2015.11.13

CIAがシリアの反政府軍へ提供した携帯型の防空システムでロシアの旅客機が撃墜されたという噂

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 アメリカの情報機関、CIAがシリアの「穏健派反政府軍」に携帯型の防空システム、MANPADを供給したとフランスで報じられている。トヨタ製小型トラック「ハイラックス」もそうだが、アメリカが「穏健派」に渡した物資はアル・カイダ系のアル・ヌスラやIS(ISIS、ISIL、ダーイシュなどとも表記)の手に渡ることになっている。

 そもそも穏健派などは存在しない。2012年8月にアメリカ軍の情報機関、DIAが作成した文書によると、反シリア政府軍はサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQI。DIAによると、このAQIはシリアで活動するときにはアル・ヌスラと名乗る。つまり、AQIとアル・ヌスラは同じ組織。

 西側では「穏健派」とされているFSAは弱体で存在感がない。しかも、そのFSAに所属している戦闘員の約10%はアル・ヌスラだとFSAの幹部、アブデル・ジャバール・アル・オカイディは語っている。最近はロシア軍に協力、アル・ヌスラやISに関する情報を提供しているようだ。アメリカ政府は誰を「穏健派」と呼んでいるのか、ますますわからなくなる。

 それはともかく、MANPADは航空機を撃墜する兵器であり、そのターゲットがアル・ヌスラやISでないことは明白であり、こうした武装勢力の手に渡ることは間違いない。つまり、CIAはアル・ヌスラやISにシリアやロシアの戦闘機を攻撃させようとしたと見られても仕方がない。ロシアと戦争になってもおかしくないことを行っているとも言える。

 実は、このMANPADがシナイ半島でロシアの旅客機、コガリマビア9268便を撃墜したのではないかと推測している人がいる。十分にありえる話だ。





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最終更新日  2015.11.14 03:52:52