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紺洲堂の文化的生活

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カテゴリ:美術
東京都写真美術館で開催していた

F1000083.jpg
「発掘された不滅の記録1954-1975[VietNamベトナム]そこは、戦場だった」
「写真展・岡本太郎の視線 」
「植田正治:写真の作法」

 最後に残しておいた「写真展・岡本太郎の視線 」展です。

 会場に入ってみると、おしゃれな白黒のパリの写真が・・・。えっ、全然岡本太郎らしくない!いくらフランスにいたからって、こんな写真を撮るなんて・・・・と驚いていたら、説明書きには「ブラッサイ」。

 岡本太郎らしくないのはあたりまえです。

 なぜブラッサイやキャパの作品が展示されていたかというと、太郎さんがパリにいたときから友達だったからとの事。特にブラッサイからは引き伸ばし機(戦災で焼失)まで譲り受けたという。また、パリーから誘われて写真展に参加したこともあるそうだ。

 こうして、岡本太郎の写真の原風景から、日本で後年、撮った写真の展示に移っていきます。

 「写真というのは偶然を偶然に捉えて必然化することだ」(展覧会カタログより)

 写真によって人間・岡本太郎の視線を私たちは追体験できる、ということで「岡本太郎の視線」。内容にふさわしいナイスな展覧会名だと思いました。

 岡本太郎といえば、太陽の塔のような前衛、原色、ふにゃふにゃした顔、というイメージしかない人もいるかもしれません。写真を撮っても「バクハツ」しているようなものしか撮っていないんじゃないか、と。

 ですが、彼の写真には動的なものもあれば、静的なものも多いのです。やはりセンスなのか、面白がる、美を発見するということが写真にも現れているんですよね。

 例えば、秋田のなまはげを撮ったり。縄文土器や田植えを撮ったかと思えば、どこかのネオン街を撮っていたり、首里城近くの階段を撮っていたり。どれも、決してバクハツしてばかりのシーンではありません。

 とにかく、本人が面白いと感じたのをパッと撮った、という感じで、しかもそれが「必然」的で、写真に作為が現れないのです(まるで同時開催の北ベトナム側写真と対照的ですね)。


 太郎さんが面白いと思うポイントがなぞれる分、まるで作家のネタ帳、視線のパターンが見れるという点でも、面白い企画だと思いました。

 最後に太郎さんと敏子さんの映像です。太郎さんは、フランスの映像人類学者ジャン・ル-シュの作った映画でのインタビューシーン。敏子さんは、出典はわかりませんが、3年ほど前のインタビュー映像です。

 どちらも、仕草が似ているんですね。太郎さんは、インタビューにフランス語で答えているためもあるでしょうが、身振り手振りがいつもより、フランス人の芸術家っぽいのです。それで敏子さんの方を見ると、やはり同じような感じ。

 なかなか、やりますね。生前、太郎さんに似てきたとよくいわれるとインタビューに答えられていた敏子さんを「検証」しているような映像ですが、なるほど、そうですね。


 そういえば、太郎さんと敏子さんのポスターを無料で1枚、プレゼントしていました。珍しいこともあるものだ・・・





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Last updated  2006.03.04 03:53:03
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