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confuoco Dalnara

After 6 years...

’IMF’から6年。
今日は李誠宰氏ならぬ(先日観た『ほえる犬は噛まない』主演)李憲宰氏の講演会へ行った。
(李政宰氏主演『ラスト・プレゼント』も今年観た...)

どうして行くの?ときかれて...
’IMF’、アジア経済危機の時ウォンが暴落して
日本に留学していた友人たちは急遽韓国に帰ることになったんだ、
その時の状況や韓国経済についてもっと知りたくなって
Paul Krugmanの本を読んだりシンポジウムに行っていた。
シンポジウムは、欧米サイドの話、IMF側の話が中心だったので
金融改革を実際に指揮した元韓国財政経済大臣・李憲宰氏の話を聞きたかった。

痛みを伴った改革の話に耳を傾けた。
そして今も
paradigm shiftの定着をめざした改革が進行していることを強く意識した。
もう危惧ではなくなった。
身近に聞く話、たとえば不景気や就職難などの話が
先の全く見えないものではなく、改革の側面のひとつであるとも認識できた気がするから。

構造改革が主題だったので
不良債権処理や金融業界再編中心に語られ、産業全体や雇用問題については特に詳細について言及されなかった。
質問も経済学の先生方の専門的なものが多かった。
’IMF’があったからこそ、資本主義がより自由化され
その結果多くのベンチャー企業が生まれ
ブロードバンドが発達し、さまざまなIT技術が開発され
映画や音楽などの産業も開花してきたのではないかと思ったのだが...。
発展の萌芽と経済危機。
時期的にはちょうど一致したかもしれないが
その発展に寄与したのは韓国人の精神もあったかも、とも思う。
IMFパーマ、IMFスーツ、IMF定食、IMF歌謡(オムニバス・テープ)etc....。
悲愴感もあったろうに、それを払拭するようなネーミング。
IMF、ど~んと来い!構造改革もやったろうじゃん!みたいなラテン気質で
商品を’IMF’で彩って安さと時代性をアピールしていた。

景気を描写する言葉は
日銀の表現では
拡大、回復、強含み、足踏み、横ばい、減速、弱含み、低迷、調整局面
に区別されるそう。
元財経相の話を聞きながら(韓国は今足踏み状態かな...)と考えていた。
でも、ぺルマンIMFアジア太平洋局副局長によると(11月18日)
「韓国経済は回復段階にある」そうだ。

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