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継続は剛力なり~前田剛力のあなたの一日を豊かにするヒント

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2010.10.30
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今週のゲストは金融アナリストの倉津康行さんです。
幸田さんとは彼女が金融界でバリバリやっていた時代からの付き合いだそうで、そのあたりのことがネットの対談にもありました。番組でも最初はこんな話をしていました。
・http://www.bunshun.co.jp/jicho/0911koda/index.htm

今日の話題は倉津さんが書かれた本「危機第三幕」で述べている、アメリカのサブプライムローンに端を発した金融危機は、第二幕でEUのギリシア危機に飛び火し、現在は何とか小康状態を保っているように見えるが、問題の本質は改善されておらず、第三幕として再びアメリカが金融危機に陥る可能性があるということでした。

この中で今の日本は円高、株安が問題視されているが、もっと怖いのは金利が上昇することだと指摘します。日本全体がゼロ金利を当然として、金利に対してあまりに鈍感、無関心になっているのは怖いこと。

金利が上がったとき、大丈夫なの?と幸田さん。

EUをみると、各国で通貨、金融商品の持ち合いをやっているようなもの。一つ二つがおかしくなるとドミノ効果で他もどんどん悪くなる。

この次にスペイン、ポルトガルがだめになったとき、フランス、ドイツが支援するだろうが、それでこれらの国の経済も悪くなる可能性がある。もともと経済活動も生活も全く違う国が通貨を一つにするというところにやはり無理があったということが顕在化してきている。

ヨーロッパの情報は日本にはなかなか入りにくいが、世界中の決済用準備資金はドル6割に対してユーロも3割もあり、影響力は大きいのでよく見る必要がある。

さらに考えないといけないのは「買って持つ」、金融用語でロングのポジションが悪い、ということになっている。以前は売ることが悪いといわれ、空売り規制なども行われたが、今はロング、国債も超ロングな商品だが、将来悪くなるだろうものを持っていることが爆弾を保有することになっている。

金融機関は資金を委託されて何かを買わないといけない、運用益を出していかないという強迫観念のようなものがあるが、金利がゼロの状態で運用益を出さないといけない、というところに問題があり、結果として皆が国債など一つに集中したことから問題を大きくする。

サブプライムローンという言葉は死語になったようだが、裏にある住宅金融の問題はますます悪くなっており、住宅価格の底値が見えていない。さらに金融機関に手続き問題もあって傷口が広がりかけているという気がする。

いつの間にか国債、金、原油、穀物が上昇している。こういうインフレっぽい動きもあるが、アメリカの実体経済を見るとデフレが怖い。日本の二の舞を踏まないように一生懸命やりながらどんどん同じ道を歩み、同じ落とし穴に嵌ろうとしている。

日本では今、どこまで円高が進むかを心配している。一時的には75円までいくかもしれないが、80円前後である程度長期戦をやっていくのではないか。日本はそれに耐えられる産業構造にしていかないといけない。

逆に円高をどう使うか、マスコミは騒ぐだけだが、賢い企業は円高メリットを生かす工夫をもうやっている。個人の消費者も円高で輸入物価が安くなるのでそれを活用するべき。なかなかそういう話は出てこないが。

国も個人も発想を変えていかないとだめ。前回の厳しい円高のときも輸出企業は真っ先に体質を変えていった。変っていないのはメディアと政治家だけ。

日本の輸出依存度は18%程度。貿易立国ではあるが輸出立国ではない。輸出のために円安を求める、という発想を変えないといけない。

輸出における円建ての決済を増やすなど発想も必要。

そういうメッセージを発信できる政治家はいない。

本当の危機が起きた後でしか、まともな政治家は出てこないのではないか。

この「危機第三幕」が本当に来るかどうか、は来週、続けて話しましょう、ということで今週は終わりです。

お二人は円高をうまく生かせ、とおっしゃいましたが、以前、三菱自動車の増子社長がゲストのときは、円高の大変さについて聞きました。
基本的にドル建て決済ですから、同じだけ車を売って同じだけドルが入っても円に交換すると目減りするので社員に同じだけ給料を払うとなるとそれだけ利益は減少します。国内の雇用を維持しながら、これをどう乗り切ればいいのか、ということです。

