マイナーな生活 by c-oyaji

2012/01/31(火)16:16

円高の記録更新か?

為替(57)

先日の予想通り、この1週間で急激に円高が進んでいる。 (この状況をドル安だなどと言う人はいないだろう。) 昨年の大震災直後、円が一気に買われて1ドル、76.37円を記録し、大騒ぎをしたものだが、今現在それを越えて76.2円付近にいる。 10月末に史上最高値となった75.56円を越えるのは今日か今週中か? 10月末には、日本単独で為替介入し78-79円に戻し、しばらくはそこを維持したのだが海外から批判的な発言で、元に戻ってしまった。 もっとも、批判する国は介入なしで自国の通貨を安く誘導しているのだが。 やはり友愛をモットーとする方々には自分の国を守る認識に欠けているのでしょうか。 通貨が高くなっている日本の状況はどうなのか。 貿易収支は12年も赤字継続の見通し、輸出回復しても輸入増加 31年ぶりの貿易赤字、円高や経済不安で輸出は減り、原発の停止で燃料は大幅に輸入増加、原油の価格も大幅に上昇している。 月完全失業率は4.6%に悪化、有効求人倍率は上昇 失業率は増加、これが米国の発表だったらドルが安くなっているのだが日本の発表は為替に関係ないらしい。 平成22年基準 消費者物価指数 全国 平成23年12月分  (1) 総合指数は平成22年を100として99.4となり、前月と同水準。前年同月比は0.2%の下落となった。  (2) 生鮮食品を除く総合指数は99.6となり、前月と同水準。前年同月比は0.1%の下落となった。  (3) 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は98.6となり、前月比は0.1%の下落。前年同月比は1.1%の下落となった。 相変わらずのデフレ、ここのデータをみると昨年1年間物価が前月、前年より0.3%高くなったことはないほとんどの月がマイナスである。 中身をみると生鮮食品、家具家事用品、教養娯楽などは大きく低下している。こういったものを切り詰めていると言うこと? 値上がりの激しい光熱費を除くとデフレは更に大きいことになる。 しかも、このデータは安売り店や安売り商品は反映していないと言うから、実質の家計は相当切り詰めているということか。 デフレが進めば働く人の収入も減る。(年金支給額も減る。) 景気がいいとはいえない、なのに円が買われる。 イスラム教では、利息などで儲けることを認めていないという、それに正反対なのが欧米の金融業界、対立するのも無理はない。 為替相場は市場が決めると言うが、違う、金融緩和で巨額のお金を持ったヤカラが明らかに操作して更なる巨額の利益をあげている。まじめに商売、モノ作りをやっている人たちの障害だ。金融と言うのは働くものの影になって手助け、バックアップすべきなのだが・・・

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