2006/01/04(水)11:40
これまでのお正月、今年のお正月。
あっと言うまに3が日が過ぎて行き、今日はもう4日。
夫は今日から仕事に出かけていった。今年も健康に気をつけて、頑張って欲しい。
今年は家族3人で、初めて自宅で迎えたお正月だった。
そう思うと、何か感慨深かったなぁ~。
今までのお正月って…
結婚1年目…大晦日から1月2日まで京都で過ごす。
結婚2年目…1年目と同じ。
結婚3年目…1,2年目と同じ。
結婚4年目…大晦日は長崎・ハウステンボスでカウントダウン花火→元旦は長崎市内観光
→夫の実家福岡で泊まる→広島でも1泊→帰宅
結婚5年目…ゆうまが生まれて1ヶ月。まだ里帰り中だったので実家で過ごす。
夫は風邪で自宅で寝込む。
こんなふうに、ゆうまが生まれるまでは、2人で自由に好き勝手に過ごしてきた。年末年始は、思い切り贅沢な宿に泊まって、思い切り贅沢に過ごすのが私たち流の楽しみ方だった。
とてもとても楽しかったのだけれど、毎年、「来年は子どもができて、お正月の恒例旅行に来られなくなるといいなぁ…。」と二人で話していた。
年末年始はなかなかいい宿が取れないので、毎年9月くらいから私がネットで宿を探しまくるのだけれど、いつもその時期になると、
「子どもが生まれるまで二人でいるうちにできるだけ楽しみたい!」という思いと、
「また今年も旅行に行くんだなぁ…。子どもを授かることができなかったなぁ。」
っていう思いと、複雑だったことを思い出す。
去年のお正月は、ゆうまがすでに生まれて、願いどおり、旅行に行けないお正月を迎えたのだけれど、去年は、正直言って、お正月気分どころではなかった。どんより~と重い気分で、憂鬱になっていた。
あの頃の私は、育児が始まって、生まれて1ヶ月のゆうまを前に、必死だったのだけれど、言いようのない不安に押しつぶされそうになっていた。
まさに育児ストレスが最高潮の状態…。
産後でまだ身体がしんどくてだるくて、なのに、ゆうまは泣くばかりで、ひたすら睡眠不足。朝も昼も夜もなく、部屋に閉じこもってゆうまの世話だけをする毎日。真冬なので外に出ることもできず、1日が長くて、でも夜が来ると「また夜が来た…」と憂鬱になり、朝が来ると「また朝が来て1日が始まる…」と憂鬱になる。これが自分が思い描いていた「育児」なのか?子どものことがちっともかわいいと思えない、しんどい、しんどいばかりで、そんな余裕が全くない。苦労してやっと授かった子なのに、何で自分はこんなふうに考えてしまうのだろうか…。みんながやっていることなのに、私だけができない。私は母親失格、母親に向いていなかったのか…と思うとまた憂鬱になり…。思い出すだけでも辛い毎日だった。
今まで夫婦だけで好きなように自由にやってきた。それが、全く自分の思い通りにならない子を前に、24時間束縛され、自分勝手ながら、そこに「私の意志も自由」もないことに、精神的に参っていたのだと思う。
それでも、そんな暗~い日々から、少しずつ、少しずつ、変わってゆき、6ヶ月くらいから、グンと楽に感じるようになった。それは、ゆうまの成長に伴って、子どもの成長を見る楽しみと、一緒に遊べたり反応がどんどん増えていく喜びが、しんどさを上回ってきたからだと思う。
今年は、1年前のようなどんよりとした気分は全くなく、年末に少しバタバタしながらも、お正月気分もしっかり味わえたし、風邪を引きながらも、家族で迎えられたお正月を喜ぶこともできた。嬉しい。
ここ数日で一番嬉しかったこと。
大晦日の日に、昼間実家で過ごしていた時に、ゆうまが初めての1歩を踏み出したこと!
その1歩があってから、手を離して2歩3歩と足を出してみたり、フラフラしながらも4、5歩と歩けるようになった。
まだまだハイハイとつかまり歩き専門なので、なかなかよちよち歩きを披露してくれないが、機嫌のいい時に「ゆうま、あんよが上手、ここまでおいで♪」と歌ってやると、あんよを見せてくれるようになった。
これは感動したなぁ~。大きな成長を感じることができた。
お正月話はつづく…