挫折は人生の肥やし
浦和のお店を閉店してもう2年半が経とうとしています。今思うのは、本当にあの決断をして良かったということです。もちろんあの時は悔しかったし、悩んだし、苦しかったし、泣きたかったけど、もし赤字の店舗を今も続けていたら、100%の確率でコスコジはなくなっていました。大きな会社は違うと思いますが、ぼくらのような小さな会社は一店舗が赤字になるだけでもバランスは大きく崩れて、一気に会社が傾くからです。(それだけひとつひとつの店舗がギリギリ回っているという事でもあります。)だから閉めるかどうか迷っている時間が多ければ多いほど、危ない。僕にとってこの現実は大きな挫折ではありましたが、そういう意味で引き際よく、経営者としていい決断ができたと思います。分かりやすい成功体験は、基本的に他者との比較の話ですから上には上がいますしすごい奴はどんどん出てくる。また運の要素も明らかに高い。だから本当の自信にはなり得ないんですよね。本当の成功体験は「あのようなことから自分は乗り越えた」という挫折からの復活にあるように思います。それは究極に主観的ではあるものの、すごくリアリティを持って自分にも他者にも語る事ができるからです。苦しくても現実をまず受け入れて、その上でどうするか。人生はうまくいかないことばかりでもありますから、挫折は多少なりと今後の人生を生きるの肥やしになっていると僕は思います。