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中学生の頃、学年集会というものが、格技場というところで催されておりました。
私も背が高かったので、当然後ろの方で、隣には学年一背の高いシモケくんが座っておりました。 学年集会は静かに先生のお話を聞くというもので、みんな下を向いて、話を聞いているのです。 静かでした。 プーーーゥ。 ちょっと、知らない間に、お尻の穴から、プーが、プーが出てしまったのです。 下はフローリングなので、お尻を動かすと、鳴るような、そんな感じのプーでした。 だから、みんなから責められたら、プーじゃないよぉって言い訳するつもりだったのです。 集会が終わって、当然のように、プーを責められるかと思ってドキドキしていたら、 「おいーーーーーシモケ、屁すんなよなぁ」 「そうだよぉ。シモケ、笑ったじゃんか」 私のプーは、何故かシモケくんのプーに変わっていて。 結局はシモケくんがプーをしたことになってしまったのでした。 大人しいシモケくんは、きっと誰のプーかを知っていたのだけれど、その時も、それからも、一言もそのことに触れはしなかったのです。 多分、どんな男の子よりも、彼は優しかったのだと、今でも思い出します。 あぁぁぁぁ。シモケくん、ごめんなさい。 今なら、懺悔できますけど。 もう、どうでもいいわよね。 あの時はありがとう、シモケくん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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