confuoco Dalnara

2022/09/26(月)04:53

最近アート活動 2018年9月 伝統のインスピレーション

fine arts(378)

ケ・ブランリ・トウキョウ「未開の眼――擬人化に傾く造形思考」の ナイジェリアの木彫を観て ベルトラン・ラヴィエの「Ibo」を想起していたが... 調べたところ ナイジェリアは<ベヌエ川とイボ人の土地の彫刻>、と。 ベルトラン・ラヴィエ Bertrand Lavier 展覧会「Medley」の Iboとリンクした。 しかし、ベヌエ川とイボ人の土地の彫刻は一見プリミティブな造形だが 実は20世紀の作品で、「擬人化」されたイメージを木彫にしている。 即ち、イメージの背後には高度な知的体系があり、 「未開の眼」を通って抽象的に表出もされているよう。 (写真の撮影は許可されています) 伝統的な芸術様式のカテゴリーを覆すラヴィエと ベヌエ川とイボ人の土地の彫刻は意外に時代が近かった。 あるいは、ファーブル昆虫記から三代目、 ヤン・ファーブル Jan Fabre のようにコロニアリズムにも向き合った作品だったのだろうか。 一方、同時期に観た 「ワン・インスピレーション~韓国の伝統文化から見つけた最初のアイデア~」 も伝統文化から芸術家たちが受けたインスピレーションが作品になっていた。 キム・スンヨン作のSadnessは あの半跏思惟像のほほえみの代わりに 悲しみの涙をぬぐう手をそっと頬に引き寄せていた。 (写真の撮影は許可されています) 悲愴感はない、 まなざしにはほほえみがうっすら消えずに残り 涙の姿は美しかった。 あるいは、モナリザが画のフレームを飛び出したら笑い出していたかもしれない(と空想してしまう)ように 半跏思惟像も泣いたり笑ったりもし、そのどちらかの一瞬が表れているのかも、 とユーモアたっぷりに考えてみたりもする。 ワン・インスピレーション展は 他にも韓国らしい伝統的表現・描写を21世紀らしく再解釈再構築して 過去と未来を美術でタイムトラベルする感覚もおぼえたアートに満たされた。 to be continued...!? buzz KOREA Click... にほんブログ村 韓国映画 にほんブログ村 映画 にほんブログ村 映画評論・レビュー にほんブログ村 韓国情報 にほんブログ村 K-POP にほんブログ村 Copyright 2003-2023 Dalnara, confuoco. All rights reserved. 本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は 著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。 無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、 表現や 情報、意見、 解釈、考察 ロジックや発想(アイデア)・ 視点(着眼点)、写真・画像等も コピー・利用・流用することは禁止します。 剽窃厳禁。 悪質なキュレーション Curation 型剽窃、つまみ食い剽窃もお断り。 複製のみならず、切り刻んで翻案等も著作権侵害です。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る