今日、番組で語ったような個人の努力、ちょっとくらい円高還元セールで輸入品を買ってもとても追いつかないと思います。

ではまた来週。







Last updated  2010.10.30 22:37:52
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2010.10.17
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ここ1ヶ月、幸田さんも志の輔師匠の番組についてもアップしておらず、まことに申し訳ございません。
この二つの番組はほとんど聴いていますが、苦労してタイプアウトして載せるほどではないかな、と思っています。以前の竹村さんの場合、どんな方がゲストで登場されても、何か書き残したい、という内容があったのですが……。
その間、チリでの鉱山落盤事故と奇跡の生還劇が世界中の注目を集めましたが、今朝のテレ朝の「Sフロントライン」をたまたま見ると(この1年くらいで初めてこの時間帯に10チャンネルを見ました)、なんとこの事故からの全員無事生還がニュースのトップになっていました。
もちろん、これは一つの奇跡であり、特に生存していることを上の人に気づいてもらうまでの、33人の孤独と不安、恐怖はいかばかりのものであったか、そこから全員無事に戻ってきたことの素晴らしさはいくら讃えても讃えすぎることはないと思います。
しかし、彼方の英雄的活動と日本のすぐそば、そして国内で起こっている卑劣で危機的な事件とは比べることはできないのではないか、と思います。
その、今、日本で一番大切な問題である、尖閣列島の事件は上位には来ていなかったと思います。ぼんやり見ていたので確かではありませんが、少なくとも2000人以上の日本人が尖閣列島問題に危機意識を持ってデモを行ったことは、紹介されていませんでした。
これまでの日本人の行動からすれば、これこそトップにふさわしいニュースでしょうに。日本人の意識が変わりつつあるのですから。
僕も以前、在日外国人参政権反対の武道館集会に参加したのと、秋葉原でのデモに1度参加しただけですから大きなことは言えませんが、本当に普通の日本人が、これは何かしないと本当に大変なことになる、と目覚め始めているのだと思います。
そういう意味では、中国へ「尖閣問題の提起、ありがとう」「仙石官房長官、適切な官邸主導による船長さん釈放ありがとう」といいたいところです。
よく「中国13億人の顧客を取り込まなくては」と経済人はいいますが、これはある意味では「易きに流れる」安易な企業家精神の溶解ではないでしょうか。世界にはそれ以外に50億人以上の人がいるのです。世界中にいる、いろいろな人に物を売るのは大変ですが、一箇所にまとまる反日で洗脳され、ちょっとしたことで切れる顧客を相手にするより、長い目で見ればずっと大きな利益をもたらすのでは、と思います。
日本は中国市場を他の国に譲り、それ以外で勝負する(ついでに韓国も除きましょうか)、その気持ちでいけば、企業人も、何の迷いもなく国益を追求できて、日本人と多くの世界の人々も幸せになれるのではないか、と考えました。
こんな取り止めのないことを書いて、一ヶ月のお詫びとさせてください。
来週、いいゲストのいいお話があれば、また頑張って書きます。
あ、そうか、来週も幸田さんのゲストは原口さんでした。原口さんは尖閣列島問題ではちょっと動いてくれましたが、昨日のトークでは英語が多くて、軽くて、僕の好みには合いませんでした。となるとどうなるか。

ではまた来週。






Last updated  2010.10.17 21:51:50
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2010.09.19
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昨日、久々、ほぼ10年ぶりにゴルフにいったのでアップが遅れましたが、今週のゲストは東短リサーチ取締役で日銀ウォッチャーの加藤出さんでした。
・加藤出さん;http://spysee.jp/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E5%87%BA/1104254/

加藤さんは現在、ロンドンに駐在してイギリスの経済政策および外から見た日本の経済政策などを論評しているようですが、特に日本の最近の量的緩和による金融支援策はすでに2001年から行って効果がないという評価の定まった政策なのに、また同じ議論をしている、と批判します。

加藤さんも先週の久保田さんと同じく財政規律確立派といいましょうか、ジャブジャブに金融を緩和しても社会に需要がなければ経済は活性化しないという考えのようです。

財政再建策としての消費税増税を議論しようとした政府は選挙で大敗しますが、その消費税が5%と聞いて(少なすぎて)信じられないと驚くイギリス庶民を登場させます。日本はまだまだ税金が少ない、という意味のようですが消費税だけでなく全体バランスで説明してほしい、と思いました。

イギリスはいまだに厳然とした階級社会で、国民の多くは「インフレターゲット」という言葉を聞いてもよく分からず、その目指すところも気にしない。一部の金融専門家やしかるべき教育を受けた人たちの中での話題になっている。

一方の日本はひとたびマスコミが報道を始めれば、しつこく、徹底的に繰り返すのでほとんどの国民が本質は別にして表面上は言葉を知って、あれこれ議論が始まる社会のようです。どちらがより健全なのか、どちらにも過不足あるのか、と考えます。

日本では首相がしょっちゅう代わるのと同様、マスコミでも担当がどんどん変わるので経済専門のスタッフとしての経験を蓄積できず、同じ議論に何度も捉われるとも指摘します。だから数年前の論文を少し手直しすれば今でも通用してしまう、日本は同じところで止まっていて先に進めない、と嘆きます。

加藤さんの尊敬?するイギリスでは現在、「小さな政府、大きな社会」というキャッチフレーズがあるようで、政府機能は徹底的に削減して財政再建を目指す、一方で、ボランティア警察官による犯罪抑止や地方への権限委譲など、社会全体で支えあう仕組みをしっかりさせることで経費を削減しなからサービスも維持することを目指しているということです。

その考えの下、保守党政権ではものすごい歳出カット策を提案、実施しています。ボランティア警察官の導入(イコール正式な警察官の削減でしょう)、社会監視カメラの廃止、財務省職員の大幅カット(率先垂範の意味)など容赦ありません。

これらの政策を国民も支持しており、イギリスでは目先のことではなく10年、20年先を見据えた痛みを伴う政策を国民も覚悟して受け入れると賞賛。却ってこれにより先々の年金不安などがなくなれば、国民の消費は活発化して経済もよくなる、とまでいいます。

これって菅首相の増税で経済を活性化させる、というのと同じ意味でしょうか。財政健全化が必要というのは、自分の借金を子供や孫の世代に負担させるのはよくないこと、倫理的問題であるという人もいるとも語っています。

「大きな社会」を目指すイギリスを讃えますが、これはまさしく江戸時代の日本社会ではないか、とも思いました。100万人都市江戸を治める役人はごくわずかで、日常の生活は町内自治ですませるし、わずかの数の与力、同心が無給の十手持ちを抱えることでまさにイギリスのボランティア警官のような機能を持たせていたのだと思います。

また日本全国も、地方主権を持つおよそ300の藩に分かれて、それぞれが独自の経済、政治活動を行い、競うことで安定と活性を維持していたのです。日下公人さんが語っていたように、「あと3年で世界は江戸化する」ということではないでしょうか。

引き続き、志の輔ラジオ落語でデートを簡単に紹介します。

志の輔ラジオ落語でデート「水前寺清子さん」

今週のゲストはチータこと、水前寺清子さんでした。まあ、僕たち世代には「いっぽんどっこの歌」や「365歩のマーチ」など人生の応援歌で記憶に残ります。
今、ネットで調べてみたら「紅白歌合戦全盛期の司会を何度も務めた」ともありましたが、言われてみればなんとなく記憶にあります。

