[WSカード個別評価(LB)]の記事一覧 | こりんとSuaraとヴァイスシュヴァルツ

“物静か”美魚

『“物静か”美魚』キャラカード,本・日傘レベル3,コスト2,トリガー1パワー8500,ソウル2【永】大活躍(相手がアタックする時、↓していないこのカードが前列の中央の枠にいるなら、かわりに相手はこのカードにフロントアタックする)【永】応援このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。とんでもないカードを引き連れて、カード個別評価が久しぶりに帰って来ました。おそらく、多くの方々がこのカードの意味不明さに度肝を抜かれたのではないでしょうか!?私も、これが何をしたいのか全くわかりません。「PRカードだから仕方ない」の一言で済ませればそれまでですが、それにしても酷過ぎます。私がこのカード個別評価で、今までに何度も言ってきたこと、「レベル3カードは、試合の流れを一変させられるような絶大な影響力の能力がない限り、(嫁以外)採用する意味がない」……完璧に無視ですか、そうですか。私は頭が悪いのだろうか…、本気で意味がわからない。大活躍で応援って…。『晴れ着の小恋』など、今までにもちらほらカードのテキストに食い違いが生じているものはありましたが、それのキワミですね。「大活躍」という能力自体、あまり使えないというのに、何故に応援!?しかも、修正値がたったの500って…。まぁ例えこれが、修正値1000や1500あっても使っていないでしょうがねwそしてパワーも、レベル3としては最低スペック。もちろんクライマックスカードとの連動もなし。間違いなく、史上最弱のレベル3キャラでしょう。ああ、なるほどっ!!『美鶴&アルテミシア』や『シャッフルタイム』の効果で前列から後列に追いやられても、腐らない為の応援だったんだね!!って、そんなわけあるかバーカwww

耳掃除

『耳掃除』イベントカードレベル1,コスト3,トリガー0あなたは自分の控え室のレベル2以下のキャラを1枚選び、舞台の好きな枠に→して置く。私が紹介するカードは、なぜか赤が多いような気がします。普段考えるデッキも、まず赤は外せません。それだけ私には、この「赤」という色が魅力的に見えて仕方ありません。これからは「赤マスターこりん」ということで、どうかひとつよろしくお願いしますwで、今回取り上げるカードは『耳掃除』。パックを剥きながらこのカードの存在に気付いたとき、「うはっwwwなんぞこれwwwダ・カーポオワタwwwww」なんて思っていましたが、よくよく見れば見るほど微妙な気がしてなりません。一昨日実際に使ってみましたが、少なくとも私はそう感じました。どこぞやのオルフェウスさんが証明してくれたように、レベル1の時にレベル2のキャラがフライングで暴れまわるのは、相手にしてみれば鬼畜なことこの上ありません。しかもこの『耳掃除』は、コストは余計にかかるものの、オルフェウスと違って手札のロスなしでレベル2キャラを持ってこれます。初手のマリガンやレベル0時のクロック、はたまたストックに置かれたカードがレベル1時には既に控え室には溜まっているでしょうし、特定のキャラはさすがに難しいかもしれませんが、とりあえずこだわらなければ「何か」は持ってくることができます。高めのコストも、ストックを司るエキスパンションであるリトバスなら、何とかなることだと思います。だったらどうして微妙なの!?1ターン酔うから??まぁ確かにそれもありますが、このカードの弱点は現在のリトバスの環境そのものにあると私は思います。おそらく皆さん発売日にリトバスのカードを眺めながら、真っ先にこう思われたことでしょう。「あれ!?『ゆず&慎』がいないだと!?」私もそう思いました。はっきり言ってこれは事件です。なぜかというと、レベル1以下のキャラの強制リバースカードがいないということは、今までMIXでもほとんど役に立っていなかった『“マスコット”クド』等のカードが、このリトバス単の環境においてはすさまじい威力を発揮する可能性が出てきたからです。更によくカードを見回すと、リトバスはレベル1圏の層が厚すぎます。たったの1コストでパワー7000とかいう『“筋肉馬鹿”真人』や、はまれば常時パワー8000の『“猫まみれ”鈴』、その他にも『“風紀の番人”佳奈多』などとにかくパワーが高すぎます。その上更に、+1000のクライマックスや『棗鈴』、『神北小次郎』等の超お手軽パンプが組み合わされば、平気でパワー10000近くまで到達します。そんな中でポンと単体で、寝ているレベル2のキャラを舞台に放り込んだらどうなるでしょう。高確率で食われます。パワー9000のバニラだって生き残れる保障はありません。そして、黄色お得意のバウンスもリトバスにおいてはレベル1がメインなので、コスト3も払って出てきたカードがいきなり手札に戻されたら、はっきり言ってもう終わりです。一応『耳掃除』を使うメリットとして、単純に高パワー・高ソウルで殴れる他に、レベル1から謙吾の起動型能力が使えるということが挙げられますが、別にここまでむきになってキャラを焼く必要もないかと思われます。後衛のパワー500なんて別にレベル2からの対処でも十分に間に合うと思います。MIXで『天枷美春』を相手にするとなれば、話は変わってくるかもしれませんが…。『耳掃除』を使うならば、後衛に『“ミステリックブルー”美魚』や手札に助太刀カード、自身が手札1枚アンコールを持っている等、なにかしらの対策が必要です。そして、相手のデッキに黄色が入っていて少しでもバウンスの匂いがしたら、そもそも『耳掃除』を使わないでクロックに流すという判断を下すのも重要なところです。まぁ、「じゃあこんなに面倒くさいカードなんて、そもそも使わなければいいのでは??」というのが私の意見なんですがねwさすがにコモンカードだったというところでしょうか…。

