2004/06/18(金)08:36
それでも農薬を使いますか
昨日どこから探したのか初対面の会社からFAXが入る。
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それでもまだ農薬を使いますか
このFAXは商品を買ってもらうためではありません。
あなたの商品選択の基準にしてください。
医学業界が今戦々恐々としています。薬(抗生物質)が効かない!病原菌が増えてきているのです。かつてペストや不治の病・結核をことごとく治してきた抗生物質。しかし新しい薬とそれに対抗して生き延びようと進化する病原菌との生存競争。
その結果生まれてしまったのが耐性菌。これが薬の効かない病原菌なのです。この原因は抗生物質の使いすぎだと言われています。昨年とりだたされたSARS(サーズ)や院内感染(MRMS)が其の代表です。
だからお医者さんも最近は抗生物質の乱用を控える方向に向かっているようです。
人間に対してはですが・・・。
この様な状況で見たことありませんか。
もうお気きずきですよね。そうです農薬と病害虫のイタチゴッコです。
この状況は人間のカラダだけではなかったのです。それよりも遥かにジャブジャブと。
毎日食べている肉・魚そして野菜にまで及んでいます。
その抗生物質の量とは、
病院の中で使われる量100トン
<=>
トリ・豚・牛などの家畜に1000トン
養殖魚に200トン
農作物に400トン
なんと16倍、 1600トンなのです。
私達は知らず知らず、薬漬けで育てられている不健康で病気がちな野菜や肉魚を毎日食べてしまっているのです。
でも
危険だから使うのはやめよう!なんて決心はなかなかつかないのでは?
「そんな事できたらとっくにやっている。だから困っているのだ。もし失敗したら一年棒にふってしまう。」
そう思われませんでしたか?だったら
一回でも農薬の散布を減らす。まずここから始めてみませんか?
5回していた散布が4回に、4回が3回にと、一回でも多く減らすことができたらすごいとおもいませんか。
・・・・・・以下商品の宣伝。
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消費者には目新しいことかも知れません。
私も無農薬・減農薬と言いながら日記には殺虫剤・殺菌剤を使うことを記録しています。
それで読者は「何だ言うほどでもない。」と思われるでしょう。
私も奇麗事を並べていかにも無農薬で野菜を栽培しているように書くこともできます。
4・5年前までは無農薬でできることが多かったですが最近異常気象が激しくなると
この記事のように虫・病気が強くなり葉物などは完全無農薬は難しくなりました。
しかしいつも言いますように土の力を強めることにより薬剤散布を他の人が20回するところを1回でとめることはできます。
私は完成した状態を公開しているのではなく無農薬農業・無薬医療を確立している
過程を多くの人に公開しています。
本当に生命を扱う仕事は難しいです。