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継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

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前田剛力

前田剛力

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2011.01.30
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今週のゲストは先週に続いて商品取引の専門家、株式会社マーケット・リスク・アドバイザリー代表取締役の新村直弘さんでした。

先週も話されていましたが、先物取引のもつ悪いイメージは定着していて、幸田さんが紹介したのは、リーマンショックの頃、テレビで偉い先生(何とか評論家というものでしょうか)が「先物取引なんて全部やめてしまえ」と放言されたとか。これは先物取引の本来の目的、意義を知らずに表層的な価格の暴騰、暴落だけをみた思慮、知識のない発言、ということになります。

世界で最初といわれる、大阪堂島の米相場も米本位制であった江戸時代、どのようにして米相場を安定させるか、から始まったと言われています。

商品市場がなければ何を持って適正な価格と判断するか、ユーザーである製造業の皆さんに判断のしようがなくなる、と新村さんは言います。特に日本の製造業では血のにじむようなコスト削減が日々積み重ねられており、その中で原材料費が簡単に10%、20%変動するとしたら、先の事業計画は立てられない、それほど厳しい環境になるのだとも言われます。

日本の企業は原材料費の変動をなかなか価格転嫁しない(幸田)、出来ない(新村)ということで両者は同意。

だから「いつ買っていつ売るか」ではなくて「当初の予算をどうすれば達成できるか」それを手助けするのが我々の仕事であり、将来に存在する不確実性をより確実なものにしていく手助け、そのアドバイスを商品マーケットに特化して提供しているのが自分たちである、とは新村さんの自負。

企業の調達コストのリスク低減をしているというのが新村さんの会社だ、ということですが、こういう会社は多いのですか?と幸田さん。

実は日本では初めて、ヨーロッパに2、3社あると聞くがそれらも「いつ買うと安い、いつ買うと高い」ということだけで、経営のアドバイスまではしていないのです。そういう観点で言うと世界で初めてかもしれません。(新)

企業としてどういうことがしたいのか、どういう夢があって企業活動をしているのか、それに対してこうすればそれが実現できる、ということを調達コストなのか、販売コストなのかなど幅広い形でアドバイスできるのが自分たちだと考えています。(新)

それらを去年、独立して会社を作って始められたというわけですが、感触はいかがですか。(幸)

こういうことにニーズを持った会社が多い、と分かってきました。銀行などとは違って、中立的な見方が出来るということで相談していただける企業も増えてきています。
スタートするとき何が大変だったか、という問いに対して、新しいビジネスを始めるに当たって、日本には規制が多いということは承知のうえ、と答えます。

日本のビジネスにおける資金調達など銀行の役割の重要さもわかるし、外資系の分かりやすい目標設定、単純明快であれ、という基本思想もわかっている。そこで我々はその中間の立ち位置を確保するためには独立するしかなかったということです。
独立するとき、協力を申し出てもらうこともあったが、独立性を維持するために断らざるを得ない部分もあったそうです。

ここで中間です。

安定した職場にいた新村さんが独立するに当たっては家族のサポートが大きかった、特に妻が背中を押してくれたそうです。やりたいことがあり、それが意味あることならやればいい。失敗したらまた一から出直せばいい、と言ってくれたとのこと。(新)

商品相場の情報で製造業をサポートすることに特化した会社はないということですからね。

日本人は本当に頭がいい。人を感知して起動するエアコン、笑顔を感知して写真を撮るカメラを作るなんて世界の誰もできない、そこまでやっている日本人が相場にかく乱されているだけのはずはない。相場をうまくコントロールして相場に踊らされないようになればすごく強い国になると思うのです。(新)

本当にすごいことになると思いますね。

我々は単に相場の上昇、下落を追うだけでなく、それをどうやってコントロールするか、そこを企業の皆さんにアドバイスしたい。(新)

番組を聴いてくれている人へのメッセージは。

本当に汗水たらして出した利益が相場のひと吹きで消えてしまうのはつらい。その対応策をアドバスさせてもらいたい。解決の方法論はあるのです。このアドバイスをやらせて欲しい。(新)

これまで1年間の成果は。

成果は上がっているが、簡単ではないということもわかってきました。その自覚が増えてきたことが大きいと思います。(新)

銅や大豆など特定の商品の専門家はいるが、商品相場全体を見て総合的な視点でのアドバイスは重要。今後の夢は。

出来るかぎり多くの企業の役に立ちたい。日本の企業がみんな、こうした考えてやれるようになると日本はすごくよくなる。もっともっと楽しい国になる。自分の子供の世代、日本がよくなることが最大の夢です。(新)

日本を元気にするように頑張って欲しい、と幸田さんが語って今週も終わりです。

商品相場の仕組みや具体的なリスクヘッジの仕方についても聴きたかったのですが、そこまでは時間的にも無理かな。
でも新村さんが日本を少しでもよくしたい、日本人にはそれが出来る、と信じて頑張っている姿には感動しました。成功を祈りたいと思います。

ではまた来週。





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Last updated  2011.01.30 13:09:14
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前田剛力@ Re:都市対抗野球(08/28) くさなぎさん お久しぶりです。 番組に…
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