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紺洲堂の文化的生活

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カテゴリ:美術
 束芋展を見た後は、夜の目黒に移ります。

 東京都庭園美術館は、昭和8年に完成した旧朝香宮邸を美術館に転用したものです。建物自体は、当時の朝香宮殿下がパリに滞在されていたときに、現地で流行していたアールデコ様式を気に入ったことから始まります。帰国された後、わざわざアンリ・ラパンというフランス人アーティストに発注して作らせたのがこの建物で、ほかにもルネ・ラリックの作ったガラス・レリーフがあるなど、往時の気品があふれる、素晴らしい美術館です。

 当然、夜は閉館しているので普段なら見ることができないのですが、今回は特別観覧ということで、夜の庭園美術館を楽しむことができるのです。まあ、皇族の邸宅だったわけですから当然、住まわれた方々は夜の庭園美術館を見ていたはずですし、デザインを担当したラパンも、夜のライトに照らされた姿を想像して設計しているでしょう。その夜の闇の中に浮かび上がる邸宅を見られるのが、今回のイベントの醍醐味でしょう。今回は、皇族の邸宅に招かれた賓客(実際は貧客、か)のつもりで建物を観覧することに。

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teien3.JPG

狛犬がお出迎え?


teien1.JPG

ルネ・ラリック作のガラスレリーフ

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室内の照明も、夜になると雰囲気が出ます

 皇室の記念品であるボンボニエールという、砂糖菓子を入れるための小箱も多数展示してあり、この一つ一つが銀製などの非常に凝ったもので、現在の食玩にもつながるような日本の細かい手仕事を見ることができます。ただ、確か撮影禁止の部屋だったと思うので、写真は撮っていないのです。詳しい内容は、庭園美術館のサイトでご覧下さい。

 おそらく、こんなに素晴らしい邸宅であっても、もし個人のものであったなら、今頃は取り壊されて高級マンション用地に転用されていたのではないでしょうか。お金をかけてちゃんとしたものを作れば、後世に財産として残すことができるという貴重な例なのかもしれません(もちろん、かなり維持費はかかりますけどね)。もっとも、アールデコの本場フランスであれば、数百年たった邸宅などは珍しくないわけですから、この邸宅であってもまだ新しい部類になるのでしょうが。






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Last updated  2006.09.15 18:24:38
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