今日は志の輔師匠に対してバンバン、天然系で突っ込み、受け答えをしてなかなか楽しいものでした。最近はほとんどテレビでは見かけませんが、ご自分で田んぼを借りて自らコンバインに乗って米を作っている、などお元気そうです。

ほっておいても草花は咲くときには咲き、実をつけるときには実をつけることからも、植物が最も強い、という思いでの米作りとのことですが、最も日本の四季を感じるのも季節ごとの田んぼである、とも語ります。

今週の落語は三遊亭百生さんの「宿替え」でした。
これは上方落語で、江戸落語の「粗忽の釘」と同じですね。内容はご存知かもしれませんが、おっちょこちょいが引越しに際して繰り広げるドタバタ。本当に笑わせてくれます。
「宿替え」の内容は添付の通り。
・「宿替え」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%BF%E6%9B%BF%E3%81%88

ではまた来週。







Last updated  2010.09.19 15:58:36
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2010.09.12
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今週のゲストは女優の原知佐子さん、といっても初耳でしたが、お話の中で実相寺監督の奥様であることが紹介されました。
実相寺監督といえば、ウルトラマンシリーズのインパクトある作品で有名ですが、当時リアルタイムで見ていた僕も、今覚えているシーンは不思議に実相寺さんのものがあるのも事実です。

ウルトラマンとの戦いを拒否して宇宙に帰りたがったシーボーズのうつむいた姿も懐かしいですが、とにかく重いだけのスカイドンが登場した回は兄弟で大笑いしたような気がします。

何度も何度もスカイドンを宇宙に返そうとして作戦を繰り返し、やれやれうまくいった、と思わせて失敗もとの木阿弥。

食事中にウルトラマンの変身することになったハヤタ隊員がその手にかざしたのがスプーンだった、という有名なシーンも記憶しています。

今回、たまたま実相寺監督を調べてその作品に対する解説などを読みましたが、彼の作品に何か思想がある、ユニークと評価されるのは、それ以外の多くの作品がオーソドックスに怪獣退治のヒーローものであるのに対するアンチヒーローものであるからではないか、と思いました。オーソドックスな名品に対するスパイスのようなものでしょう。

子供の記憶に残ったのも、普段と違うストーリィ、怪獣の描き方だったからだと思いました。

今週の落語は柳亭痴楽師匠の「おやじの勉強」でした。枕の痴楽綴り方教室がなかなか面白かったですが、子供の宿題を父親が代わりにやってやるために一生懸命勉強する、そして父親の面目を保つ、という古きよき時代が味わえてなかなかよかったです。

僕も中学校までは何とか子供の勉強をみてやれましたが、高校になるともうだめですね。その息子は昨日、今日と文化祭。夏休み中からほとんど休まずに登校して準備した成果が見事に結実して大成功だったようです。こうして息子は自立していくのか、そんなことを考えました。

ではまた来週。






Last updated  2010.09.12 22:26:52
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2010.09.11
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今週は先週の続きで金融アナリストの久保田博幸さんがゲスト。9.11テロから9年目、ということで言及がありましたが、お二人とも金融関係の専門家(&だった方)ということで、知人にも犠牲者がでたそうです。

世界はあれから大きく変わりましたが、変わらないのは日本経済の低迷と財政問題、ということで今回もここに話題は集中しました。

最初は日本のGDPが中国に抜かれた、というところから始まりました。ショックではあるが、予想されたことでくるべきものが来た、と久保田さん。そうかもしれませんが、あまりにも物分りがよすぎで淡々としすぎでは。

日本はここ何年もGDPが変わらず、わざと足踏みして、中国、韓国が追いついてくるのを待っている状態、これは小学校の運動会で足の速い子が遅い子を待って、一緒に手をつないでゴールするという悪平等の社会を連想させます。何で日本は自分のもてる能力を自由に発揮して経済成長を続けないのでしょうか。

ごくごく無理のない範囲で成長していれば、いまだに世界第二位のGDPであり(別に大きいことがいいとは思いませんが、自然に振舞うべき)、国の負債のGDP比率が高いと非難されるようなこともなかったのでは。

リーマンショック後の経済回復も中国およびアジア頼みであり、今後ますます中国に依存していく、という予測も暗いですね。

幸田さんが中国頼みで大丈夫か?と聞きますが、久保田さんは肯定的。さらに最近話題になっている中国の日本国債購入についても、日本の中だけで買い続けていくことは次第に困難になるのである程度必要とします。

幸田さんは中国のアメリカ国債購入を政治的に活用する姿勢を指摘して、日本国債を中国が買うのを不安視しますが、僕もそれが心配です。また中国が日本国債を購入するのは、それによる円高誘導を目指していて、ドルにリンクする元を安くして自国の輸出を有利にする戦略ではないかという新聞記事も読みましたが、いろいろな意味で不安。

それに対して、久保田さんは現在のように日本国内だけでほとんどの国債を購入するという体制、資金は2020年位にはできなくなるのではないかと語ります。そのとき、期待するのは海外だが、買えるのは中国そしてインドなど。これらの国が現時点から少しずつ買っていってくれるのが、急激な変化を緩和する意味でもいいだろうと続きます。

海外に国債を買ってもらうことについては幸田さんも肯定的で、国内の年金資金などが枯渇するといわれている中、そこに頼るしかないといいます。

2020年にこれらの危機が来るとマーケットが考えると、国債の暴落はその前に発生するのではないか、とも久保田さんは指摘します。
幸田さんが書いた「日本国債」という本もここに警鐘を鳴らす本となっており、大蔵省あたりでよく読まれた、それがある意味で事前警告になり、政府のリスク管理もできたのでは、と久保田さん。

後半は、では日本経済をどうやって立て直すか、という議論に入りますが、久保田さんは菅政権のいう「財政再建と経済成長の両立」は無理とハッキリ指摘します。

幸田さんは、1年以上失業している人が118万人もいて、特に若い人の比率が高いなか、税率を上げるのはドンでもないと続けます。
税率を上げない、逆に下げることで海外に逃げている税金をきちんと取ることなど「担税力」を増すことが必要とします。
「担税力」とは面白い言葉だと思いましたが、個人も企業も国民として喜んで?税金くらいは払えるような収入、力を持つ必要があるというのは実感です。

