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カテゴリ:財務会計
【問題】
次の期末の試算表と期末整理事項により、当期(平成13年1月1日~ 平成13年12月31日)の純損益の金額を下記の解答群から選べ(単位:千円)。 〔期末残高試算表〕 借方 勘定科目 貸方 3,000 現金 2,500 売掛金 500 繰越商品 4,000 備品 買掛金 2,000 借入金 1,050 貸倒引当金 50 減価償却累計額 900 資本金 6,000 売上 10,000 7,000 仕入 2,000 給料 1,000 支払運賃 _________________ 20,000 20,000 〔期末整理事項〕 ア 期末商品棚卸高:1,000 イ 貸倒引当金:売掛金の3%を設定する(差額補充法) ウ 備品:耐用年数4年、残存価額は取得価額の10%で減価償却を実施(定額法) 〔解答群〕 1.当期純利益 0 2.当期純損失 425 3.当期純損失 475 4.当期純損失 1,425 (2002年 第2問) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日のためになる情報は、 国税庁がやっている「タックスアンサー」 http://www.taxanser.nta.go.jp/index2.htm 診断士試験では、この中の法人税が試験範囲に含まれます。 その他のところもさらっと眺めるだけでも、結構勉強になります。 では、本日の解答をどうぞ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【解答】 2.当期純損失 425 次の手順で解答していく。 a.期末商品棚卸高から売上原価をもとめる。 b.貸倒引当金をもとめる。 c.減価償却費をもとめる。 d.収益-費用=当期純損益をもとめる。 〔a〕期末商品棚卸高から売上原価をもとめる。 売上原価=期首商品+当期仕入高-期末商品である。 (参考⇒ http://www.rakucyaku.com/Koujien/M/D03/D300100) したがって、 売上原価=500+7,000-1,000=6,500 となる。 〔b〕貸倒引当金をもとめる。 貸倒引当金繰入額=売掛金×設定率-貸倒引当金期末残高である。 したがって、 貸倒引当金繰入額=2,500×3%-50=25 となる。 差額補充法であるから、貸倒引当金期末残高に 不足する金額を補充する処理となる。 差額補充法⇒ http://www.otasuke.ne.jp/cgi-bin/dic3/dic.cgi?action=view&id=49 〔c〕減価償却費をもとめる。 減価償却費=(取得原価-残存価額)÷耐用年数である。 したがって、 減価償却費=(4,000-4,000×10%)÷4=900 となる。 〔d〕収益-費用=当期純損益をもとめる。 収益-費用=当期純損益 売上-(売上原価+貸倒引当金繰入額+減価償却費+給料+支払運賃)= 10,000-(6,500+25+900+2,000+1,000)=-425 よって、当期純損失 が 425となり、2が正解。 以上 最後までお読み戴きありがとうございました。 明日もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.10.13 23:23:29
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