ロイヤルプリンセスパフェ

『ロイヤルプリンセスパフェ』イベントカードレベル1,コスト3,トリガー0あなたは自分のクロックを1枚選び、手札に戻す。このカードを思い出にする。正直に言って未だに一度も使ったことのないカードですが、残念ながらどう考えても弱いです。小毬には悪いですけど、ここは言いたいことをガツンと言ってやりましょう。「果たして1クロックの回復に意義があるのか??」おそらく最大の論点はここだと思います。一つ例を挙げてみましょう。今、自分も相手もクロックが5であったとします。ここで自分は1点回復してクロックが5→4へなるのと、逆に相手に1点のダメージを与えてクロックを5→6にするのとではどちらが有効でしょう??クロックの増減自体は前者から-1,+1と、変化量はどちらも同じ1なのですが、私は明らかに後者の方がよいと思います。なぜならば、当たり前のことですがゲームに勝つためには相手にダメージを負わせないといけないからです。いくら回復をしても、負けにくくはなるかもしれませんが、それだけでは勝てません。話は変わりますが、私はちょっと前まで「MTG」というカードゲームをやっていました。MTGでは最初は20点のライフからお互いにスタートし、それを0になるまで削りあうのですが、2006年の世界選手権でベスト4に入ったデッキに「殉教者トロン」というものがありました。これはひたすら回復を続けて、相手の手が届かないくらいの莫大なライフで敵を迎え撃つというコンボデッキです。世界の強豪がひしめく決勝ラウンドのある試合では、20点のライフがなんと346点にまで膨れ上がったこともあったそうです。ライフ回復もここまでくれば鬼ですねwこのことをふまえた上で、ゲームは違えど、本当に1点の回復に意味があるのでしょうか。もちろん答えはノーです。しかもそれをわざわざカードを1枚、ストックを3払ってまでやることでは絶対にないと思います。そのストック3で何ができるか考えてみてください。『主人公&タナトス』のソウルを+3でき、3点の追加ダメージが望めます。1点の回復と3点のダメージ、どちらの方が大きいかなんて考えなくとも分かります。このことは『クド&小毬』にも言えることだと思います。更に、トリガーが0なのも問題です。もしこのカードの変わりに、他のトリガーアイコンのついたキャラをデッキに入れていたならば、トリガーステップ時に追加ダメージがある上に、自身も殴りに行くことができますよね。どうです??1点の回復よりこっちの方がいいでしょ??クロックから1枚選んで手札に加える能力もあまり意味がありません。ストックを3払って最大6枚の中からカードを選ぶより、『かけがえのない仲間』でストックを2払って、30枚近くのカードの中から2枚選べる方が断然お得です。

