テーマ:野鳥好きっ♪(15698)
カテゴリ:バスティン好き!
このイラストについては詳しくバスティンが書いています。 この鳥はゴシキヒワ、オランダ語ではこれをブッタースといい水を汲むというのが語源だそうです。 名前が付けられたのは、この鳥がまだ籠の中で飼われていたことろのこと 籠の中にはひものついた装飾桶があって、カワラヒワはこの紐を使って水をかき出すように訓練されていたのだそうです。 ちょっとかわいそうな話ですね。 でもその後カワラヒワは保護されて、そんな芸をしなくてもお水を飲むことができるようになっているというから、ほっとしました。 この鳥といっしょに描かれているこの花 チーゼルかな?と思ったのですが、ナベナというマツムシソウ科の花で日本ではDipsacus japonicus Miq.絶滅危惧 こちらに花と実の綺麗な写真があります。 バスティンはこう書いています。 ≪ナベナのような野生の植物を庭に植えれば、冬にはゴシキヒワの訪問ねぎらいを受けることができます。 ゴシキヒワはトゲのある植物に精通していて、この植物が常にたくさんの実を結ぶことを知っています。 ナベナの球果はゴシキヒワが食べこぼすのを計算してこのような形をしています。 ナベナはドイツ語でカルデといい機織りの際に綿をほぐしたり汚れを除く道具として使われていたので、ドイツ語でこの作業のことをカルデンとかカルディーレンといいます。≫ ~花と鳥の四季より抜粋~ 植物と野鳥の関係はこうしてしばしば、バスティンの本に詳しく書かれています。 まさに共生している自然界の様子が手に取るように分かりますね。 野鳥はバードウオッチングで観察するだけではなく、こうして自然界での関わりを知ることが大げさに言えば地球を救うことにもつながるのかもしれません。 人だけが自然界での本来の大きさを越えて、巨大化してしまったこの地球で、自らの大きさを忘れることなく命をつなげている者たちから学ぶことは多いはずですが・・ バスティンのような観察力を、庭を愛する人たちがみんなが持ってくれたらと思い、こうして紹介していくことにしました。 ただ庭を愛するだけではなく、壊しては作る繰り返しだけでなく、自分で植栽しようが誰かにしてもらおうが・・・その庭という小さな自然界をよく観察して何かを学ばなくてはいけないと気づいている人も多いはずですから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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