2012/02/15(水)08:53
白川君よかったねー、2月14日の発表の結果
昨日の金融政策決定会議の結果、多くの人にサプライズを与えた。
oyajiも昨日のブログで
”しかし、今日の結果は期待を裏切るだろうと大多数が考えている。
日銀が円高・デフレ対策をするだろうと考えれば、今頃はドルは高い方へ(円安に)
動いているはずなのだが、全く逆である。”
と書いたのだが、
oyajiどころか、殆どの人を裏切ったサプライズである。
この数年でこれほど日銀発表が注目されたのは初めてではないですか。
おかげで、為替、株価、債券相場にいい影響を与えたようだ。
ドル/円は
発表前に77.6円だったが、発表直後にMax78.2円まで上昇。
その後落ちたが、夜のニューヨークでそれを越え、朝現在78.5円。
前回、9兆円の為替介入直後のレベルまで円安が進んでいる。
今回、サプライズは2つあった。
1.oyajiのように、何もするわけがないと想像していたの裏切り、
10兆円の債券買い取り。
これは今まで日銀がガンとして、実施を拒否していたこと。
2.そして、発表内容が全く外部に漏れなかった(らしい)こと。
これまではいつも財務官僚か誰かは知らないが発表前には世間に知られていた。
・物価目標1%は従来と言葉が変わっただけで大きな違いではない。
諸外国は2%を打ち出しているのだから、やっぱり・・・ぐらいである。
ここへ米国FRBと同じく2%を打ち出せば、どえらいサプライズになっていたのだが。
金融緩和の強化について
2012年2月14日 日本銀行
この中の一文を引用すれば、
”3.わが国経済は、海外経済の減速や円高の影響などから、横ばい圏内の動きとなっ
ている。一方、わが国の金融環境については、緩和の動きが続いている。物価面で
は、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、概ねゼロ%となっている。”
マスコミも政府でさえも、物価上昇はマイナスだと認識しているのに、
当の日銀はゼロ%だ(=デフレではない)とここでも主張しているくらいだから。
米金利上昇なき円安の持続性に疑問符、日銀緩和効果は限定的か
さあどこまで効果があるのか、実際にデフレは解消され、
一般企業・人の給料は上昇するのか。
これだけで終わってはいない。
日銀、官僚達の給料に見合った仕事をしてもらいたいものだ。
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