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カテゴリ:事例80分料理法
昨日に引き続き、『受験生最後の日』(仮題)の内容とリンクした記事です。
昨日は、勉強関連情報の一元化について述べましたが、今日は過去問などを分析する事例ノートについて、私が行っていた方法を紹介します。 下の写真は、実際、私が作っていたノートを、ワードで清書したものです。平成20年度事例I問題1のページです。 ![]() ノートの構成は、次のとおりです。 (1)受験校の模範答案 (2)設問の制約条件 (3)答案作成に必要な知識 (4)答案作成技術 (5)自分の答案の失点要因 (6)答案作成時に行ったメモ (7)自分の答案(自己採点つき) このノートを作る目的は、一番上の模範答案と一番下の自分の答案のギャップの原因を探るためです。具体的なギャップの原因として、制約条件、知識、技術、失点要因を確認しました。 そしてこのノートの効果は、自分の答案を他者の目で冷静に分析できるというところです。これは勉強会と同じ効果と思われ、独学の私にとって、このノートはいい勉強仲間となりました。 さらに、「制約条件」「知識」「技術」といった項目は、実際に問題を解く時にチェックしなければならない項目です。ノートを作ることでこれらの項目をチェックすることが自然と身につき、本番でも無意識にチェックしていました。 ノートを後で見返したときに検索性がいいように、1問につき1ページという原則をつくり、繰り返し解いた過去問の答案は、一番下の自分の答案に重ねて貼りました。そうすることで、自分の実力が向上していることが確認できます。 以上をまとめると、自分が取り組んだすべての事例を1冊のノートにするのは、 (1)模範答案と自分の答案のギャップを確認できる (2)問題取り組み時に確認すべき項目が身につく (3)他者の目での分析ができる (4)後で振り返るときの検索性がよい ということが挙げられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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