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お端折りと並んでうまくいかないポイントといえば衣紋ではないでしょうか?
浴衣はそんなに大きく抜く必要は無いけれど、程よく抜けた衣紋は涼しげで清々しいものです。 しかし、抜いたはずの衣紋が何でか知らんが詰まってくる、というケースはけっこう多いもので。 どうにか出来ないかなー?と思って試してみました。 1,着付けの間中、なるべく下を向かない。 これで多分8割方の人の衣紋は抜けるようになると思います。 下の図をご覧下さい。 衿から首の距離自体はそんなに変わらないのに、衿から背筋までの空間の広さに違いが出てしまいます。 また、猫背になると、衿から帯までの長さも長くなるので、相対的に衣紋が詰まった印象になってしまうのです。 終始背筋を伸ばすこと、下を見るときは首を突き出すようにうつむくのではなく、目線だけ下にやるようにすると良いと思います。 2,抱き幅合わせの後に、掛け衿を合わせて背中心を引っ張り、衣紋を抜く。 どんなに良い姿勢で着付けていても、抱き幅合わせの直後は衿が首に近づいてきます。 胸紐を掛ける前に、掛け衿同士を合わせて、背中心を引き、衣紋を抜きたい位置に戻しておいてやります。 3,胸紐を掛けてシワを取った後、しっかり空気抜きをする。 抱き幅合わせの後に胸紐を掛けるのですが、その時にもなるべく背筋をまっすぐに保ったままにしてください。 何故か紐を掛けると猫背になる場合が多いです。 タテ方向に入るシワについては、皆頑張って脇に寄せようとするのですが、背中の横方向のたるみには無頓着な場合が多いです。 背中のタテのシワを処理した後は、必ずお端折りを引いて空気抜きをします。 たるみがあればその分衿が詰まってきます。 引っ張るところは背中心から左右に8cm程度離れたところです。 背筋を伸ばしてぽんと軽く、親指の付け根のふくらみと、人差し指から小指までで挟む感じで引きます。 背中から空気が抜けて布地がぴったりくっつきます。 後ろ衿の形を鋭角にしたければ、背中心も引っ張ります。 引きすぎるとめいっぱい抜けてしまうのでご注意を! 4,肌襦袢の着付けに注意 肌襦袢、いい加減に着てませんか? 浴衣をどんなに頑張って着ても、肌襦袢がくちゃくちゃだとスッキリとはいきません。 肌襦袢もなるべくシワの無いように身につけること。 また、衣紋の抜き加減は肌襦袢で決まります。 衣紋のラインのちょうど真下に来るように着ると良い感じです。 背筋を伸ばしてレッツトライ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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