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カテゴリ:映画
BBCが製作した恐竜映画『ウォーキング with ダイナソー』
主人公パキリノサウルスのパッチは 韓国映画『大恐竜時代 タルボサウルス vs ティラノサウルス/Speckles:The Tarbosaurus』(以下、タルボサウルス) の末っ子バッチも想起させ... あらすじ 7000万年前のアラスカ。 草食恐竜パキリノサウルスは群れを作り 群れのリーダーに従い冬になる前にはえさを求めて南下する習性。 群れのリーダーを父に持つ一家の末っ子、パキリノサウルス/pachyrhinosaurusのパッチも 兄たちと旅を続けていたがある日... バリー・クック/Barry Cook、ニール・ナイチンゲイル/Neil Nightingale監督 『ウォーキング with ダイナソー/WALKING WITH DINOSAURS 3D』 (以下、映画の核心に触れる場合もございます) 韓国の『タルボサウルス』は 8千万年前の地球、白亜紀が舞台で 主人公はたくましい母に力強い兄と姉を持つ恐竜タルボサウルスのバッチ。 (お父さんはいなかった...) 韓国の『タルボサウルス』が滅びを考えさせるとすれば(天災、震災も想起) 今作は闘いの印象が色濃い。 恐竜(草食)が発露する生き延びる本能は 逃げるが勝ちなのか、 闘志を奮い立たせて肉食恐竜に向かって行くことなのか... どちらなのだろう。 今作は想像力をたくましくして 草食恐竜が肉食恐竜に反撃し闘い生き延びるシーンがクライマックス。 人間的な、人間の世界的なストーリーと擬人化された恐竜が 従来の恐竜映画、恐竜描写とは少々違うよう (恐竜映画を網羅的に観てはいないので 取り零しがあるかもしれません)。 あるいは 導入のゴルゴサウルスの歯1本の化石が秘めた物語、 好奇心と探究心 時を超えたストーリーへ向かう想像力を育むエデュテインメントEdutainment (エデュケーション+エンターテインメント)としての趣、効果も。 2011年に始まったBBCの新しい恐竜ドキュメンタリーシリーズ、 Planet Dinosaur等 最新の研究成果、情報が盛り込まれ ゴルゴサウルスは目に鮮やかなトルコブルーの肌で描かれている。 アースカラー中心の過去の恐竜映画よりは新しいかも。 韓国の『タルボサウルス』とは時代が近い!?せいか、 哺乳類や羽毛のある鳥類も登場して 生物の多様性と進化、進化の過程や過渡期を同様に感じさせた。 各恐竜のデータも画面に表示されそこはBBCの面目躍如か。 最近「プラネットダイナソー」日本語版を3本視たが オリジナルは『天国の門』『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』等のジョン・ハートがナレーション、 『キック・アス』等の音楽を担当したIlan Eshkeriが音楽!豪華。 一方、今作の音楽は イギリスを代表するロックバンド、フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の曲などがつかわれている。 音楽はイギリスらしかったが... 北米・アラスカが舞台だけあって 後ろに山火事、前に迫るのは天敵ゴルゴサウルスといった 主人公=ヒーロー大ピンチ!な定石の演出は ハリウッドの映画話法・映画文法に則っていてわかりやすく 明らかに子ども向け。 一方で、共通言語としてのハリウッド映画印、ハリウッドの語り口を見出して 興味深くもあった(イギリスらしいというよりはアメリカ風のストーリー展開)。 韓国の『タルボサウルス』と比較して 前半のカメラワークはやや退屈だが、 南下する、タイトル通り歩き続けるパキリノサウルスに寄り添った視点と 狂言回しアレックス(アレクソルニス)の視点、 即ち地を這う低い視点と鳥瞰図が交差するリズムも感じられる。 後半は美しい自然界、その光の繊細な表現がよかった。 オーロラはそれほど...だったのだが 茜さす空の色の美しさが印象的。 心に残ったセリフは パッチが まだ小型の(ミーアキャットみたい!?フクロネズミの)哺乳類に向かって 「生き残るのは恐竜たちだ」というもの。 もちろん今私たちは 恐竜は滅び ちいさな哺乳類が生き延びて進化して多様化しているのを知っているから なんともいえない運命の反転を感じもして 余韻を残す。Darwin... 撮影はニュージーランドで、 CG等はオーストラリアが多く関わっている。 to be continued...!? buzz KOREA Click... にほんブログ村 韓国映画 にほんブログ村 映画 にほんブログ村 映画評論・レビュー にほんブログ村 韓国情報 にほんブログ村 K-POP にほんブログ村 Copyright 2003-2025 Dalnara, confuoco. All rights reserved. 本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は 著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。 無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、 表現や 情報、意見、 解釈、考察、解説 ロジックや発想(アイデア)・ 視点(着眼点)、 写真・画像等も コピー・利用・流用・盗用することは禁止します。 剽窃厳禁。 悪質なキュレーション Curation 型剽窃、 つまみ食い剽窃もお断り。 複製のみならず、 ベース下敷きにし、語尾や文体などを変えた剽窃、 リライト、 切り刻んで翻案等も著作権侵害です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 22, 2024 02:00:22 AM
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