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confuoco Dalnara

miscellanea

銹絵の色の出方が
青に茶色が影のようによりそった二色遣いで、
灰味がかったエクリュの地の色に合って
温かみとクールさを兼ね備えているので見惚れてしまった。

心に留まった作品は仁清作だったか。御室仁和寺の門前に窯のあった清右衛門だから仁清...と。
藤豆のかたちを模した、ゆるいS字型の香合が
端正な姿で印象に残る。

香合を見て歩くのも楽しいが
この小さな容を見ていると手を動かしてみたくもなる。

mirage
布の門が蜃気楼のように浮かんでいる。
水に映した姿のように
門は空中の水面から上下verticalに伸びている。

この門はくぐることができないけれど...
Suh Do-Hoの2001年の作品、
'348 West 22nd St., Apt A, New York, NY 10011'
薄紅の布の家は中に入ることが出来る。
1999年の'Seoul Home'は
今回の門のように天井から吊り下げられ、頭上に影を落として
距離がある。

なんとなく'a feeling of being neither here nor there'、
蜃気楼のような気分の作品。
淡い薄絹の質感と、縫い重ねられた布が作るグラデーションが
ポジャギを想起させもする。

「建築の20世紀展 」("At the End of the Century : One Hundred Years of Architecture")で
コンペに勝たなかった設計は
現実の建築物とはなりえず、
すぐに忘れ去られる空間的な儚さがあると思ったのだが
砂上の楼閣、蜃気楼、そして幻のようなこの布の門は
空間的な儚さというよりは追憶のようなものも感じられる。
Suh Do-Hoにとっては
幼い時代も当時住んでいた家も、遠く儚いのだろう、but it's 'Home'...。


Satyr from Sicily
Dionysusの従者、森の精。
踊る表情は忘我の境地とは距離があるようにも見えた。Dionysusが近くにいなかったから?
脹脛の筋肉は躍動を物語っている。表慶館「踊るサテュロス展」で。
正面の顔がちょっと風神雷神みたい...。

Dionysos:
Sei klug, Ariadne! ...
Du hast kleine Ohren, du hast meine Ohren:
steck ein kluges Wort hinein! ?
Muss man sich nicht erst hassen, wenn man sich lieben soll?...
Ich bin dein Labyrinth ...
excerpt from Dionysus-Dithyramben(Friedrich Nietzsche, 1888)


Berlin: Blaue Stunde
Leica Digiluxで撮影された黄昏時のベルリン。

水底でゆらいでいるような
光がにじんでいるような写真に瞠目。

Maurice Utrilloの絵のように
絵筆のようなタッチが生まれているのがとても不思議だった、Shellhausの写真。

RLphoto

Alfred HitchcockやSimone Signoret、Maria Callasも撮っている人だった、知らなかった...。
Lebeckの写真を心に留めた。


dormant orient
牧渓の猿みたいな相貌で
画面の中央に浮かんでいる。

owens

Laura Owensは牧渓を見たのだろうか。

犬の前に骸骨が2つある構図、
禅画で見たような気もする...。

動物が愛らしく登場する絵だが
どこか東洋的な匂いがする。



x-section, The Creation
Guido Mocaficoが自然界を撮影した写真展、The Creation。
海月が水に透けた写真に足をとめる。
以前くらげ展でさまざまなくらげを見たけれど、
写真で見るのも静けさが伝わって...。(ENOSHIMA)

雪氷の断面は
アイスクリームを銀の匙ですくっても得られないような...
風の足跡、その断面のuntrodで孤高な造詣は
nobleな感じさえしてため息がこぼれる。(DISKO BAY, Greenland)


Watching Words Move
は、「言葉の意味の通りに文字を配置し、それぞれの意味を表現する」そうで
floorの文字は地を這う壁の下のほうに書かれている。
7は'SE7EN'でなく'7EVEN'と。
1種類のフォントと級数だけをつかって書いたtypographyはstoicな感がある。

and Logomotion♪
有名なあのロゴも
Chermayeff & Geismarの作品だったんだ、と
Logoがformationしていくanimationをずっと見ていた。
色遣いがMiffyみたいで
どこか絵本になりそうな風情がある。

今年のはじめまでN.Y.でも展示があったようだ。

広重と北斎
江戸の日本橋で北斎と広重展。
短冊という細長い空間に
月暦を盛り込んだ広重の構図のたしかさに感動。
諸国の名産を描いた型録のデザインにも魅かれる。

瀟湘八景にならった風景画は
やまとなやさしさがあってよかった。
瀟湘八景は五島美術館で見た気がするのだけれど...
(山市靜嵐・煙寺晩鐘・漁村落照・遠浦帰帆・瀟湘夜雨・洞庭秋月・平沙落雁・江天暮雪の八つの景観を北宋時代の宋迪が選んだのが瀟湘八景)

北斎も広重も何度か見たけれど、
今回初公開という原コレクションで肉筆画も見ることが出来、
広重のほうにやや惹かれていることをはっきり意識したよい機会だった。
北斎 冨獄三十六景、諸国名橋奇覧
広重 東海道五拾三次、義経一代記

