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コスメあら!?カルト??

2019/11/15
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さて、前回の続きです。

飲料水の場合を例にとり
水を販売するコストについて取り上げました。

例えばミネラルウォーターだったとしたら
この水はどこかの天然水だったりしますので
とりあえずその原価は
ほとんどタダと仮定して、話を進めましょうか。

でも、これには当然防腐剤も入っていませんので
雑菌がほんの少しでも混入してしまうと
腐ってとんでもない事になってしまいますね。

なので、これを容器に充填する前に
どこかで必ず滅菌処理をしなければなりません。

紫外線照射や加熱滅菌など
いくつかの装置・設備を使用し
無菌になったことを確認した上で
次工程へと進みます。

そしてこの水を容器に充填する工程では
菌が混入しないようにクリーンな環境で
クリーンな容器に充填包装
しなければなりません。

ということで、ここまでの工程だけでも
この水を殺菌するための設備
そしてクリーンな環境設備と工場
そして多数の工場人員が必要になりますので
こういったところに多大な経費
つまり、「生産コスト」が掛かっていることになります。

ただし、ここで考慮に入れないといけないこととして
飲料水のメーカーさんは販売数(生産数)が膨大ですので
これを数日で何十万本
もっといえば
何百万本もの数を一気に生産します。

ですので、全自動で一日に何万本も生産可能な
オートメーションの機械と設備を導入しているわけです。

だから、1本あたりの生産コストは微小で済み
中身の原価に加えた生産コストも
少なく販売が可能
になっています。



さて、ここで化粧品のお話に戻しましょう。

では、「水みたいなモノ」と言われてしまった化粧品を
仮にその通り、水だけで作ったとしたらどうでしょう?

まず、水は水道水をそのまま使うわけにはいきません。
純水(精製水)を作る装置が必要になります。

次に、これも飲料水同様に
殺菌しなくてはなりませんね。
同じような設備が必要になり
工程にランニングコストが掛かってきます。

そしてこれを、今度は容器に充填しなければなりません。
ここでもクリーンな環境設備と
工場人員が掛かってくることになります。

ここで課題が生じてきます。

「飲料水のように、一気にオートメーションで生産ができるか?」

化粧品を一日に何万本も生産することなどは
大手ブランドさんでもない限り
あり得ないですね。

となると、それぞれの工程で必要とされた費用は
生産される数で割り算したコストを
1本に乗せないといけない
ことになります。

これが
「水のような価格で売るわけにはいかない」理由の
ひとつですね。

これに加えて、中身は水だけではないので
中身の専用製造設備を使って
色んな成分を配合しなければなりません。
ここにはその設備費用だけでなく
人員もまた個別にかかってくることになります。

ここまで来て
さて「100均コスメの安さのヒミツ」の話題に及びます。

これまでのプロセスの通り
100均コスメは販売する数が膨大な数であるため
飲料水に近いコストで生産が可能
になるというわけです。

それにとどまらず
手にして裏返してみて頂いて

さて、生産国は?

さらには、しっかり防腐剤が入ってるので
滅菌は?

これらで、ずいぶんなコストカットは見込めますね。

というわけで
中堅ブランド以下のようなメーカーさんになれば
たかだか数千本から1万本ベースの商品。
100均コスメのようなコスト観で
普通の化粧品は到底作り得ない
ということになるわけです。

まして、国内のしっかりした生産工場では
このコストはなし得ない離れ業ですね。

そして、高付加価値の化粧品は
中身の成分や配合に各社拘りの処方設計を組み
加えて、新たな技術の製法や機械を組み合わせて
成分表記には出てこない、新たな化粧品開発を行います。

ここまで付加価値の高いコスメの価値観について
こと細かに書いてきましたが

ならば、1万円もするコスメの価値観は正しいのか?

まぁ、これについては私も
胸を張って「正しい!」とは
言えなさそうです・・・。

取り急ぎ、化粧品を「水のようなモノ」と批判することに対して
少し見方が変わって頂ければと思います。

え?
「なら、そのような化粧品は世の中に存在しないと言うの?」

えっと・・・
う~ん、と・・・

正確には
リアルでご質問下さい(笑)

では、また。

by.美里 康人


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Last updated  2019/11/15 08:30:06 AM
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