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今週のゲストは女優のもたいまさこさんでした。結構インパクトのある名前で、聞いたことはありましたが、顔や代表作などは思い浮かばず、です。
この「もたいまさこ」という変わった名前は、実は本名で「缶尊(もたい)真佐子」だそうです。(本当は缶と尊がくっついて一つの字なのですが、それが表せませんでした) 所属していた劇団では芸名をつける、という雰囲気はなく、本名でいましたが、なかなか読めない名前なのでひらがなにされたようです。 もたいさんは小林聡美さんなどと仲がいいようで、本人は無趣味ながら小林さんに連れ出されて、落語も聴いたことがあるそうです。 今日の落語は三代目桂文朝師匠の肥瓶(こえがめ)でした。 肥瓶とは昔のトイレ、いわゆるボットン便所でトイレの床下に埋めてそこに大小を溜めていたものです。 落語では、仲間の新築祝いに持参するものを買いに古道具屋に寄った男たちが、お金をほとんど持たないため、買えたのは建替えの家の床下から掘り出した肥瓶だけ。それを水瓶と称して新居の台所に持ち込み、ばれないように水を張ってしまいます。 そして早々に引き上げるつもりだったのが、兄貴に酒を呼ばれついつい座り込みます。そして酒の肴として出てきた冷奴などを頂きますが、これらはいずれも男たちが持ってきた肥瓶の水で冷やしたもので自業自得の苦行。最後はご飯をご馳走になりますが、そのご飯も肥瓶の水で炊いたもの、ということでジ・エンド。 このあとには大変な人間関係の修羅場がやってきそうですが、そこは落語ではやりません。 それにしても、こんなひどいことをする友人関係って一体何なのでしょうか? 肥瓶なんていう言葉から、子供の頃、我が家もボットン便所だったし、近所の畠のあちこちにも肥溜めがあって、遊んでいて落っこちてしまった仲間が何人もいたことなどを思い出しました。 また肥塚などという苗字の子もいましたが、誰もそれで冷やかすという風でもなく、まだ肥の存在が身近な時代だったのだと思います。水洗便所の普及した今の子供には信じられないことでしょう。 さらにもたいさんは「Always 三丁目の夕日」の第三弾「Always 三丁目の夕日‘64」に出演される、ということで作品の紹介もありました。今度の作品は3Dで撮っているということですが、もたいさんは「なぜ3Dなのかわからない」と呟きます。 ・「Always 三丁目の夕日‘64」;http://www.always3.jp/ 肥瓶の話に1964年(昭和39年)などが出て、頭の中はすっかり昭和モード。 冷蔵庫に入れる氷を売りに来るおじさんを覚えているし、七輪で魚を焼いた記憶もあります。近所の小川で母親が弟のオムツを洗うについて行った覚えもあるのです。その川ではウナギやドンコを獲っていました。あれから30年近くが過ぎましたが、本当にあっという間、でも何てたくさんのものが変わってしまったのでしょうか。二度と帰らぬあの時代。 全てを経験している僕らの世代はある意味では今の子達よりずっと幸せではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.21 22:15:09
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