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カテゴリ:企業経営理論
【問題】
下請の再編が活発になっているとはいえ、欧米に比べてわが国の下請企業の 親企業との取引関係は安定的で、継続される傾向が強い。 その理由として最も適切なものはどれか。 1.下請関係では、株式の相互持合いが前提になっているから。 2.多数の取引先企業のうち、最も安価な納入単価の企業だけが生き残るから。 3.特殊化した生産技術によって結ばれているため、親企業が下請企業を 切り替えると不利益になるから。 4.取引相手の選別に取引コストがかかりすぎるので、既存の取引が 温存されるから。 (2003年 第1問) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日の紹介サイトは 中小企業基盤整備機構のサイトです。 http://www.jasmec.go.jp/ 中小企業向けの政策など細かい点はここでチェックする必要があります。 --------------------------------------------------- かなり前にここで報告しましたタイでのビジネスを本格化するための 調査として11月末より1ヶ月間タイに行くことが(やっと)決定しました。 ここで実際のビジネスを立ち上げるまでの実例を 随時(赤裸々に)報告していきたいと思います。 成功すればよい例として、失敗すれば悪い例として ご活用(!?)いただければと思います。 もちろん悪い例とならないように(笑)、私として本気(マジ)でやります! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【解答】 3.特殊化した生産技術によって結ばれているため、親企業が下請企業を 切り替えると不利益になるから。 【解説】 製造業における下請中小企業比率は、47.9%(1998 年)。 http://www.chusho.meti.go.jp/hakusyo/h15/html/15241100.html ○下請け企業のメリット(中小企業白書より) バブル期は下請けのメリットについて“仕事量の安定”が8割弱 2002年、“仕事量の安定”は5割まで減少。 “技術指導が受けられる”を重視する企業が3倍に急増。 ○下請け企業のデメリット 親会社への依存度の高さ。 <下請中小企業が目指す方向と、その対応策> 全国中小企業団体中央会調査結果 http://www.chuokai.or.jp/research/image/1512sita.pdf <垂直連携ネットワーク> 親企業と下請中小企業がビジネス上密接な関係で結ばれ安定的な取引を行うこと。 1.下請関係では、株式の相互持合いが前提になっているから。 株式の相互持合いが前提ではない。 2.多数の取引先企業のうち、最も安価な納入単価の企業だけが生き残るから。 安価な納入単価だけが下請取引関係が安定的となる理由ではない。 現在は親会社が下請け企業に対しての技術指導なども行って安定的な品質の 供給も重視している。 4.取引相手の選別に取引コストがかかりすぎるので、既存の取引が 温存されるから。 必ずしも取引相手の選別に取引コストがかかりすぎるわけではないので、間違い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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