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原材料表記について・・・。
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今回は分かりやすく原材料表記についてご説明いたしますね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【原材料表記】 裏のラベルに表記されている「原材料」の蘭の見方ですが、 何気なく書かれているこの内容や順番も実は決まっているのです! 順番は「食品添加物」以外の原材料が占める使用重量の多い順番 から先に書かれています。 そしてその表記の仕方も、「一般的に 分かりやすい(誰が見ても分かる)表記・名称」で無ければなりません。 ただし、原材料が2種類以上の複合原材料で製造する場合は、 その各原材料にカッコをつけて占める割合の多いものから順に 表記します。 でもこの場合原材料に占める割合が5%未満の場合、または複合 原材料の名称からその原材料が明らかに分かる時は、記載を 省略できるのです。(加工食品品質表示基準 第4条)
上記に「食品添加物以外」とありますが、使用した食品添加物の表記は 原材料の最後に表記する事になっているのです。ですので簡単に言うと 添加物がいくら多くとも最後に表記されるのです。 (決して少ないから最後と言う訳ではないのです) まあ、添加物が主要原材料よりも多いなんて事はあまり無いと思うのですが・・(笑) 複数の食品添加物が使用されている場合は、上記と同じく多いものから 順番に表記します。 食品添加物は「原則的に」全て表記するのですが、「原則的に」とありますので やはり表記されない物もあります。 それは「加工助剤」「キャリーオーバー」「栄養強化目的の添加物」です。 「加工助剤」とは加工する段階で加える添加物で、製品になった際それが 残らず成分が消えてしまう物、その成分が有意に増えない物、残りがわずかで その食品になんら影響を及ぼさない物などです。 例えばゼリーを製造する際に使用するアルコールや、缶詰を製造する際に 皮等を溶かす薬剤等。 ゼリーを製造する際、充填する時に泡や気泡が 出来ます。そのまま製品として完成させると品質劣化や見た目が汚い事から 軽くアルコールスプレーを掛けてその泡を消します。 ですが、製品完成時 にはこのアルコール成分が残る事は無いので表記しないのです。 缶詰(例えば蜜柑)を製造する場合も、蜜柑のあの薄い内側をアルカリ性 もしくは酸性の溶液で溶かします。(想像すると怖い・・) その溶液も じゅ~~~ぶんに洗浄してから製造するので、加工助剤となるのです。 キャリーオーバーとは最終食品での持越量が効果を発揮する量より 明らかに少ない場合の物です。 例えばおせんべいの表面に塗られた醤油の中の保存料(安息香酸)等です。 そして栄養強化の為の添加物とは、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類を 栄養強化の目的で添加する場合は表示が免除されます。ただし栄養強化 目的以外に使用した場合は表記が必要。
そして、主要原材料・添加物を表記した最後に、その原材料にアレルギー を起こしやすい特定5品目の特定原材料を含んでいるかを表記します。 例えば 「原材料の一部に小麦を含む」などです。 この表記もよく見ますよね。 現在指定されているのは 「卵」「乳」「小麦」「そば」「落花生」です。 その他表示が勧められているものは 「あわび」「イカ」「いくら」「エビ」「オレンジ」「かに」「キウイ」「牛肉」「くるみ」 「さけ」「さば」「大豆」「鶏肉」「豚肉」「まつたけ」「桃」「山芋」「りんご」「ゼラチン」 です。随分沢山ありますが、上記は表示が勧められているものです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その他も一括できる名称での表示や、簡略で表示するなど、ご説明したい事 は沢山あるのですが、あまりにも長くややこしくなってしまうので、今日はこの辺で・・。
これでも随分と長くややこしくなってしまいましたね。 上記簡略や一括表示の件も、興味のある方はおっしゃって下さいね。。
あぁ~~、少し疲れました。(笑)
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Last updated
June 8, 2008 11:13:58 AM
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