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confuoco Dalnara

borders, crash, here and there

borderは容易に作られる。
自分の体の輪郭(border)から外は全てanother country、と言うことも出来るかもしれないけれど...
最近観た『ミュンヘン』『クラッシュ』『送還日記』...
共通している、と思えるのは、
ふとしたことで剥き出しになるのは
それぞれのborder、あちら側とこちら側という感覚。

人間の体が固体である以上
border感覚は避けられないのかも...液体だったらまた違うかもしれない。
精神は固体ではないはずなのだけれど(液体でもないからか)...

『送還日記』は送還バスの窓が開かないつくり、らしい...のが気になった。
直接的な被害者と加害者の関係ではないにせよ...、
被害国の国民と加害国の国民が対峙する時
それぞれの国で共有している歴史的事件の解釈と情緒を露にしてしまうのは
同じ民族同士でも避けがたいことなのかもしれない...

それは『ミュンヘン』も同じこと。
そして『クラッシュ』でぶつかりあっているのは
Do The Right Thing
の時より複雑に広がった多民族。
軸にあるのは
白人対黒人
権力を持つ白人、富裕な黒人。
underdogな白人とgangstaな黒人。
そしてアラブ系、ヒスパニック系、アジア系が絡まってくる。

the blacksも一枚岩の価値観を形成しているわけではなく、
Ghettoから抜け出したものは
白人の抱くstereotypeな黒人像に(表面的には)雷同していたりもする。

そこで印象的だったセリフは
"Look at me...You embarass me... You embarass yourself..."
the blacksの一員でありながらこちら側に寄り添うことを避け
あちら側(白人側)に阿るとまでは言わないが
自分の言葉のようにあちら側の価値観を話す。
そんな窮屈な状況は日本にいる外国人なら経験したことがあるかもしれない。
公正に見せようとして、あるいはもう少しだけ居心地をよくしようとして
こちら側をつよく愛し、つよく弁護する代わりに
あちら側(日本人側)の価値観に理解を見せたり...。
「外国は故郷にならなかったけれど、故郷は外国になってしまった」のなら、なおさら...
Marlene & Leni

Hollywoodのアジア観はまだまだ...
Kim LeeのKimが姓でLeeが名だったらオカシイ、DarlingをKim Leeと呼ぶはずもない。
韓国語の歌が流れていた、City of Angel(s)?
L.A.は天使の街だから...そしてアジア系にとって
若い(=遅れて来た)移民たちにとってAmerican dreamはまだ実現可能なもののようだ。

人種差別は心の中にも外にもあるリアルなことだから、こんなふうに映画にするのは賛成...。


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