2011/10/04(火)11:27
ドル高
最近2カ月間ほど、円に対するドル(ドル円)は76円付近をウロウロし、いつまた史上最高値75円台に突入しても不思議ではない状態だ。
さて、今はドル安でしょうか、円高でしょうか。
円とドルだけを見ていては、分かりません。
ドルが他に色々ある通貨に対して高いのか安いのかの見る指標として、ドルインデックスというのがある。(算出法はよく知らないが・・)
これを見ると
最近のドル安は今年の4月から8月半ばまでで、
そこから、一ヶ月強で 約8%上昇している。
急激なドル高で1年前のレベルに戻している。
東南アジアの国々など世界各国の通貨は、急なドルに対して自国通貨安による弊害がでているようだ。
ところが日本円は、ドル高でありながら、更にそれ以上の円高というわけ。
円に対する各国の通貨は、大体1年前のレベルだが、
・ユーロ:101円、一時100円台。10年ぶりの安さだそうだ。
・英ポンド:118円。かつてこんな安いポンドはあったのだろうか。
どうして円は極端に高いの???
oyajiは何度もあちこちの説明を読んでいるが、不思議だ。
いつも「安全資産への逃避」という言葉が出てくる。
日本は世界トップレベルの安全な国という評価かな?(Kidding)
金利がゼロだから、金Gold並みに安全ということ?(冗談じゃない!)
スイスフランも安全資産とされ、フラン高になっていたが、ユーロと固定相場みたいにするなど、スイス銀行の強硬な姿勢を打ち出して以来は、フラン安になってしまった。
米ドルは今でこそヨレヨレだが、以前は「有事の時の米ドル」と言われていたらしく、どこかで戦争などが始まるとドル高になったらしい。
そこで、ヨーロッパが危ない、世界株安だ、どこも経済が落ち目だとなると、資金はどこへ行くか。
やはり一番安全なのは金か、中国の人民元も値上がりしているがあそこは国自体が怪しい、日本円は買いすぎて76円を切ると為替介入で下げられる。
・・・・とりあえず 米ドルか。と、こんな構図何でしょうか。
リーマンショックの時、まず各国の通貨が下落、ところが円は下がらず上昇。
更に世界が落ち着いてきたら、今度はドルから円へ資金が移動したのではなかったか。
あれ以来、円は上がり続けている。
この先、またドル離れが起きれば、同じように円高は「もうどうにも止まらない」なのだろうか。
「リンダ、困っちゃう」