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 マムの素 *             青カバ・ウィリアムはかく語る

マムの素 * 青カバ・ウィリアムはかく語る

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2012.01.22
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カテゴリ:京都
1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺道→銀閣寺
→永観堂→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム

・前編 重森三玲・



松尾大社の三神像はとても有名です。

平安初期のもので保存状態もとてもよく、

ご神像界のスターといっていいかも。


去年の5月にはテクテク大分の奈多海岸まで

ご神像をもとめる旅にでましたが、

今回はここ、松尾さん。




2011年05月03日_DSC_0540八幡奈多宮の元宮である市杵島
  <大分県 八幡奈多宮の元宮、市杵島>




お仏像さんは誰でも知っていますが、

ご神像を知っている人はなかなかいません。



「神様ってかたちないんでしょ」

とか、

「神様って自然にいらっしゃるんでしょ」

とか、

「大木でしょ」

とか、

「鏡でしょ」

とか、トントン。



すべて正解です。





本来、日本の神様は自然界においででした。

そこへ仏教がはいってきたわけです。

この二つを共存させるために、

神と仏を同体と見て一緒に祀る、

神仏習合という信仰のかたちを

作りだしました。



「本当は私は仏教の仏です(本地)が、

日本では神道の神としてやってます(垂迹)」。

これが「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」です。


多分にご都合主義的ですが、仏教自体が

ヒンズー教の神様をとりいれて

土着の宗教と共存共栄をはかって流布されたわけですから

このことに目くじらをたてることはなかれ。



このおかげで、いろんなお仏像やご神像ができたわけですから。



ああだ、こうだで、仏像があるんだから神像があってもいいじゃないか!

って考えがでるのは当然のなりゆきです。






と、かなりかなり端折りましたが、

神様は日本の徳の高い方々に降りてこられて

人の形になられたのです。




そういうわけで、実はご神像はお宮さんやら、

お寺さんの守護社に安置されています。



東大寺には僧形八幡神さんがおいでですし、

薬師寺には三神像が休ケ岡八幡様に、

八幡奈多宮にもたくさんの神様がおいでです。

2011年05月03日_DSC_0449
  <應神天皇におりてこられた神様 奈多宮所蔵>




さてこの松尾大社の宝物館には十八体の

ご神像が一挙に安置されて公開されて

います。

秘仏(秘神?)扱いが多い中、

常時一般公開がされているということは

珍しく、ありがたいことです。



2012年01月08日_DSC_0320曲水の庭




三玲の庭を左右に見ながら

神像館へとすすみます。







入るとすぐにガラス越しですが、

有名な三神像鎮座されていました。


もったいない、というのがまず

脳裏にうかびました。


それから、あられもないのですが、

「大きい」。

思わず呟いてしまいました。










IMG_NEW_0006松尾大社 ご神像
<男神像老年 大山咋神オオヤマクイ>





IMG_0002_NEW_0002松尾大社
<女神像 市杵島姫神イチキシマ >






IMG_0001_NEW_0003松尾大社
<男神 壮年>






この三神は非常に威厳があり

戸惑いあるいは畏怖さえかんじます。

特に、老年の大山咋神は

お仏像にみられる慈しみはなく、


「自然界をつかさどる厳父」

にたるご様相です。


女神の市杵島姫神はお仏像の特徴である

ふくよかさ(おおらかさ)をしめす

首に三道があり、なぜかしら体は正面を

お向きですが、お顔は右をむいておいでです。


ご神像については、まだまだお仏像ほど研究が

すすんでおらず、説が百花繚乱です。

この市杵島姫神は弁財天さんでもあるという説も

あり、この松尾さんの姫神さんの頭頂は弁財天

をあらわす蛇、蛇が口をあけている様子という

説明もあります。




神神神。

とにもかくにも十八体一挙におでましは、

壮観の一語につきます。






IMG_0001_NEW_0004 IMG_0003_NEW_0001松尾大社 IMG_0003_NEW_0002






残像というか余韻というか、

なんともいえぬ思いを背負い

神像館の裏手の登拝口にまわります。








2012年01月08日_DSC_0326磐座(いわくら)



巨岩が地より湧きでているかのような

神、磐座への入り口は、日は少しも

陰っていないというのに薄暗くて

湿り気をおびており、

さすがのマム号も一人では無理だと

みてとりました。





2012年01月08日_DSC_0327




結界をしめす勧請縄です。




2012年01月08日_DSC_0328



残念ながら

入り口からのぞめるのはここまでです。

いつかの日か、境内で誰かをひっかけて

登拝してやる・・・っと誓うマム号です。




テクテク歩いていくと




2012年01月08日_DSC_0330松尾大社



松尾山から流れる霊亀(れいき)の滝と

御手洗川、滝御前社。



2012年01月08日_DSC_0333



下って行くと、

2012年01月08日_DSC_0338



霊泉の亀の井。



2012年01月08日_DSC_0336


お口に濾過紙をぶらさげられた

亀さん。







2012年01月08日_DSC_0304






ということで、

松尾さんをぐるりと一周。



ご神像は圧巻でした。


う~ん。。。

よかったぁ。







時間は4時30分。



さて、奈良に行きますかっ。

ゆっくり休んで明日は、

山の辺の長岳寺、不空院、東大寺ミュージアム

をまわります。


2012年01月08日_DSC_0350


                                   つづく

*掲載の画像および文章の転載を禁じます


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Last updated  2012.02.09 20:07:50
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