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confuoco Dalnara

同床異夢

中国の琴が桃の実の肌のように妖艶で堅固な音色なら
半島のそれは辛夷か白桔梗の趣きで幽玄の響き。
そして日本の琴は水仙のように端麗な気がする。

映画『ほえる犬は噛まない』のポスターのてっぺんには
同床異夢の文字が。
子犬を探しているふたりの思惑の違いを表現して皮肉っぽい。
同床異夢とはちょっと違うが
琴の響きが三つの国で異なるように
同じ文化の起源を持つ中国韓国日本は文化も考え方も個別に発展してきた。

そんな三つの国の団体で
UMLを使用したモデリングの普及を協力して進めることが18日発表された。
モデルの共有や’共通言語’をおさえていくことで
三つの国での共同作業の可能性がより一層開かれると思った。

最近は海外の会社にソフト開発を依頼して
コスト削減をはかるケースが増えているが
日本からのあいまいな発注のため失敗する例も多いそうだ。
インド、中国、ロシアなどには優秀なソフト開発者がいて
日本からも業務委託しているそうだが、中国の場合を聞いた。
国内で開発を依頼している時は
曖昧な設計書・ドキュメントのままでも、後からどんどん積み重なっていく議事録で補完できてしまう。
以心伝心が通用することもあるかもしれないし。
そういった国内のやり方をそのまま中国に持ち込んで
不明瞭な指示や不十分なコミュニケーションで失敗する場合が多い、という専門家の調査結果。

日本語の仕様書を英語に翻訳した時の当惑、まだおぼえている。
Nihongo, no subject, no object~!

琴の音色の違いは三者三様でいい。
文化の違いは美しい差分として受けとめつつ
ビジネスでの意思疎通は齟齬なきように
共通言語を探る世間になってきているだろうか、同床異夢にならないように...。

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