2007/11/05(月)16:47
奈良日和*ちょこっと辛口正倉院展
10月28日 午前9:20
時間はたっぷりあります。
躊躇していた「正倉院展」を軽くのぞくことに決定。
シルクロードの最終地点と言われる正倉院の御物は
誰ひとり否定することのできない宝物なのです。
世界の至宝ともいわれていますが、
黒山の人だかりの頭の隙間からやっと
見えたと思えば破れかぶれの布!
アチャ~と、ため息がでるのも事実です。
が、
もちろん、驚嘆のため息がでる
展示品があるのも確かです。
羊木臈纈屏風
ひつじきろうへちのびょうぶ
金銀平脱皮箱
きんぎんへいだつのかわばこ
花氈(かせん)
フェルトの敷物
↑フェルトの技法ということなのですが、
いったいどうやったらできるのやら!
*
マムは以外と思われることでしょうが
書蹟を見るのが好きなので
一糸乱れぬ、品格のある「四文律」という
写経の巻物に惹かれました。
気品ある書蹟に出会いマムは書を
たしなむ母にみせたいと、
ふっと思うのでした。
奈良にきて母を思うとは不覚です。
日曜日ということもあり
館内は大混雑で暑くって、
人ごみが苦手なこともあり
マムはお手上げ状態です。
緻密で精緻な工芸品をせっかく
展示するのだから、もっと見せ方に
工夫をこらして欲しいし、会期を
もう少し伸ばして欲しいものです。
ゆっくりと一点一点を観、
堪能したいものです。
ベビーカーに乳飲み子を乗せ、
幼児を二人連れたファミリーが
もみくちゃになっていたりと、
なんでこのようなところに、
子供を連れてくるのかな~と
いぶかったりもするマムです。
*
但し、少子化のおり3人の子持ちは偉い!
長蛇の列、待ち時間一時間、
・・・とアナウンスがながれますが、20分も
せず館内へ。人いきれにめまいをさえ覚える
マムは軽くながして館内滞空時間20分でしたっ。
学術の徒なら満足する展示と思うのですが
マムはいつもちょっと不満の残る
小出しの正倉院展です。
さあ、興福寺へいきましょう。
この秋の興福寺はすごいことになって
います。
南円堂・北円堂 特別開扉
乾漆八部衆立像一堂公開
そして、
本邦初公開の秘仏公開
ワクワク、胸の振り子が
大きく揺れるマムです