THE 4th CINEMAの黙示録~『ボウリング・フォー・コロンバイン』~
私たちは「あるがままの世界」をみているのではなく、「自分のあるがままの世界」を見ているのである。相手と意見が合わないと、相手の方が間違っていると瞬間的に思う。違いを尊重する事がシナジーの本質である。人間は一人ひとり、知性、感情的、心理的にも違っている。 (スティーブンスティーブン・R・コヴィー) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】まんがでわかる7つの習慣 [ 小山鹿梨子 ]価格:1,080円(税込、送料込)(↑バーテンダーを目指す歩ちゃんを例にして 「7つの習慣」を解りやすく漫画にしてるのでオススメです)【コロンバイン高校 反逆者の故郷】「911です」「高校で誰かが発泡を」「ケガ人は」「パイプ爆弾やウージー銃をもってるわ」「背中を撃たれたわ 頭を撃たれた生徒も」【保安官事務所】「自動小銃がある」「どんどん救急隊を送れ」「銃撃は?」「まだ続いてます」「ホールで撃たれた生徒の所へ向かってる ほかの者は入れるな」1999年4月20日コソボで米国が1日に行った最大の爆撃。NATO軍は22発のミサイルを村に投下。村の移住区を爆撃したのだ。一時間後コロラド州リトルトンで恐ろしい乱射事件が。2人の少年が銃を手に彼らの通うコロンバイン高校へと向かった。そして、手にしていた銃を乱射。12人の生徒と1人の教師を射殺し23人を負傷させた後、2人は自殺した。“なぜ我が国はこんなにも銃犯罪が多いのか”という題材について、マイケル・ムーア監督がドキュメント映像を交えつつ、様々なところへ突撃取材をしていく記録映画。今回のシネマの黙次録では『ボウリング・フォー・コロンバイン』ついて、Barか何かで女の子についつい夢中に語ったあげく、ひきつった顔されようとも話しきるくらいの強いメンタルで望みつつ、今回は内容が内容なだけに少々ブルージーに話しますもんで、今後ともご贔屓にもちろん、いまさらの作品である事をいいことに、あらすじから個人的見解までしゃべりたいと思いますので、ネタバレごめんの方や、ヘンな先入観ごめんの方は違うBarにでも“なぜ我が国はこんなにも銃犯罪が多いのか”についてある人は言う。「アメリカでは簡単に銃が手に入る」ほかの国ではどうか?カナダの銃所持率は1000万世帯に対して700万挺なのに射殺は数件です。人口3000万の国で、身近に銃がありながらなぜ我々のように殺し合わないのか?ある人は言う。「米国には流血の歴史がある」たしかにカウボーイとインディアン西部開拓時代、征服と流血の歴史はある。では英国にはない?英国は300年間銃で世界を制服した。ヒトラーのドイツには?かつて中国を侵略した日本には?貧困が原因?カナダの失業率は米国の2倍。家族崩壊が若者を暴力にはしらせる?統計では家族崩壊や離婚率は英国の方が高い。暴力的ゲームの多くは日本製。フランスに暴力映画はない?不吉なゴシックロックの故郷ドイツでマリリンマンソンは不人気?またある人は言う。「国民に多様な人種が混ざっているからでは?」米国民は政治家の発言やネットやニュース番組によって、自分の町は実際よりもずっと危険だと信じ込まされている。さらに容疑者にあがるのはたいてい“Black man”“身元不明で街の者”とは、たいてい“黒人男性”を指す報道で蔓延している。過去8年間犯罪発生率は減少を続けているのだが、銃の所持率は増加している。 結局すべてはコロンバインのボウリングということ。ボウリングのピンが倒されるように、銃によって人が倒れる。【ジェネシー郡 911】「ビュエル小学校で生徒が撃たれたの すぐ救急車をお願い」「生徒は?」「私の教室の床の上よ お願い!顔が白くなってきたわ」「白く?」「ええ 顔が白いわ」「息は?」「いいえ してないわ」「どこを撃たれた」「さあ 怖くて 見れないわお願い 神様 お願い 神様・・・」ムーア監督の故郷フリントで6歳の少年が6歳の少女を撃った。あまりに悲惨で衝撃的な射殺事件だった。コロンバイン乱射事件のわずか10日後、そしてフリントの射殺事件の後にも、喪中の町の嘆願に反して俳優チャールトン・ヘストンは、銃の擁護を唱える全米ライフル協会(NRA)の大規模な大会を開いた。「私の言葉は1つだ銃は死んでも渡さない」大きな歓声と拍手協会としてはこれ以上ない最適の開催時期ということなのだろう。ムーア監督はヘストン氏に突撃取材をし、なぜあの時期に大会を開催したのか?と問い詰める。ムーア自身もライフル協会の会員であり、映画の冒頭で銃も購入している。銃所持を否定するわけでは決してない。話を切り上げて去るヘストン氏の邸宅に、射殺された6歳の少女の写真をムーアは置いていった。このシーンこそがこの作品で伝えたかった事であり、“なぜ我が国はこんなにも銃犯罪が多いのか”の答えではないかと思う。事件を報道する記者たちにも表れている。荒廃したフリントの街は物語っている。世界一の経済大国であるアメリカに欠けているものは、人に対する思いやりだとムーアは伝えたかったのではないかな【楽天ブックスならいつでも送料無料】ボウリング・フォー・コロンバイン【Blu-ray】 [ マイケ...価格:2,721円(税込、送料込)万物の創造主が神なら神様は今、いったいどんな気持ちなのだろう?人はそれぞれ違う。善も悪も、正解も間違いもないのかもしれない。それぞれ違うからこそ互いを思いやり理解し合えれば、神様が思い描いたものより素晴らしい世界を創造できるのではないかなmusic startRADWIMPSで『実況中継』でした。