最強婆さんは７人兄弟の上から３番目。女１人。
　　その弟の子供達、すなわち私の従姉妹は、まだ若く独身が多い。
　　その中の１人の従姉妹から昨夜メールが来た。

　　　横浜に住むミグ（仮）んちは　ダックスを飼っている。
　　犬の話かと電話をする。少し心細そうな声？？どうした？
　　彼氏がペット関係の仕事をしているとの事だった。

　　　ブリーダーさんのきちっとした所を探しているらしい。
　　わかった。話をしておくから・・と。
　　頭に善の方のブリーダーさんの顔を浮かべる。

　　　しかし何か声が　頼りなげ。
　　彼女は　両親に大事に育てられた叔父の自慢の娘。
　　この叔父、婆さんの弟の中で私も１番好き。

　　　よく私が小さい頃は　可愛がってくれた。
　　この娘が生まれる前の　叔母とのデートにも付いて行っていた。
　　優しくて、ひょうきん者の叔父と美人の叔母から生まれた娘。　

　　　幼稚園から大学まで　芸能人の子弟も多く通う学校に行き
　　ドイツにバレエの留学にも行った子。
　　今は、劇団に入って頑張っている。・・はずでは・

　　　話をしてくうちに何となく様子が解ってきた。
　　急に妙に明るい声で　「家を出たの～」・・えっ・・
　　どうも、その彼と暮らし始めたらしい。

　　　親戚にはまだ言ってない。って事は
　　同じく関東方面に生息する　私の従姉妹達は知らないって事だ。
　　もちろん、私達の姉貴の様な存在の従姉妹ボスも知らないな～

　　　ただ両親は知っていると聞いて少し安心した。
　　この子を本当に大事にしてたのを知っているから。
　　　　彼女が小さい頃の叔父の口癖は

　　　「美花（私）、変な事教えないでよ～
　　　　　　　　　　　ミグは温室育ちなんだから～」

　　　いつも目を細めて　笑って言っていた。
　　
　　　どういう事情で家を出たかは　聞かなかった。
　　　　　もう大人だし、２人で決めて進みだしたのだから。
　　後は若い２人が力を合わせて　切り開いて行くのみ。

　　　彼とは将来、結婚するようだ。
　　一応、年齢だけ聞いた。２つ下の同じ学校仲間らしい。
　　前から知ってると思うと　又、少し安心した。

　　　私の友達も中学の同級生と２人結婚している。
　　珍しく同じクラスから２組の　夫婦が誕生したが
　　この２組、今でもすこぶる仲が良く助け合っている。

　　　最初の心細げな彼女の声は　カミングアウトしたせいか
　　元気な声に戻っていた。彼が今も側に居ると言う。
　　その彼も、今からの生活に希望と不安も感じているだろう。

　　　男の人は大変だ。ぜひ、これからも荒波を乗り切って行って欲しい。
　　そして、我が親族の可愛いアイドルを
　　　　どうか、大事に大事にしてあげて頂きたい。

　　　２人とも身体には気をつけて。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仲良く新生活、助け合って頑張っていってほしい。
　　また協力できる事はするからね・・

　　　　　　　　あぁ若いって良いなぁ～懐かしい～
　　　　　　　　　　　　　　　　白馬の王子様現れないかな～（爆笑）