広重の絵を模写したゴッホの作品の写真も並んでいて
ゴッホ展の記憶も甦る。


Echoes Infinity
踏みしだかれる花のうえに
また花を描いていくproject。
中空には白っぽいorgandieが張られていて
階段の上から見ると
霞の中、
天界の花園のようだった。
大巻伸嗣展。

ふわふわした感じは好き、
この布
も好きだった。



Coney Island
100年以上前に建てられた遊園地。
曇り空と白い砂の淡彩が
錆びたフェンスに寂寥感を重ねる。

2004年のLeica Oskar Barnack Awardは
欧州人Peter Granserが東海岸で撮ったConey Islandだった。


飛雲閣
西本願寺の写真。荒木経惟。
渡り廊下の屋根の稜線が老木のようにうねっているのが
いちばんおもしろかった。
時を経て
木が乾燥して歪みが生じたのか、
柱に接続する部分以外が陥没して稜線を描くようになったのか。

会場に「再びのソウル(記憶)」があったので見てみる、ソウルはもっといろいろな貌があるのになぁと思いながら...。


Jazz Street---射干玉
Dennis Stockの写真で
Billie Holidayの顔、久しぶりに見る。Jazz Street。

Louis Armstrongの顔やグランドピアノの黒は
カラー写真が映す黒よりも
モノクロのほうが射干玉の漆黒に光っていて美しかった。



Art Brut
アール・ブリュット(Art Brut)の作品が
Passion and ActionというTitleで展覧されていた。
原始的な絵画は
深層心理や昨日見た夢、子どもの想像した風景...のよう。
断崖から深淵をのぞきこむような気分にもなる。

処方箋の裏に描かれた作品もあった。
無垢な感じはPaul Cleeのdrawingsとlinkするような...。


Jean Prouve
The poetics of technical objects
力学的な建築と家具。
その力学的な湾曲と直線が形づくるフォルムから
Jean Nouvelへの影響をかんじとれる。
Jean NouvelのLa Maison de l'Eleveur Bovin Limousinなどを思い出す...。

折りたたみ机(ポルティーク形式?)は
アジア各地にある低い卓や卓袱台のような足の角度がおもしろかった。

その後国技館に行くのであまりゆっくり観れなかったけれど...
Jean Nouvelの師ということで心のなかでExcitedしていた。


la mode 1909-1939
BnF(フランス国立図書館)所蔵のモード写真、CHANELにて。
セベルジェ兄弟が撮影したころは
「顧客がモデル」の時代だったそうで興味深い。1909-1939のファッションの変遷を追う。

Jean Cocteauも写っている!社交界のさんざめきが聞こえるよう。
またlinkしているなぁ...


卯花墻、孫次郎
志野茶碗 銘卯花墻をひと目。
どこかで会った気もするし...茶碗に姿をかえる前の
卯の花が咲いているのを見たのだろうか...。
秋から冬にかけて
花のようなきらず(卯の花、雪花菜)が美味しいから
この季節にこの茶碗を見るとほっこりした気持ちになる。

孫次郎は
小面や増とくらべても
たおやかさと幽玄のゆらぐような表情が美しい。

そして熊野御幸記、応挙の雪松図屏風など...

如庵のたたずまい、茶道具の取り合わせもよい。
湯木美術館を思い出す。

住宅街から日本橋に移転した三井記念美術館にて。
正宗も見たいのでもう一度行くかも...。



GROUND - Fullness in the earth

地中に満つるもの。逢坂卓郎展。

Backgroundという自然放射線、
特に地中から放射されているγ線を光に変換するArt。
光の色や強さ、点灯する間隔などは放射線の強さなどを反映しているという。

蛍にかこまれているような...、
スーパーカミオカンデの中にいるような気分にもなる、ニュートリノとは違うけど...。
HawkingのA Briefer History of Timeも読まなくては...
科学と芸術の融合、Ars et Scienta。



北斎の朱
色の深みを感じる劉生の朱とはまた違う、
墨一色のなかのぼっちりした朱が印象深かった「寒山拾得図」。
寒山と拾得が掃き集めている落ち葉だけ
あかく染められている。
そして「列子図」も墨色の枯淡のなか
紅葉だけ彩色されている。

2度目の北斎展。
2回目はもうすこしゆったりとした気分で見ることができたけれど、
それでも
見れば見るほど...心が傾く


青手
五彩でなく青手の九谷焼。
青手は紫、緑、紺青、黄、赤の五彩の釉薬のうち赤以外の4色で彩色。

三色菫のような寒色の美しさに感嘆。
凝った意匠の吉田屋の感性。
兜鉢の造形ははじめて見る。やや縁高の器は煮物によさそう。

江戸時代は北斎をはじめ百花繚乱でいいな...。
経営者・豊田伝右衛門成元の多彩な趣味と審美眼
九谷焼再興に賭けた情熱...


