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今度の日曜日は中小企業診断士2次試験が行われます。そこで受験生に、最近私が気がついた論述式試験対策をお話したいと思います。
論述式試験に解答で【~等】とつける癖のある方はいらっしゃいませんか? 私は、中小企業診断士2次試験の1回目の受験の時、【等】を多用(11回)していました。(再現答案はこちら)そしてその結果は、ADBAの不合格でした。(試験結果はこちら) では合格した時の【等】の使用頻度はというと、事例IIにおいて3回使いました。(再現答案はこちらとこちら) さらに答案を分析してみると、【等】を使用した箇所にも違いがあります。比較するために、各答案から抜き出してみました。 ・不合格時 発着時間等(2回) 人事権等(2回) メニュー開発等 盛り付け例等 女将によるお茶立て等 温泉等 外国人や若い人等 宿泊客等 コスト等 ・合格時 クラブ活動等 各種チームメート等 市民マラソン等 不合格時には、明確にしなければならない箇所をごまかし、また知識がさもありそうに装うために【等】を多用していました。 合格時には、文字制限のためからあえて使わなければならない、または【等】を使っても解答の質に影響がないところにのみ使っていました。 診断士試験ではないのですが、論述式試験の採点者に伺ったところ、「【等】とひとくくりにされると、くくられた内容を採点者は推測しなければならず、受験者が本当に内容を理解しているかどうかわからない。そのため点をつけることが出来ない。」と言っていました。 すなわち、読み手(採点者)が推測をしなければならないような文章は0点となるのです。 文章を書くという上での基本原則は、相手に自分の考えを正確に伝えることです。 今一度、基本に立ち返って、御自身の答案を反省されることで、後2日後に迫った中小企業診断士2次試験への合格可能性があがります。 試験当日事例IVの「終わり」の合図があるまで、あきらめずに頑張ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.21 16:38:53
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