土屋文明の一首
今日は札幌に出て、マウンテン短歌学習会で、山本司氏の講義をうける。
土屋文明 『歌集「六月風」蓮を尋ぬ』 より
遠々(とほどほ)に風に吹かるるはなみれば心あくがるそのくれなゐに
昭和10年発表、文明の師である伊藤左千夫が東京本所茅場町の牧場をやっていた。その近くにある水辺の蓮を見て歌っている。だんだんと戦争などの危険な方向に行く社会のなかで、自分の気持ちをくれないの花に託して歌っている。前半で写実を歌い後半で心の実を歌っている。土屋文明らしい一首として感銘して講義を受けた。
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Sent: Friday, November 25, 2005 11:03 AM
Subject: 25日の日記