亀倉と石元
亀倉雄策のデザイン展で
石元泰博の写真集「Chicago, Chicago」の装丁が亀倉によるものと知る。
(亀倉は写真集に文も寄せていたそう)

亀倉デザインの参院選のポスターは
石元が撮影した写真をつかっていたことも知った。

亀倉雄策 1915-1997 日本デザイン界を牽引したパイオニア展にて。
先日の石元


Swiss Poster Art
Swiss Poster Art 100 years of creation展。
1世紀近く前のポスターは
色遣いも絵柄も古いクッキー缶のようにnostalgic。冬の雪山と音楽と。
ドイツ語のポスターとフランス語のを比べて見るのが楽しい。
Art NouveauとBauhausの影響がtwo topで魅了している!?

ポスターを所蔵するLa Bibliotheque publique et universitaire de Geneve(ジュネーブ大学付属図書館)は
1530年頃設立されたそう!(この機関の名称は仏語表記...)

ハイジの天然デザイン生活展は行かれなかった...(;_;)



nd Old Rose

薔薇の花弁は
薄く儚くは見えない、
しっかりした厚みがある。
夢二の描く女性のようななで肩ではない、勁い薔薇。
枯れはじめて褐色の線の混じるオールド・ローズの写真。

小町の能、風姿花伝の花、
Shakespeareの薔薇が思い浮かぶ。
What's in a name?
That which we call a rose by any other name would smell as sweet

会場にはBulgarian Roseの香りが漂う。

荒木経惟の花とも
Georgia O'Keeffeの絵とも異なる花。



Michael Sowas Welt
有元利夫のような雰囲気もある不思議な世界...。
ドイツらしくSchweinが多く登場する。
Esterhazy(うさぎの王子)、ちいさなちいさな王様。

会場にはゾーヴァの挿絵の本がたくさんあって手に取れる。
美しいDie Zauberflute。
Victor犬のように
蓄音機に耳を傾ける犬たちの絵も心に残った。

映画の仕事にも携わっているそうで
Amelieのワニ、鳥、犬。
今度はWallace & Gromit:The Curse of the Were-Rabbitにゾーヴァの絵が映るそう。

白南準
ナムジュン・パイク(白南準)が29日に世を去ったと知った。

はじめて見たのはWatari-umで。
その後韓国果川の国立現代美術館で金昌烈の滴の画といっしょに見た。
映画、美術館の隣の動物園の美術館。

Fluxus展も行ったかも...


虎屋の雛祭り
やさしい顔の雛人形。
庭園の梅はまだほころんでいないけれど
春の気分。
丸屋平蔵の雛と七澤屋製の雛道具。

獏枕が気になった。
獏は悪夢を食べるというから...。
心遣いというのだろうか
気遣いと呼ぶのだろうか眠りへの想いが伝わってきて心に残った。

水屋にはそれはそれはちいさな豆腐田楽までととのえられている。
ままごと道具に心魅かれるのは昔も今も女性だけれど...
繊細な道具の細工にため息をつく。

雅楽器、香道具、茶道具
見台に謡本、囲碁、将棋、投扇興など
優雅なあそびの道具の数々にしばし浮世を忘れる。
小振りの染付、乾山にも見惚れる。


茶會記(丙戌年如月)

床は伝紀貫之の筆、松葉屋色紙。
うくひすのすをくひわふるむめの花
誰かにほひもおしくをもはむ

花入 青磁 觚
香合 後楽園焼 藁屋
釜  古天明 青紐 十王口
炉縁 木地 久以作
水指 伊賀 銘呂洞賓
茶入 中興名物 薩摩 銘 宿の梅
茶碗 熊川雨漏
 副 志野暦絵 銘 年男
茶杓 佐久間将監作 共筒 松平不昧所持
建水 ハンネラ
蓋置 竹



クー・ボンチャンの写真
具本昌(クー・ボンチャン, KOO Bohnchang)の写真集を発見。
韓国の伝統仮面劇をモノクロに焼いた写真は
遠い時代の時がそのまま止まったかのよう。手を伸ばしたくなる。

ボーンチェ(Boontje)を再訪したギャラリーの資料室でボンチャンに邂逅。
ボーンチェの色彩とボンチャンの写真の単色が対照的で思い出深い...

唐草の森

クーの新作、「空の器」も見てみたい。


Cyan
ポジャギのリズム感のあるポスターがベルリンから。
色遣いもポジャギを彷彿とさせるもの。
極東の小さな布のこともよく知っている...。

彼らの作品は
時に布や糸の質感がある。
織物や編みこみマフラーのような
ストライプなどの多色遣い...

cyan


聴香 薫衣草
荒野の薫衣草、ラヴェンダーの香り。
アンバーもtop noteに入ってくるので甘さはほとんどない。
岩間の、荒野のラヴェンダーが目に浮かぶような...聴香の時。

谷間の百合、の甘美さとは対照的な剄さがある。Gris Clair(Serge Lutens)


Da Vinci notes
Il Codice Atlantico della Biblioteca Ambrosiana di Milanoを見て。
戦争に役立つ発明の多いこと!

