2008/12/10(水)10:54
58番:仙遊寺から59番:国分寺へ(2008年11月5日)
遊寺のお勤めは6:00から。本堂に靴を脱いで上がります。
住職、奥さまが揃われて全員で読経のあと、法話がありました。
法話というより、内容は身近な話題。
・住職の生い立ちや脱サラしてお坊さんになった話。
・遍路道を世界遺産に登録しようという運動をしていること。
・ひきこもりの若者をこのお寺に受け入れて預っていること。
などなど、他にもたくさんお話をしていただきました。
お勤めが終わって、「ここのご本尊様をじっくりご覧下さい、写真もOKですよ。本来仏像というものは秘仏にしてしまい込むより、多くの人に拝観してもらうべきだと思います。」
とおっしゃいました。
仙遊寺の千手観音
7:00過ぎに朝食です。玄米のおかゆがとても美味しいです。
朝食のあと食堂でコーヒーなども自由に頂いて、ゆっくりと過ごせました。
宿坊の至るところに飾ってある生花、百合の香りが漂っています。
客室は狭いのですがシンプルです。
山荘のような雰囲気で、木の感じが落ち着きます。
私の部屋は置き畳に布団でしたが、他の方の部屋はフローリングにベッドが置いてありました。
宿坊からはこのような眺望が広がります。
支度をして精算をしにいくと“厄とばしステッカー"をいただきました。
夕べは暗くてわからなかったけど、宿坊のエントランスも立派です。
8:00に宿坊を出て、まずはお参り。
おびんづる様に、この足の爪が治りますようにお願いします。
本堂で納経していただいて、8:30出発。
車道を下ると、やはり夕べ見えなかった山門を見ることができました。
放生池あたりまで下ってくると、遍路道の標識があったので山道に入ります。
五郎兵衛坂の看板があり、このさきに急坂があるとのこと。
足の爪も痛むので、ゆっくり慎重に下りました。
麓から振り返ると山の中に見えるのが仙遊寺?!
高速道路の高架をくぐり抜け、しばらく歩くと町中にでてきました。
へんろ道沿いにレディ薬局があったので、テーピングテープを買いました。
大抵10時開店のお店が多いのに、このお店は朝の9:30から営業していたので助かります。
10:20、59番:国分寺到着。
門前の“59楽館(ごくらくかん)”というタオル屋さんが「ようお参りです。お接待のタオルです。一緒に連れて行ってください。」と団体バス遍路や歩き遍路にプチタオルを一枚ずつお接待されてました。
私も団体さんに続いて可愛いプチタオルを頂きました。
国分寺の石段もかなり手ごわい。
ここの境内には『握手大師』がいらっしゃって、握手をしながらお願い事をするそうです。
但し、お大師さんも忙しいので1人に一つだけ!と看板がありました。
参拝を終えてまたタオル屋さんの前を通ったので、次の札所への道を教えていただいて11:05出発。