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カテゴリ:博物館・美術館
たとえば、東京の「原美術館」や金沢の「21世紀美術館」などにも、その建物と不可分になっているパーマネントコレクションという物はあります。つまり、その場所に行かなければ見れない作品ですね。
でも、建築物そのものが作品になっていて、鑑賞者が中に入って体験しなければならないという意味で、瀬戸内海の豊島美術館こそが「建物内不可分パーマネントコレクション」の究極ではないでしょうか。 ここに行かなければ絶対に味わえない、究極の町おこしアートですよ、これは。 どうしてか? 1.あまり交通の便の良くない場所に「わざわざ」行かなければ見られない 2.その時々で全然別の表情を見せる つまり、豊島美術館で重要なのは「見に行くという時間を楽しめる」「一度見ただけでは終わらない」という演出があることなのです。 瀬戸内海を渡って、自転車・徒歩などで山の上まで登る。 しかも、作品の見せる表情は「そのときにしか見られない」もののわけですから、他の表情が見たければ、何度か通うしかない。 雨の日に入ったら、また違うでしょうね。雨音と中の音が聞こえるでしょうし。 これからは蝉の鳴き声が入ってきて、また別の味わいを見せるかもしれない。 豊島美術館は、SANAAの西沢立衛さんが設計したもので、白一色の「宇宙的」なデザイン。コンクリートの美しい建物です。 中にはいると、少しの音もよく響く。ほんの少し動いただけの衣擦れが、部屋全体に響き渡る。 そして、ぽっかり空いた穴から、そとの青々とした緑が見える。 そして床面には・・・・・ 夏休みに、是非とも行ってみたい場所であります。 コンクリート打ちっぱなしの部屋の中、涼しいんでしょうねぇ 【送料無料】直島瀬戸内ア-トの楽園 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.30 20:14:23
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