2004/11/02(火)10:42
南米大西洋岸の独特な渦の原因
京都環境議定書の次の開催地ブエノスアイレス
Credit: ESA, Envisat
南米アルゼンチンのブエノスアイレスが位置するプレート川は、毎年、約5700万立方メートルの沈殿物を川の上流から運びます。
この沈泥物の豊かな川の水がそれよりも澄んだ海洋水と混ざって、大西洋沿岸で特徴的な渦を形づくっています。
今日の地球画像では、ブエノスアイレスの大都市圏が、プレート川の南岸で、明瞭な灰色地帯として見られる一方で、ウルグアイのモンテビデオの中心地が、河口の北側上の少し薄めの別の灰色模様として見えています。
京都議定書の締結と実施に関する国際会議を今年主催するのが沿岸にあるアルゼンチンの首都ブエノスアイレスです。
議定書を批准するためにロシアの国会の決議が行われ、京都議定書はまさに最終的な影響力を波及し始めるところです。
ESAからの派遣代表団は、宇宙画像と計測データを使用して、ますます京都議定書を支持する姿勢を鮮明にしています。
一人蚊帳の外のアメリカ合衆国は、大統領選挙の結果次第で復帰かこのまま疎外されるかの岐路に立たされます。
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