ドラッカーはユダヤ人だった!
上司との雑談をきっかけに、ユダヤ人の頭の良さはどこから来るのか、それは育児や人材育成に活用できないかと考え、ユダヤ関連本を読み漁っていました。 その中の1冊『貧乏でも金持ちの列に並べ』(手島佑郎・ぜんにち)で、ドラッカーもユダヤ人だということを知りました。貧乏でも金持ちの列に並べ価格:1,575円(税込、送料別) この本は、ユダヤビジネス哲学を、実際にビジネス界で成功したユダヤ人を紹介しつつ、体系的に解説している本で、読みやすかったです。 ちなみに、『ザ・ゴール』の著者・エリヤフ・ゴールドラット氏はイスラエル出身と著書紹介に書いてあったことから、彼もユダヤ人と推測されます。 たくさんのユダヤ関連本を読むと、どうも生活規範としてユダヤ人の中で伝承されている『タルムード』が、優秀な人材育成の鍵を握っていると思えました。 しかし『タルムード』は250万字におよぶ膨大な書で、全編を日本語に訳したものはありません。 そこでエッセンスだけでも知ろうと『ユダヤ5000年の知恵』『ユダヤ5000年の教え』(いずれもラビ・マービン・トカイヤー、実業之日本社)を購入しました。ユダヤ5000年の知恵新装版ユダヤ5000年の教え 『知恵』のほうが売れているようですが、読み返しやすさは『教え』のほうがすぐれています。 理由は、構成が「成功の法則」「貧乏と金持」「幸福と不幸」「知識と知恵」「賢者の言葉」「恋愛と結婚」「つきあい術」に分類され、それぞれの末尾に金言がまとまって掲載されているからです。 内容の例を挙げると、 ふくれた財布がすばらしいとはいえない。 しかし、からの財布は悪いのだ。 金銭は呪いでも、悪でもない。 人間を祝福するものだ。といった、お金に対する正しい認識を解いていたり、 どうせハムを食べるなら おいしく食べたほうが良い。(ユダヤ教ではハムを食べることを禁じている) 祈るときは短く、 学ぶときは長い時間をかけよ。といった、宗教的な教えにしては、珍しいことが書かれています。 だから私は『論語』のような禁欲的で優等生な格言や、躁状態ではないかと思われる『超訳ニーチェ』の前向きすぎる格言よりも、自分の身の丈にあっていると感じました。 なので、ユダヤに関する知識を経営や育児に活用するため、これからも知識を増やしていきたいと思っています。