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紺洲堂の文化的生活

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カテゴリ:音楽
 毛利衛館長との交流会が未来館で行われた時、「毛利衛と宇宙を聴く」というコンサート企画を新国立劇場で開く、という話を聞きました。早い者勝ちということなので、その場からケータイを通じて申し込みを済ませ、楽しみにしていたのが、これ。

 毛利衛と宇宙を聴く ~円い音、渦の音。です。

 平日開催だったのが残念なのですが、行ってきましたのが東京・初台にあります新国立劇場の中劇場です。会場は自由席だったのですが、すこし早めに出たおかげで、比較的、舞台に近い席に座ることができました。


 そもそも、なんで毛利衛とコンサートがつながるのか?といいますと、そこには毛利さんの宇宙体験が絡んでくるのです。

 未来館の公式HPでも紹介されておりますが、
「宇宙空間でオーロラをくぐり抜けたとき、
バッハと雅楽が同時に聞こえた。  ――毛利衛」

 という体験をされたそうです。なぜ、バッハか、という小林康夫教授の解釈は公式ページを参照してもらうことにしまして、今回の企画はその映像を見ながら音楽を聞くことで、毛利さんの感じたことを追体験してみよう、という意欲的なイベントでした。

 ・・・これ、本当に無料で入ってもいいのでしょうか?と思ってしまうほど充実した内容でした。


 まず、毛利さんがハイビジョンで撮影した、東京と富士さんの映像から始まります。これは、前回の交流会でも見ましたが、毛利さんが月を撮影したところ、偶然にも同僚の宇宙飛行士が「東京が見えるよ」と教えてくれたことで撮影出来たものです。

 その後、今回の企画の元になった、オーロラ。これはCGで毛利さんが体験した時の状況を再現したものですが、オーロラの中をスペースシャトルが通り抜けていくところを見ます。オーロラの中を通り抜ける、ということは滅多なことではできません。上空110キロメートル前後のところにできるわけですから、宇宙に出なければ、そんな体験はできないわけです。


 最初は武久源造さんの演奏するバッハのシャコンヌ、次に雅楽の中村仁美さん、石川高さん、八木千暁さんが越天楽を演奏します。

 途中に毛利さんや小林康夫教授のトーク、ゲストで須藤斎さんという北極の古い地層を分析して珪藻類を見つけ、分類しているという若い研究者の方を交えてのトーク。


 最後に演奏者全員での即興演奏です。バックの大スクリーンには、毛利さんが撮ってきた地球の映像がずっと流されます。海や山、草原や砂漠が映し出される中、雅楽とチェンバロの響きが重なりあいます。雅楽奏者の3人は、前に据えられた小型モニターを見ながら。チェンバロの武久さんは目が不自由なので映像を見ながらの演奏ではないのですが、映像と非常にマッチしています(演奏後のコメントで、雅楽や会場の雰囲気と合わせて演奏したので、特に不都合はなかった、といった内容のものがあった、と思うのですが・・・・)


 これ一回で企画を終わらせるのは勿体ないですね。ライブ音源をCD化しても面白いと思いますよ。商品化しないのかな・・・。

 これから何回か続けてみてもらうのも、聞きごたえがあるかもしれません。今回は毛利さんでしたが、宇宙の映像はまたいろいろありますから、それと音楽を合わせて、しかも即興で演奏してみる、というのはナカナカ他ではできないと思いますよ。

 それに、おそらく、アートとしても非常に面白い試みであったと思いますし、非常に成功していると思います。たとえば、今後は「脳神経とジャズ」「DNAとサンバ」とか、科学と音楽のコラボレーションをしてみる、ということができるかもしれませんね。






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Last updated  2007.01.08 17:35:35
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