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カテゴリ:経済学
【問題】
潜在的参入者に対し、市場に参入しても得られる利潤が少ないことを理解させる ため、既存企業が限界収入と限界費用が等しくなる生産性よりも多く生産する 戦略を示す概念として、最も適切なものはどれか。 1.価格差別化戦略 2.制限価格付け(limit pricing) 3.トリガー価格戦略 4.ベルトラン=ナッシュ戦略 5.略奪的価格付け(predatory pricing) (2004年 第19問) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 昨日、教育給付金の手続きでハローワークに行ってきました。 手続き自体は非常に簡単でした。 待ち時間も含めて約30分ぐらい。 支払った金額の40%が戻ってくるそうです。 約3週間後に、8万ちょっと戻ってくるとのこと。 え!そんなに戻ってくるんだ! けっこう、うれしい。 結局のところ、授業料って12万ぐらい。 ということは、月1万円。 テキストなども込みだし、学習のペースもつかめるし、 初めて受験するひとは、学校にいったほうが、 いいかもしれないですね。 では、本日の解答をどうぞ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【解答】 2.制限価格付け(limit pricing) 問題文に示されている概念が「limit pricing:制限価格付け」の説明である。 また「limit pricing」は参入阻止価格付けといわれることもある。 具体例でいうと ++++++++++ 1.価格差別化戦略 ターゲットとする需要者ごとに、違う価格を設定し、提供すること。 学割や、高齢者割引などが含まれる。 ※私は「価格差別化戦略」のことを 「他社:ライバルとの価格を差別化する」という意味で捉えていました。 みなさんは、間違えないようにしてくださいね。 ++++++++++ 3.トリガー価格戦略 トリガー価格戦略とは、 最初はライバルと協調的行動をとり、相手が一旦裏切ったときには、 それをきっかけ(トリガー)にして反撃に打って出て、 一旦反撃に出た後は、相手がどのような行動をとったとしても、 絶対に許さず、以後協調しない戦略。 この戦略は、報復の脅しを利かせることによって、 相手に協調的行動をとらせる場合を説明するときに、 良く使われるようである。 よって間違い。 ++++++++++ 4.ベルトラン=ナッシュ戦略 価格におけるナッシュ均衡とは、お互いに相手が価格を変えない限り、 自分も価格を変える誘因がない状態にあるものをいい、 ベルトランモデルとは、お互いの生産量が一定として、 お互いが最適な価格をつけることをいう。 よって、ベルトラン=ナッシュ戦略とは、お互いが最適な価格をつけた上で 維持されている状態を続ける戦略であると考えられる。 よって、間違い。 ++++++++++ 5.略奪的価格付け(predatory pricing) 略奪的価格付け(predatory pricing)とは、資金力のある大企業が、 極端な安値販売で市場からライバルを追放した後で、 価格を引き上げて利潤を確保しようとすることをいいます。 一時期話題になった、自治体や地方公共団体での1円入札も、 この一例である。 <参入障壁に関するその他の用語> サンクコスト(sunk cost):埋没費用 投資後、回収不可能な費用のこと。 以上 最後までお読み戴きありがとうございました。 明日もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.08 18:46:48
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