白やクリーム色の紙を朱や青に塗ってからデッサンが描かれた作品は心惹かれた。
白い紙の上に色が置かれて
その上に重ねたチャコール・グレイで色が光になる。
陰影と光がすばらしく表現されていて...
聖母の顔などにも見惚れていた。


Sydneyに着いた朝最初に行ったのがMCA。
Mike Parrの作品は、たくさんのデッサン(ちょっとDubuffetみたい?)も見ることができて興味深かった。
Volte Face(Mike Parr Prints & Pre-Prints 1970 - 2005)

その後、Masquerade-Representation and the self in contemporary art-という展示も見る。
森村泰昌やCindy Shermanの作品もある。
はじめて見る作品が多かった。

一番気に入ったのは
Tim Noble/Sue Websterの作品。
metal installationが壁に映し出す影絵は
trompe l'oeilのようで、とてもwittyな作品。
歌川国芳のだまし絵、「人をばかにした人だ」を思い出す。

DubuffetはArt Brutにリンクする...


Nam June Paik in Ginza
6月は
先日書いたNam June Paikの追悼展がはじまる。

njp 002.jpg

Merce by Merce by Paik
Merce Cunninghamを撮って...
「時間と空間をレイヤー化し変貌させ」た作品と
クレヨン画『無限とハート・幻』。

特に好きというわけではないけれど...
後学のために見に行こうと思う。



Replicas:Reproduction is Realization
レプリカ展。印象的だった。
むかしF for FakeというOrson Wellesの映画を観たことを思い出す、こち
らは贋作の話なのだが...

レプリカを作るために過去を読み解く、
作品が作られた手法を読み解く、推理と実験の作業が果てしないようで
豊かで実り多い気がした。僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る

コロタイプ印刷の紫・緑・赤・黄4色のフィルターによる撮影が興味深い。
3原色にならないところが...
出展は土偶、埴輪、土器から銅鐸、三角縁神獣鏡、ガンダーラ仏立像
聖徳太子孝養像、鳥獣戯画巻、6世紀のカットガラス碗
メソポタミアの扁壷(MériméeのLe vase étrusqueをちょっと思い出す)...。

写しの世界は京都の会社が活躍している、京都科学と便利堂。


Bob Marley Icon
今年没後25年Bob Marleyの写真展by Dennis Morris。
Dennisは14の時にBobに出会って
ツアーに同行するカメラマンになった。

Warって曲聴かなきゃなぁ...
drug 1 pound a dayはすごい。

卓球する写真が興味深かった。
映画も観に行かなくては...
去年IMF on Jamaicaの映画を観た。

bobmarleyicon.JPG

@Tokyo Hipstars Club


photos in the wardrobes
映画、New York Dollの余韻とともに
The New York Dollsの写真を見に行った。@rude gallery
boutique併設のgallery。
先日のBob Marley Iconも、そんなphotos in the wardrobeだった。

David LaChapelleの写真はwardrobeの間の柱に掲げられ、
wardrobeの森の木々のようだった。@restir tokyo



Cheri in the sky
屋上の花火師、白馬に乗った騎士像が部屋の中に入れられた...西野達作。

Maison Hermes屋上の階段を高く高く上っていくと
両手にスカーフを掲げた花火師に会える。

部屋は白木の家具など(IKEA、無印良品)でしつらえられ仏語辞典もある。

白い羽根布団の上に白馬に乗った花火師が屹立する。
空に向かって飛び立ちそうな姿が
今度は空から地上に帰ってきたような気もするし、
馬が部屋にいる、という違和感よりは
白馬が舞い下りて少女の夢、未来の物語がはじまるような予感がある...

そして外から見上げるとブルーシートが鮮烈、公園のよう。
地上的なものと天上的なものの邂逅が破天荒。

ここはSchindler社のエレベーター、欧州系のBoutiqueかどこかでもSchindlerを見かけた気がする。
欧州ブランドがただ欧州メーカーを採用したのかと思っていたが...
シェアを推測しようと、エレベーターに乗るとどこのメーカーか見ていた。

ソウルではJean Nouvel設計のLeeumでThyssen Kruppのエレベーターを見た。

地上では薔薇の香りをリボンに纏わせて配っている。


antarctic wind
夏の涼風、秋の気配か南極の風か...。
Adelie Penguinの写真を見に。

Penguin200608.JPG


風神雷神
宗達の風神雷神図屏風を観にゆく。
江戸初期の無款の国宝。
その構図や画法が後世に多大な影響を与えたことを確信するような...
7、80年後のもうひとつの風神雷神図や紅白梅図(今回は伝尾形光琳の紅白梅図屏風が出展されていた)。

江戸中期
雁金屋 法橋光琳の描いた風神雷神図は
宗達のものとくらべると雷神が風神を見ている、視線を送っている。たらしこみの技法もつかわれているようだ。
さらに江戸後期の雨華抱一の風神雷神図は風神も雷神を見ている。
1世紀ずつ異なる時代の、神の描き方が少しずつ変わってきているのはおもしろい。深層の意識の違いが表出されているのだろうか...

