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カテゴリ:犬の話
20歳の年の差夫婦の おだやかな生活は
子犬が やってきた日から 変わり始めた。 子犬と後々 楽に暮らして行く為には トイレの躾けを きちんとつけていく事が肝心だ。 子犬がトイレを覚えるまでは 抱っこ以外の 食事、運動、トイレを 子供が遠足に行く時の レジャーシートの上で教えると早い。 レジャーシートの上に トイレシーツを置いてやる。 何度もタイミングを見ながら シーツに載せてやる。 そこで 成功したら思い切り誉めてあげる。 繰り返していくうちに 子犬は 足裏の感触からもトイレを覚え 自ら 探して行くようになる。 彼女の家で実演をして教えたが なかなか 簡単にいかないようだ。 1日に何度も 悲鳴と供に実況中継入りの電話が入る。 「うわー また、床にオシッコした!」 「ひえー 靴下にしがみついてくるぅ」 とうとう 「お金払ってでもいいから 訓練所にいれよかしらん」 どうも 警察犬などの訓練所を思っていたらしい。 私も 必死の電話で声帯が のびてしまった。 そんな ある日の事だ。 いつもの様に彼女から 電話が入った。 様子が どうも変だ。 のんびりと くつろぎ世間話などを始める。 おまけに お菓子も食べながら話している様子。 問いただして 驚いた! なんと 彼女は押入れの上に隠れていたのだ。 少しの 隙間を開け 押入れの上で 大好きなお菓子を食べながら 隙間から 犬を眺めつつ電話してきていたのだ。 子犬は リビングをウロウロしていたらしい。。 私に その事を言うと驚かれると思って 何くわぬ素振りで 本人はいたようだ。 その様子を想像すると 驚きもしたが笑えてきた。 サークルに子犬を入れて ゆっくり お菓子を食べたら良いと言う私に サークルから出して欲しいと クーンと言われるのが辛かった。 お菓子も ゆっくり食べたいし でも 子犬の様子は見ていたい。。 そんな訳で自分が 押入れに入ったとカミングアウトした。 あれから歳月が経ち 彼女と マロンは 眼を見るだけで 互いの言いたい事が解るようになり お菓子も 仲良く互いの物を食べ 楽しく 暮らしている。 公園で可愛いねと 声をかけられる度に 「親ブタ 子ブタですわ」 と、ご主人は今も言っているらしい。 誰もが 言葉につまるのが面白いらしい。 今では 夫婦にとって かけがいの無い 家族にマロンはなっている。 おっとりした性格の 優しいマロン。 いつまでも 元気でいてね^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 9, 2005 09:38:23 AM
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