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カテゴリ:両親のこと
11月から 施設の父と直接面会できるようになりました。
と言っても、もちろんアクリル板を挟んで 回数も週一回、10分まで。 岡山県民に限ること、他県に出かけた場合は2週間空けること etc...etc... それでも ZOOMでなく直接面会できるのは嬉しいこと。 数えで白寿を迎えた父、 恐らく私の事は忘れているだろうし、1体1だと会話も続かないかもしれない。 なので最初は主人と2回、その後私ひとりで面会に行きました。 予想通り、父はすっかり私の事を忘れていました。 でもどこかで会った記憶はあるようで、 スタッフさんに「この人、だあれ」と 水を向けられて、父は 「わしの妹じゃ」と答えていました。 うん、36歳違いの妹も、悪くないかも 私ひとりだと会話は続かなくなるので、3回目からは写真を拡大印刷して持参しました。 私や兄、孫たちはわかりませんでしたが 父がまだ若い頃(出征前)の親戚や家族と撮った写真には何となく覚えがある様でした。 でも4回目の面会の時、 父の育てた山茶花の写真には関心が無く しっかり固く手を組んで目も瞑って、すごく緊張している様子。 試しに「知らない人だから緊張する?」と聞くと、コクンと頷かれてしまった・・・ 母の時もそうだったんですよね。 でも その時はまだあとに父が控えていたので それほど寂しいとは思わなかった。 だけど今回はとても辛かった。 本当に悲しくて涙が出ました。 父とは母の介護で同士のような存在でした。 母を想いすぎて色々やらかしてはくれたけれど、それでも 父のおかげで一人じゃなかった。 その父が私を忘れる(だけならまだ良い)のみならず、怖がって緊張していると思うと 無性に悲しかった。 いつかそうなるとわかってはいたんですけどね。 これから訪れる日と、そのあとの怒涛の日々を考える事務的で冷静な自分もいるけれど その日の感情に耐えられる自信のない自分がいる。 でも しっかりと頭を上げて、最後まですべきことを仕上げていこうと思います。 父にとって残された日々をただ暖かく穏やかに…そう願うばかりです。 面会、父のためにはいかない方が良いような気もするけれど その時々の「波」を信じて、また 会いに行こうと思います。 どこかで見かけた近所の人か妹・・・ 知らない人でも全然かまわないから、今度は笑顔が見られます様に。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.01 11:57:27
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