私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

2008/08/11(月)11:59

八月の鎌倉

旅行(19)

花火を一人で見に行く友達がいるの。 すごいよね~!! って話を新宿行きのバスの中で姉にした。 姉は無言だった。 だから、 えぇー!!!って思ったでしょ~!? 私もね~・・・・・ って間髪入れて喋ったら(多分、その間コンマ8秒くらい) 「これから鎌倉に一人で行こうとしてるあんたに、その友達も言われたくないと思うよ。」 って。 ジャブとか飛ばして、右ストレートが来た。 ひ、一人花火より、いいと思うよ・・・・って反逆の声は 「次は終点の新宿西口です。ご利用ありがとうございました」 っつー機械の音声に掻き消された。 さてと。 マリンブルーの風に抱かれたいーって思って。 小田急線に乗ってやってきました。 鎌倉っつーか江ノ島からスタート。 あっや、あの、あれですよ。 江ノ島付近の海なんですよ。ほんと。 もちょっと、駅近くは人でいっぱいだったんですよ。 もう、みんなキラキラしてた。 女は小麦色の肌でビキニですよ。 コマネチもびっくりっつービキニ。 目のやり場に困るっつのね。 男だってねーそんなTシャツなんつーものは着てないの。 そんなん着てた日にはね、 おめぇ、それ必要?とか言われちゃうから。 基本半裸。 目のやり場に困るっつのね。 もうね、そそくさとその界隈、抜け出しました。 水着持ってないからーってオーラ出して。 海は見るものだからーって悟った顔して。 闘牛のように、ずんずん歩いてたら こんなね、ちょっと、さ、寂しい海辺に来ちゃったんですよ。 でも、まあね、やっと前向いて歩けるーって思って、 砂浜に降りて、歩きました。 ほんと、ラクダっぽく。 すげぇ歩きにくかった。 歩く度に砂巻き上げて ちょっとした犬の用足しの後みたくなってた。 せっかくだから波と戯れたいーって思って ドラマのワンシーンっぽく足だけ漬かってみた。 その後が大変だった。 歩く度に、濡れた足に砂が付く。 もう、足が塗り壁っぽい色になってた。 あちゃーって余所見してたら なんか、ワカメ地帯に入って、足に絡んでた。びびった。 そこの部分の波は押し寄せる度に どっからかワカメを持ってきちゃうみたいなんですよ。 売れそうだった。ワカメ。 やっぱ、海は見るものだなーって再確認。 や、ね、そりゃ私だって 波乗りジョニーに肖って 波乗りアサーミとかになりたいけどさ、 やっぱ、その前にスイミングスクールとかに通わなきゃいけないなーって思うと 流石に、チビッ子に混ざって、ターンの練習とかはちょっとないなーって。 「おばちゃん、どーして大人なのに、スイミングスクールくるの?」 なんて無邪気に言われた日にはねぇ。 こっちも無邪気にデコピンくらいしちゃうかもしれないじゃないですか。 つことで、一路鎌倉へ。 長谷寺辺りから あれ!?ってのはあったんですよ。 ちょっとさっきより雲行きが怪しいんじゃないかって。 急に急ぎ足。 つうより、逃げ足。 ちゃちゃっと長谷寺堪能して 鶴岡八幡宮。 着いた頃には、ゴロゴロしてた。 取り合えず、写真写真って携帯出して取ったんだけど・・・・。 焦ってたにも程がある。 完全にメインが摩り替わってる。 後でまじまじみて、よくよく考えたけど、 この人、やっぱ知らない人かなーって。 と・・・友達・・・・じゃないなって。 これだけが 今回の旅の心残りです。 つうか、一人旅、やっぱいいじゃない。 一人花火もいいじゃないって 今度友達に会ったら言ってあげようっと。

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