現在、財政の2割は国債の償還という状況にあり、すでに難しい状況にあるがここでちゃんとやらないといけない。国民は消費税10%を訴えた自民党を参議院選挙で勝たせており、財政健全化の必要性などもわかっている。国民は前を行っているのに、政治家は子供手当てや高速道路無料化などバラまきをいまだに続けているなどマインドが追いついていない状態。

今の政治家には何が必要なのか。

頭を使って欲しい。規制緩和など、お金を使わないでできる経済活性化策を考えて欲しい。

民間の力には素晴らしいものがある。地方にも経済発展の素晴らしい芽がいくつもある。それが育たないのはさまざまな規制があるから。

介護、医療、農業など今後成長が期待される分野が規制でがんじがらめ。政治家はパフォーマンスだけの事業仕分けで満足するのではなく、永続的な官僚の仕分け、規制の仕分けをすべき、という指摘はもっとも。日本がやるべきことは余計な規制の撤廃、ということで二人の意見は一致します。

そうしたなかで、円高なのに個人金融資産が海外に逃げ始めている。資金を日本じゃないところにおいておく、水面下のキャピタルフライトが進んでいる。そういつまでもぼやぼやして入られない。

こういう財政状況にありながら消去法で円高になっており、ドルベースで考えると日本国債のパフォーマンス一番いいというパラドックスがある。今が財政再建のチャンス。

とにかく、現在は歴史的な長期金利低下ということで、10年もの国債の金利が0.9%を切りますが、これは過去、世界最低、2003年の0.43%と非常に近い状況にあると久保田さん。

アメリカでも2%程度。先進国では利息で儲けるという考えがなくなっているのかも。お金は置いておいても価値を生まないもの、と考えを変えないといけないかもしれない。

マーケットは本来であれば、まずい政策にはノーを突きつける鏡の役目もあるはず。しかし国債市場は逆にいっている。現在は超低金利という債券バブルに近い動き。大きなショックがくるかもしれない。

国債は最終的には国家の徴税権との関係で必ずしも返さなくてもいいものだが、財政の健全化は図って欲しい。とくに国債の償還費用が一定以上の割合になるなど財政の硬直化はいけない。必要な政策をやるべきときにやれないようになる。

このような状況について皆さんも考えて欲しい、と語って今週は終了です。今週も比べると幸田さんのほうがよく喋っていたかな。

ではまた明日。







Last updated  2010.09.11 15:12:51
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2010.09.05
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今週のゲストは料理愛好家の平野レミさんでした。名前は聞いたことありますが、話を聞くのは初めて、機関銃のように喋りまくって志の輔師匠ともいい掛け合いで、まるで漫才を聴いているような感覚。内容も落としネタあり駄洒落ありで、今日の演目「浮世床」ともマッチして楽しい40分間でした。

番組冒頭で「父親や夫は落語大好きだが、私は関心ない」と恐ろしい発言。師匠もあわてます。それは「ずっと話を聞いていて、最後にオチがある」というまどろっこしさが駄目なようですね。

平野さんは旦那さんに恵まれて(あの和田誠さんと知り、これまたびっくり)家の中でも外でも好きなことをさせてもらった、と感謝します。料理が好きで、歌が好きで、友達と外国旅行に行くのが好きで、子供が好きで、と好きなことだけをやってきたのが若さの秘訣のようです。

料理についてもシェフの料理ではなくてシュフ(主婦)の料理をやっているだけ、と謙遜とともに最初の駄洒落を飛ばします。何でも手早く作っておいしい、と喜んでもらうのが一番うれしい、そうです。

ただし家の片付けは苦手なようで、家の中はいつも散らかり放題と笑います。そこで話してくれた泥棒の話が傑作。ここまで書くとおおよそ想像がつくでしょうが、簡単に語りますとあるとき、平野さんの家に泥棒が入ったのです。

100万円以上の大金を取られたので警察に連絡して捜査に来てもらったそうです。現金のあった引き出しを写真に撮るので指差してくださいと言われてカメラを構えられるとつい笑ってしまい、刑事さんに注意されます。

それから二階を調べに行ってそこの散らかり具合に刑事さんはてっきり泥棒がやった、と思いますが、旦那さんはポツリ「ここは前からこんなものです」とつぶやいて皆バレバレ。しかも後日逮捕された泥棒が「自分の入る前に別の泥棒が入っていたと思った」と自白します。

落語は三遊亭金馬さんの「浮世床」、近所の床屋に町内の若い衆が皆集まって時間つぶしをするという、本当に平和な時代の庶民の生活を切り取った楽しい作品です。

とにかく駄洒落や小噺などのくすぐりがたくさん出てきて面白かったです。金馬さんもほとんどいい間違いをせず、聞きやすい噺でもありました。楽しかったところをいくつか述べてみますと、

床屋さんは入り口にさまざまな絵を描いていたようで、一軒の店が見事なエビを描いていたそうですが、それをみて一人は「素晴らしい絵でまるで生きているようだ」と褒めます。するともう一人が「それは大げさ。あえて言うなら死んでいる」と描かれたエビの絵の生き死に談義。
仲介に入った人は「生きているようでもあり、死んでいるようでもある」と間を取りますが、なおも迫られて「それなら病気だ」といいます。どうしてなんだと問い詰める二人に「なぜなら床についているから」と落として逃げ切ります。

噺の後半はそんな床屋の隅っこで始めた将棋での駄洒落合戦に舞台は移ります。ただ将棋をするだけではつまらないから、一手指すごとに何か駄洒落を言おう、ということで始まります。

