DAHON SPEED D8のインプレ|快適な輪行ツーリング用折り畳み自転車
今更ですが、DAHONのSPEED D8に乗ったのでインプレを書きます。折り畳み自転車でありながら快適で、輪行ツーリング向けの折り畳み自転車ですね。まず走り出して感じたのが、ハンドルが軽いということです。おそらく折り畳み自転車の構造から来るものだと思います。普通の自転車のフォークコラムよりも、折り畳み自転車のステムの方が太いので、モーメントが大きくなって回転させやすいのかなと。そのため慣れないと不安を感じます。しかしすぐに慣れるものです。ハンドルが軽いとはいえ、重心は低く、フレームも太いですし、ホイールベースもクロスバイク並みにあります。それゆえ直進安定性は十分にあります。これがもし16インチなど小さいホイールで(DAHON SPEED D8は20インチ)、ホイールベースも短かったら、直進安定性には不安があるでしょう。乗り心地に関してはクロスバイク並みかもう少しいいといったところです。さすがにMTBには劣ります。しかしホイールが20インチでタイヤの太さが2.0インチですので、エアボリュームもそこそこになって、クロスバイク並みの衝撃吸収性は実現できているのだと思います。剛性感はスチールらしい感じです。そこそこ剛性はあると思うのですが、スチールらしい粘りがあります。初心者の脚力でも優しいです。一方でこういう剛性感ですので、レーシングモデルのような反応性を求めてはいけません。あくまでもツーリング向けのいい塩梅と言ったところでしょう。柔らかくも硬くもなく、程よいいい感じです。加速は苦手ですが、ヤワイという感じではないです。一定ペースで走り続けるのには向いているでしょう。ちょっと気になったのが、平地、登りともに踏んだ割には進んでない感じがしたことです。特に登りで感じました。これはおそらくホイールが小さいからでしょう。だから踏んだ割には進む距離が短いな、もう少し進んでもいいのになと感じました。総じて言うならば、快適でいい自転車です。家に置き場がないけど、街乗りから輪行してのツーリングまでできる自転車が欲しいのなら、お勧めできます。初心者でも乗りやすいです。折り畳み自転車でありながら高価ですが、価格相応の性能はあると思います。