|
カテゴリ:事例80分料理法
先日、中小企業診断士の中村俊基さんのブログにリンクしていただきましたが、その記事にある「二次受験生が自分で問題をつくってみるというのが、手間はかかるが、最良の学習方法であると思う。」というくだりを読んで、思い出したことがあります。
じつは私は2次試験対策で自作問題を作っていました。 でも、事例を丸々作るのではなく、1次試験の知識を2次試験の答案作成時に活用できるようになることを主眼として、過去問に関連した基礎知識的な問題を作っていました。 たとえば平成20年度の事例Iにおいて作問したのは、次のとおりです 第1問『SWOT分析って何?』 第2問『製品特性の分類方法は?』『経営環境って何?』 第3問『権限委譲の長所、短所は?』『人事異動による効果は?』 第4問『生産方法ごとに、組織論的視点で長所、短所、改善策は?』 第5問『新規事業開拓について、経営、組織、マケ、生産管理、財務のそれぞれの視点で長所、短所は?』 そして、さらに自作問題に対する解答で基本的な用語を用いた場合には、その説明も行います。 上記の自作問題の第1問において、 「事業戦略の策定において、内外環境を把握する必要があり、そのための手段としてSWOT分析がある。」 と答えた場合、次には「事業戦略策定プロセスはどうやるのか?」と自問し、どんどん関連知識を拡充していきました。 こうして、1次試験の知識を2次試験の答案作成に活用できるようになりました。 ただ、中村俊基さんの記事を読んだ際に、私の方法では出題者の意図を汲んだり、与件をうまく活用した答案を作成するトレーニングにはならないことに気がつきました。 そこで、私が提案する自作問題は、過去問の与件文を用いて、設問だけ自分で作るというものです。これなら、そんなに時間がかからずにできると思います。 与件文のどこを使って答案を作ってほしいか、どんな知識を備えているのかを見極めたいのか、ほかの設問とダブるような内容ではないか…そんなことを気にかけながら作問することで、出題者目線が身につきます。 その設問を、今度は忘れたころに解いてみると…自分が意図していた答案とは違ったものが出来上がるかもしれません。 そのギャップがなぜ生まれたのか、分析してみると、自分の失点要因が明確になると思います。 なので、ぜひ、自作問題に挑戦して、過去問を骨の髄まで味わいつくしてみてください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[事例80分料理法] カテゴリの最新記事
|