撃墜はアメリカ側のミスだったのだろうが、そうしたミスで民間機を撃墜することはありえるということでもある。この撃墜で日本を含む「西側」のメディアはアメリカに対してきわめて寛容だった。

 ただ、今回のケースは故意だった可能性も小さくない。前回も書いたように、MH 17とほぼ同じルートを40分弱の差でウラジミール・プーチン露大統領を乗せた航空機が飛行していたようで、民間機は飛行していないという思い込んでいた人たちがモスクワへ戻る途中のプーチンを乗せた航空機と間違えて撃墜したのではないか、ということだ。





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最終更新日  2014.07.18 13:45:13