一手目で角の横に金が上がりますが、ここで「金角寺の和尚」、相手も同じ手を指しますが、ここでいろいろ却下された後、「手水場の金隠し(きんかくし)」で返します。

その後も歩を指して「歩指したて(蒸かしたて)のサツマイモ」に同じく「歩指しっ屁」と続きますが、これは「すかしっ屁」のことでしょうか。

さらに角道を空けて「角道(百日)の説法屁一つ」
百日の説法屁一つ(ひゃくにちのせっぽうへひとつ)
長い間のひたむきな苦労や苦心が、ちょっとしたつまらない失敗で台なしになること。百日もの間、熱心に仏法を説いた僧が、最後にうっかりおならをしたために、それまで築いてきた尊崇の念を一気に失ってしまうことから言う。

角が成って「成り角(内閣)総理大臣」、飛車が出ると「飛車(汽車)は出て行く煙は残る」、歩を指して「歩指し(庇)の下の雨宿り」ときれいなのが続きます。
すると相手はそれをもじって「歩指し(庇)の下の首括り」と笑わせます。

将棋は王手飛車取りに対して飛車が逃げてしまい、いつの間にか王も取られていたというへぼ将棋であっけなく終わり、落語全体のオチも今となってはよくわからない(昭和33年の録音です)ものですが、当時としてもこのオチでどっと笑うというものではない、まあ終わりの約束のようなところです。

駄洒落合戦のテンポもよく、楽しめたものでした。

話が終わって平野さんに感想を聞きますが、「昔の人は何でこんなところで笑うのか、それが気になっていた」とこれまた不思議な感覚。現代のお笑いのほうがずっと面白い、ということのようですがそれはどうか。仲間の内輪話や人をけなしたり、一発芸の繰り返しで笑いを取るなどとても質が向上したとは思えません。

志の輔師匠が「料理もどんどん新しいものが生まれるが、最後に何を食べたいか、と問うと卵掛けご飯であったりするわけで」と新しいものばかりでない、古いもののよさなどをやんわり言いますが、受け付けない感じ。まあ、平野さん自身が面白かったから許すことにしましょう。

最後に、レミパン(平野さんデザインのフライパンのこと、と後で調べて知りました)の宣伝で、師匠がこれまでに150万個も売れたそうですね、と水を向けると、「そうなんですが、作ってくれているところの社長さんと話したときに、注文が減って減って大変なんですよ、と言われました」と答えます。

一瞬、エッと思ったら「へってへって(減って減って)」ではなくて「へえってへえって(入って入って)」大変なんだということで、最後は方言の言葉遊びで締めてくれました。

ではまた来週。






Last updated  2010.09.05 15:21:15
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2010.09.04
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本日のゲストは金融アナリストの久保田博幸さんです。幸田さんも経済が専門ということで、普段以上に大いにお喋りして、久保田さんの出る幕はない、そんな感じも受けましたが、久保田さんは国債の専門家で去年から2度目の出演。

久保田さんはつい最近も「国債・基本とカラクリがよーくわかる本」を出していて、いまさらこんなことは聞けない、というような基本も書いてあるそうです。
幸田さん自身「日本国債」という小説を書いているほどのこちらも専門家、ということで国債の話が続きます。

現在、国債がますます問題になっている。10年物が605兆円発行されていて、その利回りがついに0.9%を割ってしまった。本来、これだけ大量に出ていたら需要と供給の関係で値段が下がって金利が上がるはずなのに、節目の1%も割ってしまった。

かつて日本の金融危機の際も銀行が不安視されてお金がつぎ込まれたが、結局、銀行はほかに投資先がないから国債にその金をつぎ込んで金利を下げてしまった。そのときと同じことが起こっている。

国債価格と金利はシーソーのようなもの、と幸田さんが解説します。

国債がオーバーサプライされているのに値段が下がらないのはなぜか。

それは、需要と供給のバランスが取れているから。銀行が安全な資産として国債を選択している。これは日本に限らず世界的な傾向。

銀行はお金の運用をするために何かを買わないといけない。適切で安全な融資先がないので国債を買うという状況が続いている。

最近では中国も日本の国債を毎月5000億円くらい買っているが、これは資金をドル一辺倒から分散させようとしているのが理由と考えられる。
実際、日本国債の外国人保有率は6%から4.6%に減っており、この状況で中国の存在が大きくなってくる。またこれも円高の要因の一つ、とも言われている。

現代は「投資から逃避」の時代(「貯蓄から投資」のパロディでしょう)。企業への投資も株もだめ、不安感、デフレ圧力が大きくて、結果として消去法で買われている。国債人気は日本だけではなくて、比較的安全なアメリカやドイツの国債も買いを集めている。

先日登場した仙石さんにも「日本は円高を嘆くのではなくて、チャンスと考えて政治にうまく活用してほしい」と言ったつもりと幸田さん。仙石さんの耳には届かなかった模様。

円高で何故そんなに悲観的になるのか。自国通貨が強くなるわけだからメリットもあるはず。素材の輸入価格が安くなるのだし、円を決済通貨にするという働きかけもできるはず。政治家がなぜそんな発想をしないか、と嘆きの尽きない幸田さん。

円の水準は過去最高を更新するかもしれない。15年前の水準まで来ているのに、財政問題はまったく改善していない。

今、いろいろな人が勝手なことを言っているが、本当に現場を知らない人が多く、そんな評論家の暴走が非常に心配。
「金融緩和でよくなる」というのは、過去何度もやって効果のないことがわかっている。為替介入はだめ。わかっているはずなのにまた同じことを言っている。

アメリカ、ドイツはうまくて、実際の為替介入ではなくて、コストをかけずに効果を狙う口先介入をしている。どうせなら日本も、日銀総裁がコメントを出すなど、もう少しうまい口先介入をすべし。