光琳の燕子花図は根津美術館で観ただろうか...抱一の燕子花図屏風を前に考える。
抱一の夏秋草図は光琳の風神雷神図屏風の裏に描かれ
返歌のようになっているという。その夏秋草図屏風草稿を観ると風神の裏は風に舞う秋草が描かれ、interactiveだった。

仙涯にはこの日と同じ半月も描かれていた。
茶室朝夕菴の井戸茶碗も見る。お濠で白鳥が2羽泳いでいる。


光悦と樂道入
樂美術館は久しぶりの再訪。

光悦の飴釉の色に感嘆。
雨雲と村雲ふたつを見るのも楽しい。

ユニークなフォルムには手遊び感をつよく感じる。

「ちゃわんや」と樂家に宛てた書状に躍る字と交友の楽しさ。

手遊びと対照的な
のんこう(道入)の作品のゆるぎなさ。
黒樂はどことなく天目茶碗を思わせる釉の輝き...
青山や桔梗の釉薬と炎の力の美しい偶然。

rakubi.JPG


子どものころ
母がいわさきちひろの絵をよく見せてくれていた。

すいこまれそうな赤ちゃんの瞳、
輪郭のほとんどない水彩の絵は
子ども部屋の記憶といっしょに心の底に眠っていた。

韓国の友人と趣味の話をしていて
「いわさきちひろの絵がだいすきなの!」
と聞いてびっくり。韓国でもちひろは知られているそう。

おたがいの共通点におどろいていると...
友人は最近ちひろ美術館に行って買ったというケースをその場でプレゼントしてくれた。
自分の子ども時代と友人の現在が
時間と場所を超えてつながる、ふしぎな縁。

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赤と黒
開館一周年記念「赤と黒の芸術-楽茶碗」展。

3代目までは
艶のない、いぶし銀のようにおさえた輝きの釉薬が
のんこう(道入)以降
天目茶碗のような輝きを持って...

長次郎は
利休好み 黒楽茶碗ムキ栗
鉄錆色のあやめ
面影
が印象深かった。展示されているのは全14点。

宗慶の志野茶碗のような黒楽 天狗
常慶の埋火
道入の升の釉の色、赤楽 僧正なども
記憶に残る。

興味深かったのは
口卒(そっ)啄斎の聚楽焼的傳という書きもの。
楽家初代を「飴や(朝鮮人)、妻比丘尼」と記している。
最近の研究で、楽家は半島からの渡来人ではないと知られたが
当時そのように考えられていたと知って興味深かった。
 
比丘尼といえば
手塚治虫の「火の鳥 異形編」の八百比丘尼を思い出す。
そこに登場する妖怪たちは「太陽篇」につながっていて
太陽篇は渡来人の話だから
ちょっと不思議な因縁を感じる...

京都の樂美術館

お茶の時間に和風栗パフェ。

marronparfe.JPG


Conder & Minton
ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)設計の旧岩崎邸でミントン(Minton)のタイルを見る。
3年前にミントンのタイルが使われていることが明らかになったそう。
100年前に船で日本へやってきたタイル...

暖炉

iwasakiminton.JPG

そして暖炉のタイル

firepiece200611.jpg

「ミントン タイルの秘密展 旧岩崎邸庭園を彩るヴィクトリアンタイルの様式美」
にて。

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Wallflowers もうひとつの楽園より
壁の花...と言うには華やかな...
花が壁から飛び出しているような、スウェーデン大使館のもうひとつの楽園。

コラボレーションをしたことがなかった3組4人のアーティスト作品が空高くひろがって調和している。Lotta Kuhlhorn、Hanna Werning、Saldo。

sweden.JPG

Hanna Werningの世界観は気に入った、ちょっとMidsummer Lights
Tord Boontje(トッド・ボーンチェ)を思い出させる。

Saldoが点字で色を表現した、心あるテキスタイルが素敵。



神曲と源氏物語
母語文芸(母語で書かれている)の価値から
そして詩歌文学として神曲と源氏物語をとらえているようだった。
ふたつの文学の共通点などについては特に深く掘り下げられていなかったが...

「チェッコ・ボナノッテ(Cecco Bonanotte)が描いたダンテ『神曲』展」にあわせて開催された
ダンテフォーラム2006を聴いて。
神曲と源氏物語のつながりがもっと知りたかったのだが...

かつて読んだのは寿岳文章訳、ウィリアム・ブレイク絵のもの。
ブレイクの濃い絵とくらべると
ボナノッテの曲線を強調した軽やかな絵は対照的だった。
金色を水滴のようにちょんと置いて...
耐えられない軽さではないが...

dante.JPG

左から地獄、煉獄、天国。

会場で買ったCecco BonanotteのLa Divina Commediaより。

dante_paradiso.JPG

表紙の装丁が白の浮き彫りで素敵。

人生が旅程のようにも描かれ
魂の救済(の過程)でもある点では
神曲と源氏物語は似ているかも...。
そしてVoltaireのCandide(カンディード)もそんなかんじで人生を旅している...。



内なる薔薇
The Inner Rose

Where is there for this inner
an outer? Upon which hurt
does one lay such fine linen?
And which heavens are reflected within them,
upon the interior seas
of these open roses, there carefree ones, see:
how loose in looseness
they lie, as if a tremble hand
could never tip them over.
They can hardly hold themselves
erect; many allow themselves
be filled all too full and flow
over from inner space
into the days, which, ever
more and more full, close in upon themselves,
until the entire summer becomes
a chamber, a chamber in a dream.

