全て
| カテゴリ未分類
| 家庭(いろいろ)
| (健康)リラックス・ヒーリング
| 健康(運動・ボディワーク)
| 親子の会話・家族の会話
| おしらせ・ご挨拶
| 手づくり
| 言葉・English
| 曼荼羅アート
| ブックス
| 写真(植物)
| 健康(いろいろ)
| 写真(詩句・心象)
| 家庭(料理)
| dreams & symbols
| 写真(風景・風土)
| 家庭(子育て)
| 写真(いろいろ)
| 写真(なあに?)
| 写真(scraps)
| 家庭(経済)
| 写真(随想・雑感)
| だんだん…
| 写真(トリデ)
| 写真(鳥・動物)
| 写真(花言葉)
| 写真(さかな外)
| 写真(昆虫)
テーマ:徒然日記(22931)
カテゴリ:写真(随想・雑感)
先日、バーネットの『秘密の花園』を文庫版で読んでましたら、 庭にオダマキが咲いているという描写がありました。 イギリスの庭でも、この花は古くからのおなじみさんだったのですね~。 写真は、西洋オダマキです。
日本のミヤマオダマキには、まだ会えずじまい・・・ でも、気を取り直して・・・ 亡き義経を偲んでうたった静御前の和歌を引用してみました。
しづやしづ 賤(しづ)のおだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな
賤(しづ)という布を織るためのハタ織の道具(糸を繰り、それを機にまわして布を織る)に、 苧環=オダマキと呼ばれる物があったそうです。 この道具と形が似ているところから、花名が苧環になったらしいです。
『勝利への決意』・・・だそうです。
当時、白拍子N0.1だった静御前は、今で言うとトップアイドルなのかな?
義経とはぐれた静は、重要参考人として鎌倉に召し出されておりました。
和歌は、鎌倉に呼ばれた静御前が源頼朝の前で舞いながら歌ったものです。
この歌を聞いた頼朝は、ものすごく激怒 なぜなら、こんな意味だから・・・ 「白拍子とさげすまれる私だけれど、義経さま恋しや、ああ、むかしに戻れたらよいものを」 天下の頼朝が罪人とする義経恋しと、堂々と歌ったとは! 静御前のshizuに掛かかる‘しづ’という布は身分低い者の服布で、賤しき自分という文脈です。 さらに、この歌には下敷きとなる本歌が2首もあるのでしたから、
静御前って、つわものですね・・・ これって、超シビアーな皮肉 ↓ が込もった和歌ですよ。 「賤しき者も貴き者も、それなりに栄えることがあるでしょうよ」 このように本歌取りのテクによって、歌や漢詩はダブル(トリプル)メーッセージを持つのです。
ここで、もっと驚くのは、 そばにいた妻の政子(これまた頼朝の上手を行くご婦人)の反応です。
「人の心とは、そういうものです。いちいちご立腹召されるな」 ・・と、ピリピリ切れてる頼朝をいなしてしまったという話です。 *゜.*゜.*゜.*゜.*゜
暴君ネロ、独裁者ヒットラー、はたまたSFスターウォーズのダースベイダー ・・などと同じパターンがあったかもしれませんね? 歴史の悲劇もようは、所どころで同じ顔を覗かせる…。
<(_ _)>
☆ 黄色の方はキバナオナガオダマキと呼ばれると思います ★ ★ 文庫版『秘密の花園』は、以前
※・・ その後のエピソード ・・※ 身ごもっていた静御前が産み落とした義経の子は、男児でした。 これはまた、流人時代に頼朝が味わったのと そのまま同じ残酷劇。 静御前も、覚悟の上で、あの歌を詠み、舞ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[写真(随想・雑感)] カテゴリの最新記事
|