|
カテゴリ:パッション
1973年のピンボール 村上 春樹
春樹の原点。再読にも最適! なぜだか解らない。 が、僕はこの小説を三回か四回読んでいる。 ただ単に、ゲーセンでピンボールをやることが多かったり、 W村上世代だったから、ってので薄い本を選んでいるだけかもしれない。 だが、この”ワタナベ”だったと思うが、主人公は僕の知る限り、 殆どの主人公でおそらく著者の等身大をうまく投影させる。 演劇科卒でジャズ、翻訳……。 男として、日本では受け入れられない、が会社社会ではなく小説家。 としては超一流だった。カレを何となくだが、嫌いではなかった。 のが、再読の理由かもしれない。 ただ、当初は珍しく、たまたまではなく最後に ”捜し物が見つかる” というハッピーだがちょっと郷愁の残る、作品だ。 個人的な(自分にしかない秘密めいた、理由亡きという意味で)ハードボイルド小説といえるのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年01月11日 17時11分33秒
コメント(0) | コメントを書く
[パッション] カテゴリの最新記事
|
|