Rilke

内なる薔薇、リルケの詩を添えたデザインが心に残った。
自分の内なる薔薇はなんだろう...魂かな...

中島英樹展 CLEAR in the FOGで。


Robert Sabuda's Christmas

Pop-up Celebration by Robert Sabudaで。

誕生日に友だちにもらったアリスのしかけ絵本はサブダのだったかも。
サブダのアリスはトランプが飛んで来て眉間にちょっとしわを寄せているから。

恐竜がとても良い。

dinosaur.JPG

アトリエの再現もよかった。
創作の場を見るのはちょっとどきどきする。
本棚にはMother GooseやWinter's Tale。
The Simpsonsのフィギュアがたくさんあってちょっと意外。
19世紀のフランスやイギリスのしかけ絵本も素敵だった。
今はPop-up Bookって言うけれど昔はPop Hopって書いてある...

The Twelve Days of Christmasより。

sabudaChristmas.JPG

sabudaBirds.JPG


Noel of Savignac
Visual Scandalの巨匠のユーモアが素敵。
小学生の時好きだったSampeに線が似ている気もするけれど
Savignacはコントラストがはっきりしている。

savignac.JPG

和菓子和菓紙
古い和菓子の木型に和紙をのばした紙の和菓子。
鯛や青海波などの和紙の和菓子のパノラマは竜宮城のようで圧巻。
磁石の入った木製の饅頭も楽しかった。

wagashi_toraya.JPG

森村泰昌
剣鎧護法童子、創作文字の干菓子。

morimura_toraya.JPG

虎屋文庫の和菓子アート展。


地上の小宇宙
重森三玲の庭展で。

なんといっても
東福寺方丈庭園の大市松と小市松をいつか見たい。
英国の物語に登場する屋外のチェス盤のようなスケール感もあるし
日本の伝統的な文様を空の下に移した感もある。

mirei.JPG

先日京都で見た植治の庭も実測している、
調査は243庭におよんでいる。
昔の庭設計は墨と筆で書かれていて猶美しい。
豪渓など三玲のふるさと、岡山の風景は山水画そのもの。いつかその風景もたしかめたい。
蓬莱島などの彼岸に結びついていると思われる作庭の思想をもっと知りたくなる。

龍安寺の庭はメンテナンスの容易さが考えられていたのではないか。
苔のない、たとえば有琳の庭などについてだろうか、メンテナンスの容易な庭について言及していたから...
高校生の頃読んだ立原正秋の「日本の庭」には
龍安寺などの庭の白砂は室内を明るくするためではないかという仮説が載っていたことも思い出す。
庭と建築(生活)は一体という感慨。


新しいリアル

伊東豊雄 建築|新しいリアル展で。

先日妹島和世設計のオペークのファサードと
伊東豊雄設計のミキモト銀座2に関する文を読んだばかりなので興味深かった。

戦前のソウル生まれ。
ソウル・ドーム・コンペには敗れている。
建築の設計の儚さを「Architecture」展「建築の20世紀」展に続いて思う。

grid computingで聞きなれていた
グリッドはここではもっと有機的。
生物学的、増殖的そして有機的なイメージをそなえている感じがした。
(自然のシステムにCGなどのテクノロジーでアプローチするのが逆説的な気もするがおもしろい)
emerging gridの曲面構造床の隆起は
荒川修作とマドリン・キンズの養老天命反転地をちょっと思い出させる。
emerging grid床の穴から模型を眺めるとプレーリー・ドッグになった気分。

台中メトロポリタン・オペラハウスは
大きな気泡のあるチーズ、スタックした椅子
未来の横穴式住居のようなのに...

伊製木のベンチripplesは窪みの坐り心地がよかった。

所蔵展(現代アート展)もよかったので後日書く。

東京人生

荒木経惟「東京人生」展。

見慣れない面構(片岡球子の面構シリーズの絵とも異なる、
70年代の米国の田舎にいそうな顔もあるし、、「ディープ・コリア」の写真とも異なるし...)

1982年のキム・ドクス(サムルノリ)の写真には
中上健次、坂本龍一も写っている。

チロや陽子の写真は少しさびしく
すこし日だまりのような感じで別格。

人間動物園や
丸ビルの窓すべてに女性の顔がうつる写真が鋭い。
日本人の顔が今と違う、いまはこんな顔の人はいない。

豪徳寺や下北沢の曲がり角は
写真に切り取られた当時と今も変わりなく...