しかし一方で、幸田さんは野口悠紀夫さんとの対談でも語ったそうですが、日本の製造業は新興国の製品があふれているなどの外部変化に対応できていない。価格競争力をやろうとしてもだめ。
経済構造自体が変わっているのに、円高を国債だけの問題として捉えるのも間違っている。全体を見て手を打てる政治家に出てきてほしい、と述べて幸田さんの独演会は終了です。

来週も続きますが、どんな久保田さんの話が聞けるか、聞けないのか、楽しみです。

ではまた。









Last updated  2010.09.04 22:47:23
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2010.08.29
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今朝は7時過ぎに起きて録音した番組を聴きながら歩きました。
そのまま朝食、そして都市対抗野球の応援に行ってきましたが、残念ながら君津市は0-5で敗退。そのまま帰ってきてこのブログをアップしました。

今週のゲストは初めて聞く名前、グラビアアイドルの手島優さんでした。しゃべり方からまだ10代かとも思ったけど、調べてみると(番組でも言っていましたが)もう26歳。身長、3サイズともなかなか見事な大人の女性です。

栃木県足利市出身ということで、栃木県の漫才コンビやアイドル名を挙げていましたが、それほどの大スターはいないという感じ。茨城との違いを師匠が尋ねますが、栃木のほうが標準語に近いと胸を張ります。志の輔さんが「マギー司郎さんも栃木出身では」と聞くと、栃木出身と認めながら「先生は訛っていません」と優さん、声を大にしました。

師匠との応対は天然ボケというか、ガハハと大笑いしながら、なかなかハッキリと面白いことを言う人で、師匠から「番組の最後ではこれほど最初と最後で印象の違う人も初めてです、クレバーな人ですね」とお褒めの言葉をもらっています。

本日の落語は八代目林家正蔵師匠の「一眼国」でした。僕が知っている林家正蔵はすでにそのスローモーなしぐさをネタにされるようなおじいさんでしたが、この録音は昭和32年と僕は生まれたばかり、正蔵師匠も62歳と油の乗った頃、末広亭での録音にはなぜか車のクラクションのような音が入っていて、なんともおおらかな時代を感じさせました。

お話は、香具師の親方が新しい出し物を探すために、旅の六部に飯を食わせて珍しい話はないか、と聞くと六部は、江戸から北に百数十里も上ったところに広い原っぱがあり、その真ん中の榎の大木の根元で子供から声をかけられたが、その子の顔を見ると一つ目だった、と言う。

これはいい見世物になるぞ、と思って探しにいくと、まさしくその場で一つ目の子供を見つける。江戸に連れ帰ろうとしたところでその子の親や村人につかまりボコボコにされ、役人のところに引っ立てられる。初めて気づくと周囲の人間はみな、一眼、なんとそこは一眼ばかり住む部落だったのだ。一眼の役人は香具師をかどわかしの罪で牢に入れようとしてその顔を見るが、そこには眼が二つ。牢屋よりも見世物小屋に連れて行け、という落ちです。
・ 「一眼国」;http://www007.upp.so-net.ne.jp/fukasawa/itigankoku.htm

話自体は単なる落とし噺のようですが、怪談話の正蔵師匠が演じるとゾクゾクっとするところもあって夏向きの噺でした。また枕で描写した当時の見世物小屋の様子がいかにもありそうで面白かったですね。

「三つ目に二本の歯」とは単なる下駄であり、「八間の大燈籠(おおどうろう)」と言われて入ってみると、そのまま入り口から出口までずっと歩かされて「通ろう通ろう」で大灯篭など駄洒落の世界です。

鬼娘という見世物では、耳まで口の裂けた化粧をした娘が座っていて、周りには食べ散らかしたような鳥や魚が転がっています。そこで「今から赤ん坊を食べます」と口上が述べられ、こじきの子供が差し入れられます。一同、果たしてどうなることかと固唾を呑む。子供を食べる鬼娘の姿は見たいが、赤ん坊はかわいそう。

そこで鬼娘がつぶやく。「鳥や魚を食べて今、お腹は空いていないけど子供を食べようか、どうしようか」と。すると周りは優しい人ばかり、「お腹が空いていないなら今は食べなくてもいいんじゃないか」と声がかかって、それならまた今度、といって見世物はおしまいです。
この声もグルなのかもしれませんが、日本人の心理を見抜いた心理劇とでもいいましょうか。中国でやったら果たしてどうなったことやら。

落語の後で志の輔師匠が優さんにこの落語の印象を尋ねたときに「この噺は、私も外国に行ったら外人だ、ということをわからせてくれます」となかなか含蓄ある答えをします。それで師匠が感心したわけですが、このやり取りが本当に準備なしにできたのなら、立派なものです。優さんは胸と同様、頭にもたっぷり中身が詰まっていることでしょう。

ではまた来週。






Last updated  2010.08.29 17:34:30
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2010.08.28
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今週は、この番組が2006年に始まって以来、放送200回記念と言うことで幸田さんと太田英明アナウンサーが過去の出演者を振り返って語るというものでした。

スタート当時からこの番組のあることは知っていましたが、竹村さん中心と言うことで録音してまで聴くことはなく、時々、土曜の朝にラジオをつけて興味あるゲストだったらラジオを持って歩きに出て聴く、というお付き合いでした。

それにしても200回おめでとうございます。これからはどんどん聴き手としてのステイタスも上がり、これまで以上に興味あるゲストが登場するのではないかと期待しています。

過去の出演者を振り返るということで最初に登場し、またもっとも長くコメントしていたのは小沢さんではないでしょうか。今、一番ホットということもありますし、何しろ幸田さんは民主党ファン、小沢さんファンという様子なのでこうだろうな、というところです。

小沢さんを褒めて、直接会うと気さくで話も面白く好きになる人が多い、と語ります。小沢さん自身、日本社会は「情の社会」であり、この豊かで平穏な日本の中にいるときはそれでもいいが、世界と厳しい付き合いをするには合理性が不可欠であり、あえて情を切る政治を志さねばならない、きちんとした原則で判断しなければならないと正論を吐きます。

