マイナーな生活 by c-oyaji

2012/12/01(土)21:01

豆腐の原料

day dream(29)

豆腐は実にいい。 情けないことに、最近、長年歯を酷使してきたおかげで、そうとうガタが来てしまったoyajiには食べやすい。 寒い日の鍋物には欠かせない。 豆腐の原料は?今日食べた豆腐の容器をみると、「丸大豆」 丸大豆とは何でしょう・・・最近TVでやっていた。 大豆には丸いのと、細長いのがあってその丸い方のことだな(oyajiの直感)。 ブッブー、間違いです。 大豆まるごとだから丸大豆、大豆からダイズ油を絞りとった残りが脱脂加工大豆だそうだ。 我が家の醤油のラベルには「脱脂加工大豆」と書いてあった。 そして「丸大豆」「脱脂加工大豆」の後ろに書かれているのが「(遺伝子組み換えでない)」という文字。 実は最近この「遺伝子組み換え」の意味を教えてもらったのだが、それまではこんなイメージだった。 「遺伝子をいじくって、寒さや病気に強いとか、収量が多いとか、味がいい、粒が大きいなどの品種を作ったのかなー」 ところがそうではない。 メインは、除草剤に強い遺伝子に組み替えているという。 発想は 大豆を植える--大豆と一緒に雑草が生えて養分を取られる、収穫の時に雑草が混じる--雑草を取るには手間がかかる--手間をかけずに除草剤を播けば、大豆も枯れる だったら、雑草だけに効く除草剤を開発するか、除草剤に枯れない大豆を開発するか。 出来上がったのが 除草剤耐性遺伝子組み換え作物 この種を播けば、雑草が生えたら除草剤で雑草を枯らしても、大豆は枯れない。 チョット待って! 除草剤は、雑草にも、大豆にもたっぷりかかっていると言うことか。 そんなもの、人や動物が食べてもいいのか? 直ぐに分解するから安全というが、本当?100%分解はありえない。 分解したものが安全といえるの? 当然、大豆もこれを吸収しているはず。 除草剤と遺伝子組み換え作物は「ラウンドアップ」と「ラウンドアップレディ」の組み合わせが有名だ。 ラウンドアップの成分は「グリホサート」; グリホサートイソプロピルアミン塩 (glyphosate-isopropylammonium)、Chemical Abstructs名 N-(Phosphonomethyl)glycine, isopropylamine salt、IUPAC名ではイソプロピルアンモニウム N-(ホスホノメチル)グリシナート (isopropylammonium N-(phosphonomethyl)glycinate) イソプロピルアミンと有機リン酸の塩になっている。 確かにダイオキシンやPCBのような塩素系ではないが、有機リン酸といえばその昔、oyajiが子供の頃、パラチオンが田んぼで使われ、それを播いた田んぼには近寄るなと言われたような・・・ その後、パラチオンは急性毒性や発がん性で使用禁止になってしまった。 どのような薬品であれ、天然に存在しない薬物に浸された作物は食べたくないね。 食べたい、食べるものを沢山作りたい、手軽に作りたい、と、欲望をかなえるための人間の知恵なのだが、でもねー 人間が知恵を持ってからは(イブが食べてはいけないリンゴを食べたからなのか)、破滅への道を進んでいくしかないのでしょうか。 3大欲が5大欲に増え、それぞれの欲望を満たすための知恵もある。 そうすれば欲望が膨らんでいく、やがては神の領域にまで手出しをする。 それも猿の浅知恵で。 ラウンドアップレディ大豆にどんな落とし穴があるか未知。 山や崖を切り開くためにダイナマイトを作れば、それを戦争に使う。 E=mC2:質量が減少すれば、その分が膨大なエネルギーに変換することを発見すれば、そこから原子力、原子爆弾が作りだしてしまう。 お腹が空けば、食べ物を取りに行くが、なければ人のものまで奪ってたべるか、自分で作り出すか。知恵があるから作り出すことができるのだが、作り出し方がドンドンエスカレートしてく。 もう止められないし、止めると誰かが飢えてしまう。 人は行きつくところまで行きつかないと止まらないのか。レミングの破滅への大行進だ。 ただ、行進を抑える知恵、立ち止まる知恵もあるはずなんだが。 欲、強欲、Greedを求めている限りは無理か。

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