ビョーク、UA、浅野忠信、町田康のポートレイトが並んでいるのが
ひとつの方向性を表しているようでおもしろい。

一龍斎貞寿の講談を遠くに聞きながら
40年近く前の人間たちの顔をみる。
ふたつの過去・講談の時代と写真の時代
そして現在の3つの時代が交錯して不思議な気分。

中村座の壁には役者絵の代わりの肖像写真が。


はんなりG線
東京のデザインとはやはり異なる雰囲気。
早川が
「大阪は感覚的で多彩、東京は主知的でモノトーン」と書いている通り。
はんなりしている。

あるいは韓国の
足して混ぜて一見混沌としているがまとめあげたハーモニー
(大阪「オモニ」のお好み焼きみたいな)と
日本の引いて研ぎ澄まされたクールさの違いも思い浮かんだ。

第1回TIFFのポスターが早川のデザインと知りちょっと感動。
神戸の洋菓子店・G線のさまざまな意匠は
山名文夫とは趣の異なるモダンさがあって素敵だった。

「早川良雄:日本のデザイン黎明期の証人」展で。



Black & White: Colors in Black
伊東豊雄の新しいリアル展のあと
所蔵作品「ブラック&ホワイト 黒のなかの黒」展で。

タイトルも作者名を見ずにただ絵だけを見て歩く
なんとはなしに李禹煥を思わせる絵の前で立ち止まった。

視線を落としてキャプションを見ると郭仁植だった。

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その後立ち止まったのは鄭相和、李禹煥の絵の前。
知らず知らずに目が選んでいるみたい。東洋的抽象の世界。

郭仁植の「Work 86-KK」は墨が紙の上で滲まずに
濃淡を醸しだしているところがすてきだった。

小泉淳作の作品もなかなか興味深かった
(建仁寺の 天井画「双龍図」の制作過程はTVで興味深く観て...
建長寺の雲竜図を見に行ったことなど思い出す)

初春の鎌倉

萩の鎌倉


精霊の遊戯 あやとり
古から伝わるあやとりの展覧会に行ってから
子どもの時以来久しぶりにあやとりを手にとった。

オセアニア、北南米、アフリカ、アジアの国々に伝わるあやとりは
その地の人々
いにしえの人たちの世界観をうつし
生活を伝えていて興味深い。

天の川、伝説の精霊クハとラチ、珊瑚、白鳥が飛び立った後の湖、カヌー、
ナバホの蝶、山間の月、キャッサバの飲み物など...

生まれる赤ん坊の性別を占うあやとりがおもしろい。

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精霊が綾糸の上で遊んでいるからできるのかな...

「世界あやとり紀行-精霊の遊戯-展」で。



在る晴れた日の...動物と瓢箪
言葉遊びとイメージの連鎖のあるアート。
どれもお正月らしく新年の薫に満ちている...

干支の動物が仲良く。

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無病息災をテーマにデザインした日本酒「六瓢息災(むびょうそくさい)」ボトル。

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在る晴れた日、と聞くとオペラ「蝶々夫人」を思い出すなぁ。
ミヤケマイ 在る晴れた日 -one fine day-展で。


素景
「アジアの三人がひとつの空間を作りあげるコラボレーション」、
「素景 ―陳若冰 平田五郎 尹熙倉―」展で。

尹熙倉の白い陶器の大きな立方体は
つや消しの表面が消しゴムみたいだった。


NACT 国立新美術館
国立新美術館で日本の表現力展。
新美術館はガラスのカーテン・ウォールがうねる建築。
ガラスはやはり建築界の流行だろうか...。

アートだけでなく戦後の文化風俗をたどるのが楽しかった。
なつかしいマンガ、アニメとなつかしいゲーム!

日本のメディア芸術では
石元泰博参加の「キネカリグラフ」を初めて見た。
1963年のロボット、K-456(ナムジュン・パイク)は
ロボット史上はじめて交通事故に遭った。アトムの世界。

表現の源流で埴輪や鳥獣戯画を観て、
未来への可能性まで3部作。
KAGE2007、
Global Bearing(地球の軸のようなデバイスを動かして足元の大地と丸い地球を一致させる。「「非日常的スケールの地球」と「体験者の身体」の物理的関係を示唆することで、日常に対する新しい感覚・断面を提示する」)、
Streetscape(地図をなぞって行くとすすむ道筋にしたがって聞こえてくる音が変わってくる...バーチャルお散歩/街歩き)、
Lake Awareness('Twinkle Twinkle-New light from the UK'でみた'Digital Dawn'を思い出す。interactiveに、手に反応して光る)、
Gemotion Screen(3次元に盛り上がる表面)、
クィーン・マンマは三宅一生の試着室だった。

黒川紀章展も観た。国立新美術館アトリウム内部は東京国際フォーラムの中にちょっと似ている。構造上似てくるのかもしれないけれど...