“マスコット”クド

『“マスコット”クド』キャラカード,動物レベル1,コスト2,トリガー1パワー7500,ソウル1トライアルデッキ発売以前から各方面で話題になっていたカードです。何といっても最大の魅力はそのパワーの高さ。しかし、それゆえのコストの高さも全国のプレイヤーを悩ませることとなりました。個人的な結論を先に述べると、確かに強いカードではありますが過信は禁物だということです。たとえどんなにパワーが高かろうが所詮はソウル1、つまりレベル0のキャラが与えることができる打点と一緒なのです。場の制圧力は高いですが、それだけの話です。なのでストック2を払ってまで出すよりは、リトバス単なら『“エプロン”葉留佳』などのレベル1,コスト0のキャラでガンガン相手を殴り、豊富なストックでレベル2を迎える方がよいかと思われます。WSにおいて選局がガラッと変わるのはレベル2に入ってからですからね。このレベル1,コスト0の有用性に関しては、後日改めて書きたいと思います。同じリトバスのカードの『あめりかんな遊び』から『“マスコット”クド』に繋げるといった動きをよく見かけますが、これはあまりオススメしません。悪いと言っているのではありませんが、序盤から平気でストック3を消費するようなプレイングをしていては確実にレベル2でつまずきます。しかも返しのターンに『ゆず&慎』を出されたら最悪です。それでなくとも、相手がレベル2になればやられることが目に見えていて、さらに打点がたったの1のカードを、本当にストック3を払ってまで場に出す価値がありますか??ということです。これがクドに対して私が最も言いたかったことです。レベル1のカードなんて所詮は中継ぎ役であるということを忘れないで下さい。

“ミステリックブルー”美魚

『“ミステリックブルー”美魚』キャラカード,本・日傘レベル0,コスト0,トリガー0パワー2000,ソウル1【自】[このカードを控え室に置く]他のあなたのキャラが舞台から控え室に置かれた時、後列にこのカードがいるなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのカードをそのカードがいた枠に→して置く。俺の嫁の由夢には悪いのですが、ダ・カーポとリトバスのトライアルデッキに収録されているカード全40種の中で個人的に最も注目しているカードです。まずはその使いやすさです。レベル0なので色を気にせずどんなデッキにも入れられます。パワーも2000と後列キャラにしては高い方なので、『“最強の男児”謙吾』で落とされる心配もあまりありません。WSではストック3を支払えばキャラが控え室に置かれるのを防ぐアンコールというシステムがありますが、中盤以降のストック温存のためにも序盤は使いづらいことだと思います。しかしこのカードがあれば『体操着の由夢』や『“マスコット”クド』を中心とするレベル1圏でのせめぎ合いを、一歩優位に進めることができます。かなり大雑把にテキストを読み替えれば、これ一枚でストック3の代わりになるとも言えるでしょう。これでは『ミス風見学園コンテスト』の立場がない気がします。また4枚までしか入れられない自分の切り札の、5枚目以降と考えることもできます。つまり、相手に倒された『美春&音夢』などのカードは、場にもう一枚追加するより美魚で守ってやればその代わりになれるということです。その方が明らかに効率的ですしね。さらに、後半になると邪魔になりがちな他のレベル0のキャラに比べれば、コイツは最後まで自軍の戦線を支え続けてくれるスーパーマンです。『かけがえのない仲間』で拾ってくるのもいいでしょう。コストが0なのでそのまま舞台に出せますからね。この記事を書きながら、何が言いたいのか自分でもわからなくなってきましたが、とにかく使い慣れれば非常に強いカードであると私は信じております。

あたしたちが付き合おう

『あたしたちが付き合おう』クライマックスカードトリガー2【永】あなたのキャラすべてに、ソウルを+2。講習会に参加するまでは「クライマックスって割には、地味な効果だなぁ…」と初心者ながらに思っていたのですが、いざ使われてみるとかなり鬱陶しかったです。「まだレベル2だし大丈夫」などと余裕をこいていると、このカードが出てきて一気にレベル4まで押し上げられてしまう可能性があるので注意が必要です。ウィニーなどの比較的早い段階で勝負の決着をつけようとするデッキでは、キーカードとなるのではないでしょうか??状況にもよりますが、できれば自分のキャラが3体いる時に使いたいカードです。WSでは相手にダメージを与えることは相手のレベルを上げることにつながるので、使うタイミングにはくれぐれも気をつけて…