Olympic Language: Exploring the Look of the Games展をちらりと。
1968年メキシコシティ大会も、
好きな建築家ルイス・バラガン Luis Ramiro Barraganの色彩を思わせて鮮烈だが...
1972年ミュンヘンは限定した色遣いでクール。
そしてピクトグラムが印象的なのは
1994年リレハンメルと2004年アテネ。
前者は4千年前の岩絵にインスピレーションを得てデザイン。
後者は古代ギリシャ、キクラデス文化の黒絵式壺の陶器片のようなデザインで
黒とオレンジ(メリメ「エトルリヤの壺」も想起...)。
余談だが...
パラリンピックの開会式は
若冲インスパイア・デコトラのデザイナーが気になっていたが...
閉会式はLED電飾が歌舞伎町のロボットレストランのようだった。
(ロボットレストランに行く機会はなかったけれど)
オリンピック期間中はレイシズム犬笛やヘイトスピーチ、
フェイクニュースで特定の国や民族を貶める言説やデマの嵐で
SDGsはおろか、Diversityは微塵も感じられなかったので
開会式や閉会式の中継でアナウンサーが白々しく糊塗して押し付ける
偽りの「多様性」に閉口。
真のDiversityを遂に会得することはなく、
バラバラの衣装、バラバラのダンスというバラエティを
多様性と勘違いしプロパガンダのように押し付けるだけで終わった感。
Diversity とVarietyを区別しないままで。
差別やレイシズムを克服した後のダイバーシティではなく
ごちゃごちゃ幕の内弁当のようなバラエティが
歌舞伎町のようなLED光に滲んで消える...ようだった。
to be continued...!?
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