問題は小沢さん自身が外国と接してそのような是々非々の態度を取れているかです。中国での人民解放軍司令官発言や、ネットで話題になった韓国での「日本人はダメだから韓国人の力、血?を借りないと」という国辱ものの発言こそ、その場の雰囲気に迎合した情の発言ではないか、と思います。

確かに小沢さんが番組の中で楽しそうに、小学校時代は湯川秀樹に影響されて科学者になろうと思い、中学時代は文学小説をたくさん読んで涙を流し、高校に入ってからは社会科学、歴史に夢中になってそれほど硬いものではないが、数多く読みました、と語ります。

また、お酒は大好きで365日、欠かさず飲む。もともと肉が好きだけど、心臓で入院してからは注意して魚と野菜。でも選挙のときはテンションが上がって脂っこいものが食べたくなるので、去年の選挙のときもカツ丼や天ぷらを食べました、と愉快に語る様はラジオを通しても魅力的に聞こえます。

でも、政治家は対人的な話術、付き合い方ではなくて政治的成果、国を思う心で判断すべきで、冗談にも中国、韓国に迎合する発言をするようでは困ります。

小沢さんの対極として簡単に登場したのは自民党の谷垣さんでした。こちらは与党・大臣を経験した野党党首ということで望ましい野党になろうという真面目さ、素直さが目立ちましたが、これでは政権奪回は難しいな、というのは正直な思いです。健全な野党になればなるほど、国民はこのままチェック機関としての役目を託そう、ということになりそうな危うさを感じました。

それ以外に登場した政治家は少し前の仙石官房長官、自民党安部政権時の塩崎官房長官、塩爺こと塩川元官房長官、川口元外務大臣さんなど。まあいろいろな方とお話しているようですが、どの方も素敵だった、と幸田さん。僕が聴いたのは仙石さんだけ。

後半は経済界の大物、新日本石油の渡文明さん、富士フィルムの古森重隆さん、東証会長の西室泰三さん、三菱自動車の益子修さんなども登場しているようです。幸田さんは西室さんの3マティーニランチが印象的だったようです。バブル時代は3杯マティーニを飲んでからでないと仕事の話に入れなかった、だから酒に強い体質に生んでもらって母親に感謝しているとのお話。

それ以外にも向井万起男さん、いわずと知れた千秋さんのだんなさんです。遠距離結婚で大変でしょう、といわれるが、宇宙飛行士の家族というのはみんな、それなりに覚悟を決めている、と語ります。日本男性、夫の新しい姿、と幸田さん。

福岡伸一さんは僕もお話を聴きました。「生物と無生物の間」で有名になった科学者ですが、僕もこの人の本、話は好きですね。

俳優関係では児玉清さん、読書家として有名ですが、とても知的で謙虚だと絶賛、深浦加奈子さんは登場後に亡くなられたそうです。また、田村亮さんはまさしく正統派美男子で、マイクを挟んで据わってもまともに顔が見られなかった、そうです。

建築家では安藤忠雄さんと隈研吾さん、動と静の好対照とのことでした。安藤さんは出演を依頼すると「でたるで」と一言、そしてすぐに出演してくれたそうです。確か、僕も「海の森」を作るなど話を聴いた記憶があります。とにかくすごい行動力。隈研吾さんはその反対でとても静かだったそうですが、内に秘めるものはすごいのでしょう。

作家仲間では渡辺淳一さん、宮部みゆきさん、このときは僕も聴きました。楽しくて面白かったです。

とにかく毎回緊張の連続だそうですが、出演者にもリスナーにも楽しんでもらいたいと思って頑張った、と語ります。ゲストの方は始まるまでは怖いが、会ってみると各界で一流の人は人間的な魅力がすごい。蜷さん、特別なものを出してくれた、と感謝して今回は終わりです。

明日は都市対抗野球の応援で朝から東京ドームです。
暑い中、いっそう暑く燃えてきます。

ではまた明日、いや来週かな?







Last updated  2010.08.28 23:16:03
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2010.08.21
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今週は先々週の続きで茂登山長市郎さんでした。先週の仙石官房長官の口直しにはちょうどいい、さわやかな対談でした。いつものことですが、もう少し幸田さんが聞き役を演じてくれたらもっとよかったのですが。

最初は、つい先日フィレンツェ市から受けたレ・ミューズ賞の話です。従来はマリア・カラスやソフィア・ローレン、アラン・ドロン、シャガールなど芸術家に与えられていた賞ですが、芸術家をサポートする人に与えてもいいじゃないか、ちょうどメディチ家がフレンツェで芸術家たちを育てたように、と言うことでジャンルが広がり、そのアポロ賞に茂登山さんが選ばれたということです。

その理由は茂登山さんが長年、イタリアブランドを日本に紹介してきたという功績もあるのでしょうが、何と言ってもフレンツェの象徴ともいえる「サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂」にあるサンジョヴァン二洗礼堂の巨大な「天国への扉」を無償で修復、寄贈したことでしょう。
20年前、一切の対価なしに(名誉市民などの賞を断って)寄贈したことが段々に広まっていき、それに対してフォレンツェとして何も報いていないのはおかしい、ということになり、あらためて賞されたということで茂登山さんも今回は遠慮なく?いただいたということのようです。

それにしてもイタリア人なら89歳となるともはや動けないだろうということで、半年前に受賞の意思確認があったということですが、今もバリバリ現役の茂登山さんですからノープロブレムです。授賞式はベッキオ宮殿で行われた、ということでまさに西洋の歴史の中に日本人が足を踏み入れる瞬間ですね。

茂登山さんはあくまでも自分を育ててくれたフィレンツェへの恩返しのつもりだそうです。本場で素晴らしい芸術を見て学ばせてもらい、その中で見出したグッチなどブランドを紹介できたことを感謝していると語ります。

