だんだんわかってくるさ/八万八千億の扉

2011/11/03(木)11:12

白谷雲水峡~雨の渓流編~

写真(風景・風土)(31)

 こ~んな花崗岩(かこうがん)の山を越え、▲ ▼ こんな吊り橋など渡りながら、雨の屋久島、白谷川の上流へご案内します。白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)として知られるスポットです。宮崎アニメの‘もののけの森’のモデル、‘苔むす神秘の森’です。トレッキングコースもありますが、1時間ほど遊歩道を回ってみました。※ 出発地点の白谷広場(標高600m)まではバスで直行でした ※ さあて、残念ながら、今日もザーザー雨です。 白谷川の流れは、雨の量に応じて時々刻々と姿を変えゆきます。歩き始めの景色。▼ 激しい流れのただ中に、微動だにしない岩岩・・▲ 下の写真では滝が集まっています。やはり、動かない岩は動かない。▼ それでも長い間には、巨岩も動くまれな機会があるのですね。 川の縁に寄せられた大きな岩が、▼白っぽく苔むしていました。 苔植物におおわれているように見えます。が、白っぽいのは地衣類*だそうです。コケ植物に先だって岩に着生するので森にとっては大事な存在です。地衣類の上に苔が、苔の上に他の植物が育ちゆくのですから!たとえば、ほら下の写真は苔の上に芽を出した杉の赤ちゃんです。実生(みしょう)で生まれて数年という杉です。▲ ▼ こっちは、もう大分大きい木たち。岩の上に数本、寄り添って根を張っているのが、健気じゃありません?  雨足がしだいに強まって来ました。かたわらを流れる白谷川の流れの、速いコトはやいこと@0@まるで、岩の上をすべるよう~~  滝流れですね。.*.*.*.ここから川をはなれて‘もののけの森’へと入っていきますよー。To be continued.... (以下次回) 雨森の遊歩道 にほんブログ村ポチよろしく   *・・地衣類とは・・* 菌類と藻類(シアノバクテリアあるいは緑藻)からなる共生生物。 菌類は自分では光合成ができないので藻類と共生している。 共生が大変高度なため、一体の光合成生物として扱われる。 成長は遅く長生き。大気汚染に弱く、環境の指標になる。

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