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ノルシュテインの絵本作り
Yuriy NorshteynとFrancheska Yarbusovaの絵本の原画展で
「きりのなかのはりねずみ(Ёжик в тума?не)」と
「きつねとうさぎ(Лиса и заяц)」を見た。
暗い森に現れたユニコーンのような馬の場面が幻想的だった。

きつねとうさぎの絵本の1ページ1ページには
舞台装置のように枠が書かれている。
映画製作の時の絵コンテのようでもあり、紙芝居ぽくもあり。
映画製作者の視点があらわれていて...興味深い。

芸術家は寒中水泳できなくては、
というノルシュテインの持論がくすりとおかしい...ロシア的。

現在製作中のゴーゴリの「外套」も楽しみ。

絵本の絵

森のへなそうる

マーシャ

もうひとつマトリョーシカ

テルミン


ポジャギ(袱紗)
刺繍博物館は2度訪れていたけれどいつ見てもポジャギは新鮮に目に映る。
ぐるりと周縁を延長して、何年もかけて徐々に大きく作っていったような作品も新奇でおもしろかった。

淡い襲の色合いを見ていると作ってみたくなる(パッチワークよりむずかしそう)。
染料の限られた時代の色遣い、色あわせとCrazy Quiltのようなランダムな幾何学もようが最後に袱紗の四角形におさまっているのがExciting!

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刺繍博物館
ポジャギとクレー
ポジャギ風

韓国古刺繍とポジャギ展で。

Tottemo
フランスの絵本の女の子マドレーヌの顔を
ミッフィのような太い線で描いたかんじ、もしくはペパーミント・パティを女の子らしくしたかんじ...
mushroom cafeデザイン。

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Tottemoちゃんは2002年9月から発売されていたTottemoミルクティーのパッケージにデザインされていた女の子。


A Flock of Words

いちばん気に入ったのが
Gordon Youngがプロデュースした'Why Not Associates'
Morecambeの歩道には鳥にまつわる詩、詞、古典からの引用がちりばめられているという。
小鳥とその道を散歩したい...落ちている言葉を集めながら...

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鳥の一群はa flock of birdsなのでa flock of words。

Ahn Sang-Sooのデザインは
淡い暗色のヴェールをかけたようなセクトン(六色もしくは五色の半島の縞もよう)。

Cyanに再会。

Ott + Steinの言葉、
Der Ton macht die Musik(音色が音楽を作る)が興味深い。

Niklaus Troxlerの'Dead Trees'は木の悲しみの伝わるデザインだった。
同じく原色のUwe LoeschのIQも印象的だった。
牛ってデザインの素材になりやすいのかな...

1986年3月にオープンしたギャラリーの、グラフィック・デザイン20年をふりかえる展示で。
堂島には弟分のギャラリーがあってハングルのフォントの展覧会が楽しかった(クリスマス・ローズの背景)。

三井家のおひなさま
今年も丸屋平蔵(丸平)のおひなさまを見る機会がありました。
紫宸殿雛人形(五世大木平藏製)、享保雛、有職雛、次郎左衛門雛、立雛、十軒店の永徳斎製のひな人形などさまざまな顔立ちのひな。

巴印、永印、小蝶印
の金蒔絵の道具が愛らしい。
巴印は梅鉢紋・違鷹羽紋唐草蒔絵、
永印は桐紋唐草蒔絵、
小蝶印は牡丹唐草蒔絵。
香道具、貝合わせ、三棚、三面、三曲(箏、三味線、胡弓)、能人形までそろった道具には瞠目。

そして狆人形(丸平文庫)がとても愛らしい...

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如庵 春の取り合わせ
藤原定家 墨流切
十二支腰霰平丸釜
朱塗手桶水差 碌々斎好
春野蒔絵棗 了々斎好
竹茶杓 銘狩衣
萩茶碗 銘トリノコシ


三井記念美術館で。


紫屋歌麿 美しい運命の絵
そういえばこれまで観た浮世絵の紫色は
印象も記憶もあまりなく
色が沈んで褪色していたのかもしれない。

封印されて空気に触れていなかった歌麿の絵の紫は美しかった。
藍と紅の紫でなく、露草(青花)と紅をまぜた紫色。

海外の眼に「発見」される美術品の価値や運命が興味深い。
スポルディングに発見されてボストン美術館に眠っていた浮世絵6500枚や
日本の茶道に発見されて価値を見出された朝鮮陶磁の美しい運命...

広重と北斎北斎の朱

「歌麿 紫の謎」を観て。

百水 Hundertwasser
地模様など
同じウィーンのKlimtのように装飾的な文様で絵が縁どられ
あるいは、金襴、銀欄、緞子、紗などの裂で表装した書や絵のようにもみえる。

水や環境問題を意識していた画家の作品は恵みの喜びに満ちていた。
EACH RAINDROP IS A KISS FROM HEAVEN.雨のひとしずくは天からのキス。と絵の上に。すごく詩的。

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Inti Raimi(ケチュア語、インカ帝国の太陽の踊り)を思い出すような絵。

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人と自然の共生。彼の建築も見たい!


道の風景
この道の向こうには...

まっすぐな道が続く、意志があるもののように。
道は、道だけで美しかった。

「道のかなた」、「道のつづき」、「道のむこう」、「003 どこまでも続く道」と
道を撮り続けているBernhard M. Schmidの写真。

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オリーブの林をぬけたキアロスタミの写真を思い出す。
昨年観た映画『散策』もけぶったような道の風景が美しかった。




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