茂登山さんは常々、「文化の落差のなかにビジネスのチャンスがある」という考えで、日本で一番遅れていた「革」の文化を紹介することがビジネスになると目をつけたのです。
これはヨーロッパで本物の芸術を見続けていたことからくる直感であり、オーナーだったから独断で進むことができたとも語ります。

幸田さんがグッチのカバンを40年位前に初めて買ったのも「サンモトヤマ」というくらいに草分けですが、茂登山さんは既存のブランド以外にもセリーヌやトラサルディ、エトロなど元々は素材屋さんだったところにも、いろいろアドバイスをしながらブランドに育て上げてきたのです。(残念ながらトラサルディ、エトロとはどのようなものか知りません)

ところがそのブランドの直営店が日本の進出してくる時代になってきました。これらの大きな商権を茂登山さんは「いいよ、もともとあなたのものだから」とぽんと返してしまう。そのあたりの潔さ。素敵だと思います。

江戸っ子は宵越しの金を持たないというけど。だからこそ前に進める。それにこだわって、もったいないことをしたと悔やんだり、裁判をしたりしても所詮は彼らのもの、彼らの名前。悔しかったら自分でやれ、と言われておしまいです。

過去の成功体験にこだわらず、新しいものに向かっていくというのは素晴らしい、茂登山さんの茂登山さんたるゆえんですね。

こだわって後悔していても何にもならない。それよりも前に進むこと。流行、ファッションとは流れゆくもの、変わっていくのは当たり前。それを変わらないというほうがおかしい。

銀座も様変わりして、デフレだ、物が売れないというけどこの辺りはどう考えますか。

これは当たり前。株は上がらない、銀行は金を貸さない、会社は従業員の首を切る、となったらお金を使わないのは当たり前。でも何かを買う楽しみというのはなくならないんだから、ここは我慢しないといけない。世の中の流れとは何も色かたちだけではない。流通の変化、経済の変化というものに乗って頑張っていくということ。

ここで幸田さんは茂登山さんの年齢について強調します。89歳でこんなに元気、記憶力も確かで前向きな気持ちは素晴らしい、と賞賛。

それに対して茂登山さんはまた半分冗談で返します。「今、これは景気がよくないから頑張っている。景気がよくなったら明日にでもポッと死んじゃうかもしれない」

会長の最近の言葉、「負けたままでは死ねないだろう」が好きなんですよ。
そうだろ、今みたいに景気の悪いときに死んだら負け犬だよ。こんなときに死ねない。
そうですよね。頑張ってください。
大丈夫だ!

ここで話題は変わります。
茂登山さんは今、アジアに注目されているそうで、ロータスファイバー、ハスの繊維で作った衣服などの新たなブランド化を考えているそうです。もともとアジアで僧侶などトップの衣服の素材として使われていたが、シルクに負けて衰退してしまったのが、ミャンマーに残っていてこれが軽くて独特の肌触りだとか。但し手間がすごく掛かるのでまだ商品化は少し先のようです。

現在はブランドも返されて、新しい素材を求めて世界中を飛び回っているのですよね。

僕なんか、資本もないし、先はないし、イチからブランドを立ち上げるのは無理だからどこかに作らせて売らせてもらえばいいのです。

ここで幸田さんが茂登山さんのファッションについて語ります。
ベージュのジャケットに真っ赤な胸のチーフ、靴下も真っ赤で真っ白なコットンのパンツ。記憶力も考え方もファッションも実に若々しいけど、この若さの秘訣はどこにあるのでしょうか。

極力嫌なことは忘れること。済んだことにはできるだけこだわらない。そうすれば前に進める。普通の人は後悔に人生の2/3を使っているがそんなものはいらない。前に進むには全部忘れること。恩は忘れてはいけないけど、ほかは全部忘れること。

「舶来屋」と言う小説を書くために通ってお話を伺ったが、茂登山さんの話、フレーズは全て語録として残るような素晴らしいものだった、と幸田さん。

それは長く生きてきたから、美しいものを売っていたから、美しいものの分る文化人の方々が来てくれたのです。その人たちが本に書いていない、素晴らしいことを教えてくれたからです。

綺羅星のような方々がサンモトヤマの店を訪れ、語り、サロンのようになっていたんですよね。

それは昔の夢ですね。世の中は変わったけどね。ただ美しいものはいつの時代にもあるのです。それがだんだん、目に見えるものだけでなく心の中に出てくるような時代になってくるんじゃないかと思っているんです。

今東光が最後に僕にくれた額には「観るをやめる」=「止観」(この字でいいのかどうか?)と書いてくれたのです。目で観るのを止めて心で観ろということです。

その時代になってきているんじゃないですか。あまりに目に見えるものにこだわって見えないものを信じないようになっている。人間の感とか情とかを信じない時代。コンピュータとかデータだけ。美しいものは目で観るだけでなく心で観るということですよ。

いろいろな方と直接お会いになって交流されて、お互いに分かち合ってこられたのではないかと思いますが。

それが商いですよ。相手を飽きさせない。自分も飽きない。楽しむんですよ。買うほうも物を買うだけでなく人間と付き合うことを楽しむんです。心が通っていないと。だから俺が買えなくなったから客を連れてきてやったぞ、とそれが昔のお客様だったのです。今は変わった。

「商人(あきんど」という言葉が幸田さんと茂登山さんを最初につないだようですが、そろそろ時間、ということで「この続きはまたいつか」となってお仕舞いです。

「これからもお元気で」という幸田さんに「元気でいればね。景気がよくないほうがいい。よくなったら心配してね。悪いうちは大丈夫」と最後まで明るい茂登山さん。

僕も元気をもらった気がします。
それにしても過去は忘れる、それで初めて前に進める、この言葉を聞かせてやりたい国民がいますよね。
ではまた明日。









Last updated  2010.08.21 16:02:31
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